国技大相撲もメジャーリーグになってしまったような。

2006年05月22日 | 格闘技
夏場所は最後まで元気だった白鵬で優勝が決まった。善戦した雅山も気合いが入っていたものの、結局は実力の社会で軍配は白鵬に上がった。怪我はしたもの安定した自他共に認める朝青龍を筆頭に幕内では旭天鵬、安馬、朝赤龍、時天空、旭鷲山がモンゴル出身、ブルガリアの琴欧州、ロシアの露鵬、白露山、グルジアの黒海、韓国の春日王、そして今場所盛り上げたエストニアの把瑠都だ!!13人の力士が幕内にいるがこんなにも外国人がいた時期は珍しい。勝負の世界は「強いものが勝つ」それに国境はない。ルールの中で稽古に精進したものが上位を狙い、特にこの相撲界は番付の上のものが圧倒的に権力がある。だから年齢も国籍も関係ない。俺に限らず昔からスポーツと音楽に国境のない素晴らしいもものだと今も思っている。勿論、企業もファッション、グルメ等々も前々から国境を超えていろいろな国の人間が別の国で活躍している。大変、刺激合い、文化交流、人間関係と素晴らしい。アメリカも野球が国技。だから絶対的にアメリカ人が優秀なプレーヤーが育つ、育ってきたが今はもう違う。ドミニカ、ベネズエラ、キューバをはじめ、韓国、そして我が日本も堂々と海の向こうで活躍している。ただこれだけ書いてきてやはり日本人なのか?矛盾と言われてしまうかもしれないけれど「国技相撲」だけは日本人の横綱、大関がどっかりと君臨して欲しい。古い歴史と伝統の相撲は海外巡業でも昨今は武蔵丸、小錦が英語でサポートしたりと相撲文化の良さを世界に広げてくれているが、中心力士はもはや日本人力士ではなくなってしまっている。時代の変化で力士志願者も少なくなって来たり余程才能がなければ、あれだけキツイ現代っ子は稽古に付いて行けないと言う。是非、新たな威勢のいい日本の若者が逆にモンゴル勢相手に脅かす存在になって欲しい。正直今の大関陣では期待が薄い。千代の富士のように豪快に投げ飛ばす力士誕生に期待したい。

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