井川にとってはメジャー残留の大事な試合だった。トーリ監督の期待に応えられる内容ではなく、ヤンキースは1点も取れず彼も3敗目を喫した。「投手が良ければ打てない」という典型的な試合。井川自身もいい球かと思いきや、高めを痛打される、長い野手の守備機会に、打線の援護もなかった。井川が投げれば秀さんが打つ。という過去の試合。今日も先取点を取り早く彼を楽にさせたい気持ちは十分あっただろう。それはいきなり1回表だった。カブレーラがヒットで出て2塁へその後3塁まで進塁しAロッド敬遠ですかさず2盗に成功。2アウト2,3塁でバッター松井3-0のカウントから積極的に打つも、セカンドフライに倒れた瞬間、バットを叩きつけた。「あーーーダメダメ秀さん、らしくないよ」もうこの場面を見ただけで、少しガッカリした。気持ちは痛い程分かる。調子は良いし、ヒットが出れば2点を井川にプレゼント出来る。でも自身の著書「不動心」にも道具の大切さを彼は書いていたはず。ボストンを見ていたら大差で勝っていた。クリーブランドも粘ったが昨日の勝利も意味を持たない試合だった。相手投手が良く、打てなかった。ただどの場面にも盛り上がることなく終わった。あけだけ素晴らしいホームランを打てるバッター。帰国の際にはいつも美津濃養老工場(現ミズノテクニクス)に訪れ、久保田五十一さんとの信頼関係は厚い。あれやっちゃダメだよ。今季一番見たくなかったシーンだった。
そうなんてずよ、ね。松井選手にしてはほんと、珍しくあんなことをして…。よほど自分に対してイラだったんでしょうけれど…。
あれをやっちゃあいけませんよ、ね。同感です。
さて、今日の試合は井川投手ですね。んーーー、オガチャンの
「スターター基本論」が身にしみました。