言の葉

気の赴くままに、ひたすら詩を綴っています。

「平気」

2008年04月08日 | Weblog
あなたが一度「平気」というたびに
あなたの首は1cmずつ絞まっていく

自分で自分を追い詰めていることに
気付かないあなたの愚かさが愛しい

恋しさは時に凶器になるって知ってる?
詰まる喉の奥の愛しさが苦しいよ


闇に映える

2008年04月04日 | Weblog
浮かび上がる桜が綺麗でした
私の心を踏みにじるように
桜は綺麗に咲いておりました

気持ち悪いくらいに
押し寄せてくる花の波
逃げ出したくても
足は竦んだまま動けない

闇に映える桜は怖くて
何もかも奪われそうになる


悪趣味

2008年04月03日 | Weblog
自分が歪んでいくのを
泣きもせずに見てた
あたしは悪趣味かしら

壊れること百も承知で
泣き暮らしたところで
誰も救ってくれやしない
その現実を知ってるだけ

あの日に全てを諦めて
今も乾ききった心を
抱いて 泣きもしない
あたしは悪趣味かしら


衝突

2008年04月02日 | Weblog
狭い心の中で
感情と感情が
ぶつかったんだ

君は嘆くなと言うけれど
この状況で嘆かずに
いられる術があるなら
どうか教えて欲しい



もうダメかもしれない
心は壊れる寸前まで
来ているのかもしれない


ツメ

2008年04月01日 | Weblog
真っ暗闇の中ひとつだけ光るものがあった
それが貴方のツメだと気付いたのは
太陽がツキに飲み込まれた 後でした

キラキラ クラクラ フラフラ ツメ

何のために生きているのかなって声が
どこかから聞こえてきたけど 消した