やっと捉えたタカサゴミソサザイ 2024年7月3日 台湾 阿里山 玉山国家公園
7月3日午前 阿里山にて;高山の阿里山でひんやりとした少し薄暗い早朝に出動。タカサゴミソサザイ(Taiwan Cupwing)の囀りが聞こえるポイントから開始。囀りは聞こえるものの藪の中から出て来ません。ミソサザイほどの小さな鳥が藪の中の地面を移動するのでは、姿を見ることは極めて困難です。少し飛んだりして動き回るのは見えますが、暗い藪の中で、移動する時チラッと見えるだけ。全くお手上げ状態でした。諦めて他に何かいないかと近くを歩くと、初出のカンムリチメドリ(Taiwan Yuhina)が登場。台湾固有種です。こちらはチョロチョロ動き回るも枝の上で、ちゃんと撮らせてくれます。ピンと伸びた冠羽がカッコイイ!台湾野鳥の会のシンボルバードだそうで、木の実を食していました。
カラ類は多くないのですが、日本のシジュウカラのお腹を黄色くした様なキバラシジュウカラ(Green-backed Tit)がチラッと出てくれました。
このポイントは諦めて車に乗り込んで移動。主要道路から少し林道に入って探索。結構いろんな鳥が鳴いています。藪の中で、大きな声で囀るのはタイワンオオセッカ(Taiwan Bush-Warbler)で、こちらも台湾固有種。しかし、なかなか表には出てくれません。結局藪の隙間から顔がやっと写りました。
ここでもタカサゴミソサザイ(Taiwan Cupwing)が鳴いています。相変わらず姿はサッパリ見えない。藪の地面を動き回っている様です。藪続きですが、隙間があるところがあり地面が見えます。ここにでも出てくれないかな〜と思って見ていると、あれっ!何か小さな物が出て来た!とカメラを向けると何とタカサゴミソサザイではありませんか!ほんの一瞬ではありましたが、奇跡的に全身を写すことが出来ました。こちらも台湾固有種です。それにしても尾羽が短すぎて、本当に可愛い!
さらにベニサンショウクイ(Gray-chinned Minivet)も登場。ボルネオで出会ったのとは顔色が随分違って灰色、亜種の違いでしょう。しかし、日差しが強く、影が出て、まともなのが全然ない!
黄色い♀もいて、ペアかもしれません。ただ、♀が写っていたのは、ちょっと後ろを飛んでいるピンボケだけ。
これが影が出なくて、まあまあマシな一枚でしょうか。他にもコバネヒタキ(White-browed Shortwing)がずっと囀っていたのですが、姿をチラッと見ただけ、白い特徴的な眉斑が辛うじて見えました。
次回はこのポイントの続きで、ハナドリ、ヤブドリなどをアップする予定です。ご覧いただき有難う御座います。