曲がり角の向こうに・・・

毎日の暮らしの中でフと心に留まった人やもの、そして風景を描きとめています。 

気分を変えて・・・彼岸花

2020-09-19 | 良い加減介護
 
道草しながら・・・
日本画から少し距離を置きたい・・・とパステルやゼンタングルなどをアチコチ覗き見していた時の作品の一枚です。 一度はしっかり描いてみたかった彼岸花を中心に秋の野花を添えて・・・パステ......
 

しばらく、重い記事が続きました。 お立ち寄りくださる皆様には心ならずもご心配をお掛けすることになり、大変申し訳なく思っております。

昨日、優しい看護師さんの言葉に従って、腕時計、写真、そしてCDプレーヤーにCDなどを病院に届けました。 写真の説明などをし、看護師さんにそれらを託し、その後の夫の病院での様子を聞くと、『食事も量は少ないながらもご自分で召し上がりました。 お風呂にも入って、ロビーでTVを見て楽しまれ、今はベッドで休んでいます。』とのこと。 看護師さんの対応に変化があったのか、本人が環境に慣れてきたのか分かりませんが、入院して初めて、ホッとすることができました。

で、気分転換に先日届いていた、1年前の記事の彼岸花をお届けいたします。 パステルの良さが表れていて、自分でも好きな作品です。 

今日から4連休ですね。 皆さんはどう過ごされるのでしょうか。 

今日は彼岸の入りです・・・ 

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なんと50年!!

2020-09-18 | 良い加減介護

James Galway/Schubert Arpeggione Sonata 1st mov

1985 in Tokyo Japan 2nd&3rd movement http://www.youtube.com/watch?v=...

youtube#video

 

 

一昨日、洗濯物を届けに病院へ行ってきました。 夫は4階から5階の泌尿器科のフロアーに移されていましたので、新たに5階のナースステーションに行って、挨拶をすると、看護師さん達の雰囲気が4階に比べ、心なしか柔らかな感じがしました~~

前日の約束通り、担当医師との面談の手配が出来ていて、泌尿器科と神経内科の先生がそれぞれ丁寧に対応して下さいました。 泌尿器科の先生からは現在の夫の状況と将来悪化した場合の処置について話を伺い、主治医の神経内科の先生からは、結果的に急激な病気の進行については、良くなる可能性は低いことをこれまでの脳のCT検査の画像を順番に見ながら説明を受けました。 泌尿器科の治療が終わり、適当な施設が見つかれば病院から施設に直行になる状況も納得せざるをえませんでした・・・ 

突然の入院で環境に慣れない上、毎日担当看護師が変り、私とも会えない状況が、夫の食欲を失くし、介護拒否に繋がり、病状の進行に繋がっているのではないか、と心配している・・・と両先生に訴えると、コロナの状況下では何ともできない・・・例えばスマホのLINEを使って顔を見ながら話す方法はあるが・・・と。 そういう機械の操作ができれば苦労はありません・・・ 

そんなやり取りを聞いていた看護師さんが、『ご主人の日頃身に着けていた時計とかご自分にとってなじみの持ち物を身につければ少し落ち付くかもしれませんし、お好きな音楽を楽しめるようCDプレーヤーとCDを持ってきて下されば、私達がお手伝いしてかけて聞いてもらう事も出来ます。 昔のアルバムなども見て昔の楽しかった時のことを思い出せば、ほんのひと時でも幸せな気分になってもらえるかもしれない。 そういうことからご主人との話の接点を作って、安心してもらえるようにしたいと思います。』と、温かな申し出があり、思わず涙。 夫を一人の人格として扱って頂ける!! 家族として、何より嬉しい言葉でした。 

それで、昨日は、昔のアルバムの中から夫が喜びそうな写真を選びました~~ 期せずして我が家の50年の歴史を辿ることになりました~~ 12月が来れば金婚を迎えることに気付いたりして、目出度いのか目出度くないのかさっぱり分からぬ気分ではあります。 

夫は退職したら思いっきりフルートの練習するのだ・・・とリフォームの際自分の部屋に防音措置をしてもらったのに、たいして利用することなく病気が発症してしまったのは本当に残念な限りです・・・ 実は、私達は横浜のフルート教室で出会ったのでした~~ (今思えばビックリものですね(^_-)

冒頭画像は、私達が好きなフルーティスト、ゴールウェイの演奏の動画です。 画像をクリックして頂ければ、動画画面に移ります。 今回は何度トライしても動画取り込みがうまくいきませんでした (本当はモーツァルトの曲にしたかったのですが・・・) 

ゴールウェイの温かく大らかで豊かなな音色をお楽しみ頂ければ嬉しいです。 現在彼は80歳を超え、更に円熟味を増しています。

 

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いつの間にか秋の花・・・

2020-09-15 | 良い加減介護

夫が救急搬送され、そのまま入院となって1週間が経ちました。 突然の入院に慣れることが出来ないようで、食欲もなく、介護拒否があり、顔を拭こうにも嫌がる・・・等々、病院へ行く度に同じ報告を受けています・・・ 本来は人好きで、誰とでも気軽に話せる人なのに、毎日替わる看護師さんに戸惑い、知った顔は誰もいないせいなのかどうか・・・不安で心を閉ざしてしまっているのでしょうか・・・ 

今日午後にナースセンターの看護師さんから電話があり、明日から泌尿器科のフロアーに移ることになったとのこと。 以前から、前立腺肥大の治療薬を処方して頂いていますが、現在尿閉の症状が出ているための措置なのだそうです。

「病状の説明と今後の見通しなどについて、担当の先生の説明をお聞きしたいのですが、お時間を取って頂けるでしょうか」・・・と言うと、『そういう要望があることを先生に伝えます。 明日、ナースステーションに来てもらえれば、何らかの回答をお伝え出来るようにいたします』とのことで、一安心。

入院してから、ケアマネさんからも病院のケースワーカーさんからも何の連絡もないので、戸惑っていると言うと、『実は担当のケースワーカーさんが今日までお休みしているので、近いうちに連絡が入ると思います』とも。

現在、毎日リハビリセンターで専門スタッフさんがリハビリを行ってくれているとのことですが、車椅子生活で、立つこともできない状態のようで、快方に向かうことが出来るのか、このまま寝たきりになってしまうのか・・・心配は尽きません。 何より、突然慣れない入院生活になり、知らない人ばかりの中で、私とも会えない状態はどんなに強いストレスを抱えていることでしょう・・・ このまま症状がどんどん進み、私の顔も分からなくなってしまうのではないか・・・と考え出すと不安ばかりが募ります・・・

プロにお任せするしかない・・・と分かっていても、やはり辛いです。 

8月下旬に寝室を2階から、1階の客間に移し、31日に介護ベッドを入れてもらいました。 古いエアコンの効きが悪いので、新しいエアコンを買って、そのエアコンの取り付け工事に、今日、予定通り電気屋さんが来てくれました。 介護ベッドは10日しか使わず、エアコンが新しくなっても、客間で寝る人はおらず・・・ 私は2階に戻って寝ています。

今日は、1週間振りに家の掃除もやって、ついでにキッチンの引き出しの整理をして、気を紛らわせました~~ 一人だと手伝っている積りで邪魔する人がいないので、なんでも手早く済ませることが出来ます・・・ 今はそれが何だか無性に哀しいです・・・

 

見出し画像は、今年2度目の花を咲かせているブラシの木と、裏庭でひっそり実をつけていたムラサキシキブです。  

 

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久しぶりに手仕事で・・・

2020-09-13 | 良い加減介護

今日は病院へは行かずに家で過ごしました。 落着かない気持ちを抱えて家で過ごす時、いつも何か簡単な手仕事をやって気を紛らわせます・・・ 

高校時代は定期試験が来ると、試験勉強に身が入らず、なぜかレース編みをしたくなる変な癖がありました・・・勉強に身が入らず、レース編みをする・・・それでその後の試験勉強がうまくいったかどうか、分かりません・・・ ホントにおかしな人でした~~

で、今日は、曲木の椅子の丸型シートクッションを縫いました~~ ユニクロで模様に引かれてよく見ないで買ってしまったブカブカ袖のTシャツの再利用です。 久しぶりに取り出したミシンの調子は良かったのですが、腕が悪くて、丸型にきれいにファスナーを縫い付けられませんでしたが、自分が使うパソコンデスク用の椅子に使うので、これでOK。(Tシャツ利用のため、模様が真ん中でないのはご愛敬

午後から、例のネパールで買って来た麻の服の色止めをしました。 お湯を沸かして色止め剤を入れ、良く掻き回したら、そこへ色止めをする服を入れて15分。 ビックリするくらい赤紫色が出てきましたが、15分経って水ですすいで(何回かすすぐと色は出てこなくなりました)、陰干しにして終了です。 これで、洗濯をしても色落ちしなくなるはず(^_-) 

こんな手仕事をしているうちに気分が落ち着いてきました~~

午後は娘をはじめ、ブロ友さんや友人達から電話があって、色々話し心和み、励まされました~~ 明日の元気を頂いた気分です。

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気が付けばひとり・・・

2020-09-11 | 良い加減介護

今朝は4時半に目が覚めました。 こんなに早く目が覚めてしまうことは珍しく、散歩に行こうかな・・・と外を見るとまだ暗く、昼間のギラギラ照り付ける太陽に、まだ夏気分でいて、いつの間にか日が短くなっているのに気が付かないでいたのでした~~ そう言えばもうすぐお彼岸が間近なのですね。

明るくなるのを待って、散歩に。 歩きながら、昨日から起きた我が家の事件??をどう考えたらいいのか・・・頭と気持ちの整理をしなければ・・・と思ったのです。

一昨日、それまで伝い歩きのような形でゆっくり歩いていた夫が、急にベッドに腰かけたまま立ち上がれなくなったのが発端です。 ケアマネさんに電話をすると、すぐに駆け付けてくれ、なんとか彼女が夫を立ち上がらせ、支えながらリビングのテーブル前まで連れて行き椅子に座らせてくれました~~ 一緒にお茶を楽しみ、その様子を見てケアマネさんは一安心して帰りました。

ところが、夫は今度は椅子に座ったまま動くことができず、夜になって寝るにも、ベッドまで歩けず、リビングのソファにやっと寝かせました。 なんと、うつ伏せのまま寝返りもできず、朝まで。 

昨日はデーサービスの日でしたが、デーサービスへ行くことなど到底できる状態ではなく(先週までは楽しく通っていたのです・・・)、またまたケアマネさんに電話。(本当に申し訳ありません・・) 夫の状態を見たケアマネさんのアドバイスで、結局救急車を呼ぶことになりました。 『奥さんも乗って行くでしょ』と救急隊員のおじさんに声を掛けられ、そのまま救急車に。 

病院では、主治医の先生が待っていて下さり、血液検査やレントゲン、脳のCT検査に、コロナの検査などなどあれこれ検査した結果、なんとそのまま入院ということになりました。

入院手続きのための各種書類に記入、署名し、入院のための必要事項の説明を受け、いざ帰ろうとしたら、車が無いことに気が付き大慌て。 家までタクシー代3,620円も掛かりました~~ マァ、自分で運転して救急車の後を走っても、気が動転しているので事故でも起こしたら大変です。 結局、タクシーは正解だったかも・・・

今日は、パジャマや下着、タオル類、シャンプー、ボデーソープやクスリ類等を届けにナースステーション迄。 コロナのせいで面会はできず、どんな様子か看護師さんの話を聞くのみ・・・ 急に寂しくなりました~~ 

夫は、病院から家に帰ってくることは出来るのでしょうか・・・ 病院から老人施設に直行なんてことになってしまうのでしょうか・・・ 介護ベッドは今日、業者さんが引き取りに来ました・・・ 予想だにしていなかった、この余りに急な展開に、ただただ戸惑うばかりです・・・ いずれはこういうことになる日が来るだろう・・・と漠然とは思っていましたが、急過ぎます・・・

 

見出し画像は、今朝の散歩で摘んできた、芙蓉の花と百日草です。 描いている間は無心になれるのが救いです・・・ 出来はイマイチですが。

 

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