緑の街の水先案内人

都城市で緑の街の水先案内人として移る日々を写真と日記で綴ります。

傍聴席は市民席

2009年06月16日 17時11分01秒 | 都城市政
6月16日(火) 

さっぱりとした初夏の一日、雨が降らなければ夏の気候、そろそろ半高齢者夫婦、こんな日は洗濯日より、「何か洗うものが有ればすべて出してと」、朝の言葉はこうです。さてさて、大人の教室、都城市議会傍聴席、さあ本日のトップバッターは日本共産党・来住一人議員に始まります。いそいそと都城市議会へ向かいます。前列中央の傍聴席に座して周囲を眺めますと市議会場はほぼ全員着座状態。パソコン置いて筆記道具とメモ帳を置いて手すりが机代わり。



足掛け三年の傍聴になりますと、毎度の事ながら、この傍聴席で何か違和感を感じるものがあります。はて、何か?市議会場は執行部席と議員席、それに後部記者席、二階部分に傍聴席があります。傍聴席は四八席でしたか、椅子が三段にわたり並んでいます。そう、今の傍聴席は椅子だけです。
例えば、六月定例会一般質問は六日間で二九名の議員諸賢が持ち時間一時間にわたり執行部との質疑応答に入ります。二九名全員の一般質問を拝聴しますと朝十時から昼食を挟んで午後五時まで及び、合計で六日間の二九時間になります。



座して二九時間も傍聴する事は並大抵ではありません。そう、傍聴席に対する考え方が、すでに時代にそぐわなくなっておるのです。机と椅子がある記者席ですら大半が無人状態です。それはそれとしても、市議会を市民が熱心に傍聴するならば傍聴席に椅子だけでなく机が必要です。ただ端に傍聴して良かったの時代は過ぎ去っているのではないか?この辺に認識の差があり市民の傍聴が増えない遠因が有ります。どうでしょう?



議員諸賢が休会中に調査された事が一般質問内容に繫がってますので、傍聴する事で市民として大いに市政状況が把握できます。そう、傍聴席と名づけるから紛らわしいのであって、今の傍聴席を市民席と名付けますと、そこから発想が変化してくるのではないか。今の一般質問をノンベンダラリとは申しませんが、傍聴者と言えども如何に市民の参加を増やすか?大いに検討すべき事柄ではないでしょうか!



本日、拝聴しました議員諸氏の質問内容を列記します。
来住一人氏(日本共産党)
・「島津資料館」建設について
①経緯と問題点
②「島津資料館」の活用と経緯について
③都城歴史資料館の今後について
・いわゆる「官製ワーキングプア」について
①臨時職員の現状について
②指定管理施設の現状について
③「くえびこ山田」の現状について
感想:ベテラン議員の質問に対して市執行部の不勉強でしょうか?底の浅さが目につきます。「官製ワーキングプア」に至っては自民党長期政権の弊害がここまで及んできたかと言う感想です。



橋口浩太郎氏(向志会)
・市民生活の向上につながる経済対策
①本市の経済状況に対する認識
②55サポート予算の執行状況
③国の経済対策を受けた本市の取り組み
④市職員等の期末手当削減に伴う本市経済への影響
⑤市独自の景気対策
・都市景観の形成と緑の保全
①まちづくりに都市景観条例が生かされているか
②街路・公園・公共施設の樹木の維持管理経費
③公園学校等の緑の保全は十分か
④市街地の緑化の取り組み
⑤景観づくりに向けた全庁的な体制の構築
感想:都城市では公園樹にしろ学校樹にしろ、良く大木ばっさりと切ります、惜しげもなく切ります。大都市圏であれば大問題です。この辺の欠陥が良く出ていた質疑応答でした。



岩切正一氏(日本共産党)
・核兵器廃絶について
①核兵器廃絶の情勢について
②具体的な取り組みについて
・教育行政について
①性教育について・意義、・実践状況
②校舎等の改善について
・国民健康保険について
①国民健康保険税の収納状況
②無保険の解消について
感想:都城市内で国民健康保険証を持っていない無保険高校生が111名。

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