ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

北海道野鳥紀行2021年5月 その7 サロベツ/朱鞠内湖 ツメナガセキレイ オオジシギ ノビタキ ノゴマ等

2021-07-15 | 北海道
ツメナガセキレイ 5月21日下サロベツ 

5月20日サロベツ原野:午後3時過ぎに幌延の幌延ビジターセンターに到着。コロナのためビジターセンターは閉館していましたが、園内には入れました。しかし、まだ5月のせいか鳥の声は静か、花もまだまだなく、園内には誰もいません。ツメナガセキレイは来ているのかな?と園内を歩いているとジッジッという声が聞こえてツメナガセキレが飛んで来ました。いたいた!とカメラを向けました。まだ来たばかりなのか低木の梢で辺りを見回して、時々どこかに飛んで行きます。
よしよしツメナガセキレイは来ていると安心して、サロベツ原生花園に向かいました。ところが何とサロベツ原生花園はコロナのため全面閉鎖、園内はもちろん、車さえ止めることが出来ません。そこまでしなくても良いのではないかと思いながら、どうせシマアオジはまだ来ていないだろうし花もまだだから、まあいいかと、西に車を走らせ、少し道の広くなった所に車を止めて上サロベツを眺めてみました。ツメナガセキレイ、ノビタキ等が目につきました。そしてオオジシギが上空をディスプレイフライトしていましたので、カメラを向けてみました。
雲も厚く時に雨もぱらつくので、今夜の宿の幌延に引き上げました。草原の5月はやはり早すぎる様です。

5月21日サロベツ〜朱鞠内湖:例によって日の出共に起き出し、まず幌延の下サロベツに向かいました。写真は下サロベツの長沼の日の出です。
まず迎えてくれたのはノビタキ。来たばかりなのか、あまり囀りは聞こえず、朝日を浴びて静かにたたずんでいる様でした。
そしてツメナガセキレイも昨日と同様、低木の梢で朝日を浴びて辺りを見回している様です。縄張りを主張しているのでしょうか。
足先を見ていただくと名前の由来の長い爪がよく見えます。
駐車場でノゴマの囀りが聞こえます。見ると角度によっては雪をかぶった利尻山がバックになります。
ちょうどバックになる位置を探して写しました。北海道ならではの写真だなと自己満足して、兜沼に向かいました。
途中の牧草地でノビタキ♀を発見。牧草の間のタンポポの黄色い花が綺麗でした。
兜沼では、ベニマシコ、キビタキ、オオジュリン等、沼にはカンムリカイツブリやサンカノゴイの声が響いていましたが、あまり写真にはならず昼過ぎにはサロベツを後にして、初めて訪れる朱鞠内湖に向かいました。かつてはクマゲラが繁殖してバーダーで賑わっていた様ですが、最近はパッとしない様です。午後3時過ぎには到着し、宿に荷を下ろして散策。キビタキ、ベニマシコ、ヤマゲラ、センダイムシクイ、ニュウナイスズメ等がいましたが、クマゲラの声は全く聞こえません。皆さんあまり被写体になってくれない中アカゲラ♂が巣穴らしきに止まっていました。
足元を見るとカタクリの花が咲き誇っています。
宿に戻って、湖を眺めながら静かに夕食を取りました。

5月22日朱鞠内湖:日の出と共に起き出し、キャンプ場を散策。アカハラの囀りを聞きながら歩いていると笹藪からコルリの囀りが響いてきました。残念ながら姿は見えず、写せたのはニュウナイスズメに‥‥
キビタキ、アオジぐらいでした。
静かな湖畔の森の陰から聞こえて来るのはカッコウではなく、ツツドリでした。
花はカタクリの他にエゾエンゴサクが綺麗でした。
鳥は今一つでしたが、湖畔の眺めはよく釣り客が多いですが、のんびり過ごすには良いかもしれません。

次回はさらに南下して旭川地方と苫小牧での様子をアップしたいと思います。ご覧いただき有り難うございます。