時代は流れていくものの・・・

2008年11月08日 | 独り言
日本古来の、とか日本の伝統工芸、という表現がある。
古き良きものは、長年、庶民に愛され続け21世紀の今日にも素晴らしい気品に満ちたものは数知れない。

こんな冒頭から、あらゆる業界に即したとは言えないが、反面「時代の流れ」「流行」というものは存在しそれを追い続けることがある。音楽もクラッシックこそ現代に通じるものがあっても数年前の曲が街中で流れ、カラオケで歌われることは少ない、スポーツにしても様々な情報合戦やトレーニング方法、進化した器具でアスリートはそれを求めて自分の限界の頂点に向かうこともしばしば。

そしてビジネスの世界も「老舗の味」とか先に述べた「伝統品」等がおろそかになり、次の「モノ」次の「事」へ方向変換するがここで失敗と成功の分かれ道はどこにあるのか?ある従業員はトップに対して良く「今の時代(ご時世)にこんなことしていても駄目です」と発言する。反面「あまり手広くせず今まで培ったもの大切に継承して行きましょう」という。果たしてどちらの道が良いのか?確かにうまくMIXされ売上なきものはスリム化するか、時には停滞させ最終的には排除する、方や排除はしないものの、新たな時代に先駆け、今までのノウハウを活かして新展開させる。

大変に難しい問題であり決断力も必要で答えが出れば誰も困りはしない。
温故知新。これから学んでいる人達はどれだけいるのだろうか?
ひらめきとはとても大切であるがそのひらめきから何が生まれ、何が必要で、どう展開していくか?
時代の波に乗るという素晴らしいサーファーは俺たちが間違えて選んだおじさんより、年老いてもその年を感じさせないご老人の後姿に何か昨日勇気をもらった。
「Simple is Life」がスローな感じながら温もりがある気がするけれど。