八重山商工10年物語が実った。

2006年08月08日 | 高校野球
日本で最南端の高校が、1回戦を勝ちぬいた。セレクションで地元ではなくなりつつあるチームが多い中で八重山は伊志嶺吉盛監督の熱血指導の下、まさに石垣のような熱い夏を届けてくれた。伊志嶺監督は「春に忘れたものを取り返しに来ました」と気迫も充分であり選手と歩んだ地元リトルリーグの子供達を信頼していた。台風の影響かどんよりと曇り空から一転して真っ赤な夕焼け空になり照明灯に火がともればまるでカクテル光線のように甲子園も自然の演出をしてくれた。負けたら終わりの高校野球はどの試合も釘付けになる。応援メッセージでは日が昇りそして沈むまで練習していた選手達を今日は行けないので2回戦は必ず行きますというコメントがあった。遠い最南端の島国根性で、まだ厳しい戦いは続くが、とても野球の原点というか、聖地甲子園の戦いに熱くなった試合であった。高校野球は何が起きるか分からない、無論油断などしていないだろうが、次の試合も思う存分戦ってほしいと思わせるチームだった。


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