真夏の祭典が幕を閉じようとしている。
スポーツと音楽に国境はないというのが私の勝手な持論である。
「この日の為に」「この一瞬の為に」「母国の為に」そして応援してくれた全ての方に。
各国のアスリート達も精一杯ロンドンで全力を尽くしただろう。勝者と敗者。金メダルでなければ意味がないという選手もいれば、この舞台に立てた
だけでも幸せだという選手もいる。あまり細かいことまで書き記したらキリがない。アスリート達の背景は想像を超えてしまうから。
ただ簡易的に言わせて頂くなら、私は日本人として日本を応援した。
時差8時間でも列島に感動を元気を与えたと思っている。
多くの日本の旗がロンドンで多く見られたこと。観客の方が国を超えて素晴らしいパフォーマンスに応援していた場面を良く見た。(例外もあったが)
こういう時、世界は一つになり「平和な祭典」であったことを実感した。
暗いニュースばかり続くこの時代に、このスポーツを通して学ぶことは多かったのではないか?
全てとは、言えないがきっと様々な場所で笑顔が溢れ、涙は自分の辛さに重ね、悔しさは明日への糧とした人はいただろう。
勝機を見出せたら「今の自分により出来ることは何か?」負けた時の原因は「何が悪かったのか?今後こういう場合、どう活かすか?」
自分で考えるのも良いが、やはりチームとして試行錯誤するのが「個」ではない「仲間」で何倍もの効果や知恵が生まれるだろう。
オリンピックはスポーツによるの勝負の世界だが、そこには決められたルールの中でホイッスルが鳴った後、握手で終わること。
これに対し世界で五輪を見ていた方は拍手を送る。アンフェアにそれはない。
メダルの数は確かにそのスポーツの発展や衰退に関係し金銭も大きく動く。ただメダルの数をもっと獲得するには「やる側も見る側も」体力をつけること
ではないか? 肉体的なものでなく精神的体力がブレると潜在能力は埋もれ、五輪種目からは外され、それに期待していたファンは離れてしまう。
これを日常に置き換えると分かっている方はお察しがつくだろう。
次のリオに向けて始動している人もいる。それは五輪選手だけではない。
オリンピックが終わっても、いつまでもそれに浸っている訳にはいかない。が、束の間の「真夏の祭典」に本当にありがとう!!と言いたい。