言の葉

気の赴くままに、ひたすら詩を綴っています。

mazel tov

2008年04月19日 | Weblog
あなたに素直に「ありがとう」と言えるのは
いつになるか分かりませんけれど・・・
せめて「お元気で」と「お幸せに」を送ります

優しさの塊が私の中に入ってこればいいのに
夢を見る力が私の中から迸ればいいのに
明日を担う勇気が私の中に漲ればいいのに

mazel tov mazel tov mazel tov
せめてあなたにこの言葉を心から言えるように


2008年04月18日 | Weblog
好きやでって呟いたら
君に聞こえるやろか

君と僕を隔ててる海を
越えられるんやろか

キラキラ言うてるんは
何の音やったろうか

君が好きやて笑たんは
いつのことやったか

戻りたくても戻られへん
せやから前を見続ける
いつか海に飛び込むまで


ドライ

2008年04月17日 | Weblog
風が通り過ぎたから
追うように振り向いた

このまま沈めたら
ぜんぶ忘れられるかな
それなら幸せなのに

忘れたいことほど
忘れられないの 何故

忘れたくないことは
風とともに去るくせに


叫んだ

2008年04月16日 | Weblog
どんなに叫んでも
想いの半分も伝えられない
そう分かっていても
叫ばずにいられなかった

叫んだ 叫んだ 叫んだ

声が枯れたって いい
明日声が出なくたって いい

叫んだ 叫んだ 叫んだ


理由

2008年04月15日 | Weblog
勘違いなんかじゃないわ
確かにあの時あたしは
あなたのために泣いていた

真っ直ぐなあなたの気持ちを
どう消化すればいいのか
あたしには分からなかった

あなたに触れるたびに
綺麗な心と汚い心が
あたしの中に渦巻いた

このままじゃ無理だと
そう思ったら自然と
涙が溢れてきてたんだ


剥れる純粋

2008年04月14日 | Weblog
裏切りの数を数えながら
割れる心音を聞いていたら
目の前に君が現れました

こんなはずじゃなかったって
言うのは簡単だけれども
やり直せないから涙するんだ

止まらない咳と一緒になって
純粋までもが剥がれていく
このまま全て失うんだろうか


ツマル

2008年04月13日 | Weblog
許容量を超えて限界が見えたんだ

このまま行ったら終わりますけど
それでも先に進みたいと思いますか

僕の問いかけに君は仕方なく頷く
戻れやしないと分かってはいるけど

通過点はやがて致死量にまで達し
君が白じんで溶けていくのが見えた

どちみち綺麗になんて終われない


鬱る

2008年04月09日 | Weblog
泣いているのかと思っていたのに
影の中の君は声を押し殺して笑う

そこに君を繋ぎとめているのは
責任感という名の言逃れですか

自分が正しいと信じきる貴方は
他人の涙にも声にも気付かない

まるで道化のようだと冷めていく
僕にも気付かずに権力を振り回す