難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

人工内耳

2012年03月19日 18時43分00秒 | 人工内耳
人工内耳の装用については、正しい知識も音声コミュニケーションに対する理解もまだまだ不十分だ。
人工内耳はどこでするんですか、費用が高いんでしょ、よく聞こえますか、など皆無理解、無知からの質問だ。

人工内耳を付ければ聞こえるようになるのではなく、人工内耳による音の入力を人工内耳コントローラーの操作により、読話、手話、文字その他の視覚情報と総合(融合)させ、類推能力、対人折衝力などの聴取力をフル動員して、脳で聞いている。さらには、自分の人工内耳装用のモチベーションを高めるという精神のコントロールも求められる。

人工内耳の聞こえは、「場」(環境)次第、装用者の「聴取力」次第。
大人も乳児もこれらがきちんとサポートされているのだろうか。

ラビット 記

人工内耳の体外装置買い替え助成制度始まる!

2012年03月19日 18時03分07秒 | 人工内耳
これは、朗報だ。
最初は、健康保険や高額医療助成制度で負担額は多くないが、故障や新型に交換する際は自己負担が求められる。

日常生活用具としてというのが新鮮だ。車いすも電動なら数十万円する。極端に高いわけではない。

自治体に、独自助成制度を求めよう。
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市政だよりおかざきweb版/お知らせ【暮らし・まちづくり】
人工内耳の体外装置買い替え助成制度.

障がい福祉課電話 0564-23-6113 FAX 0564-25-7650.
4月から、人工内耳を装着しているかたが体外装置を買い替える場合、 日常生活用具費として助成します。
http://www.city.okazaki.aichi.jp/sisei/120315/kurashi/01.htm

総合福祉法骨格提言の実現の意見書採択続く。

2012年03月19日 17時50分18秒 | 障がい者制度改革
めざす会ニュース205号より。
◆1◆ 続・自治体ぞくぞく意見書採択!!!~!
意見書採択の知らせが今日もぞくぞく届いています!
○北海道 士別市議会/3.16
○滋賀県 彦根市議会/3.16
○奈良県 平群町議会/3.16
○奈良県 明日香村議会/3.16
○奈良県 安堵町議会/3.16
○奈良県 川西町議会/3.16
○大阪府 茨木市議会/3.19
○広島県 三次市議会/3.15
○広島県 神石高原町議会/3.16

「え?うちの自治体決議してるよお」という方がいらっしゃいましたら事務局までご一報ください(^_-)

○障害者総合福祉法を求める地方議会意見書採択状況(JDF調べ)
http://www.normanet.ne.jp/~jdf/sougou/index.html">http://www.normanet.ne.jp/~jdf/sougou/index.html

◆2◆ 緊急パンフを多くのみなさんに届けてください
大好評の緊急パンフは、ホームページでPDFとテキスト版を公開しています。
各地のめざす会やグループ、個人で印刷などしてフルに活用してください。
○PDF版(2.51MB)
http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/suit/data/2012/orangepamphletV20120305.pdf
○テキスト版(26.7KB)
http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/suit/data/2012/orangepamphletV20120305.pdf

━━━MEZASU━━━━━━━━━━
◆障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす会◆
ニュース 2012.3.19 第205号(通巻313)
http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/suit/
━━━━━━━━━━MEZASU━━━

▽▲▽編集後記
日曜夜の「運命の人」談義で盛り上がりました。「沖縄密約」の前には沖縄を「盾」とした戦争の歴史があり、後には軍事基地問題が続いている。日本政府は都合の悪いことは隠し通す。
この現在進行形の政治の上に「基本合意」を実現する運動もあるのだと。

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障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす会メールニュースです。
事務局には syouri_mezasukai@nginet.or.jp  にメールください。

障害者総合福祉法実現の意見書決議相次ぐ!

2012年03月19日 17時26分15秒 | 障がい者制度改革
めざす会ニュースより。
ーーーーーーーー
◆1◆ 自治体で意見書採択 続々・続
○障神奈連・加渕さんからのメールです
川崎市議会でも本日(3月15日)、意見書が採択されたことをお知らせします。
http://www.city.kawasaki.jp/council/ikensyo/PDF/24-1-7.pdf

○茨城の児玉さんからメール
茨城県では、3月9日(金)に、高萩市議会の文教厚生委員会が開催され、「請願書」が審議され全員一致で採択となりました。
つくば市もその予定だったのですが、提出ミスがあり、継続審議になり、6月にはぜひとも修正した請願書を通したいと考えています。

○九州の石松さんから
昨日の「鹿児島の意見書採択の報」の続報です。
鹿児島県姶良市の件は委員会採択でした。すみません。
でも「全会一致」採択ですので、本会議採択は27日(火)。ほぼ間違いないようだとのことです。

○障害者総合福祉法を求める地方議会意見書 採択状況(JDF調べ)
  http://www.normanet.ne.jp/~jdf/sougou/index.html

◆2◆ みなさんから届いたメール紹介・続(^_-)

○埼玉の新井さんからのメール
先日の原告団会議の最後に、活動資金をつくる呼びかけをした者として、私の関係する法人の後援会にお願いをしました。
役員会で、決定されました!
オレンジパンフレットも増し刷りして、地方の方たちの交通費を作ろうと、買ってもらっています。

昨日、きょう、3か所で、この間の動きを共有し、「負けてはいられないね」「できることはなに?」うれしい言葉に励まされています。
秋保さんのおっしゃる「負けてたまるか根性」で、がんばっていきましょう。
  新井たかね

○話題の「テレビ東京」7分間報道
(動画はなんとまだ見れます。お見逃しなく!)
 http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/newsanswer/newsl/post_17121 

◆3◆ 学習会などの情報・続
○長野 障害者総合福祉法制定フォーラム
 日時=3月17日(土)13:00~15:30
 会場=長野市障害者福祉センター202号室
 説明会=長野県の障害者支援2012年度事業および予算(県担当者)
 講演=白沢仁(障全協事務局長)「全国情勢と今後めざすもの」 
 意見発表=きょうされん長野支部、難病連、障害児学校教職員組合など
 主催=長野県障害者運動推進協議会
  *長野県議会に続いて長野市議会も請願採択の方向

◆4◆ 日弁連が原子力損害賠償請求における障がいを有する被害者に関する要望書を執行
○藤岡弁護士よりのメール
3月14日付けで日弁連は、障がいのある原発被害者への表記要望書を内閣総理大臣、経済産業大臣、原子力損害賠償紛争解決センター原子力損害賠償紛争和解仲介室室長、東京電力株式会社代表取締役社長宛てに執行致しましたことをご報告致します。
 下記の日弁連HPにてご確認くださいませ。
http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/opinion/year/2012/120314.html

◆5◆ めざす会にご入会ください!
めざす会(障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす会)の会員は、めざす会の目的に賛同し、基本合意の完全実施をめざす団体及び個人で構成します。
会の目的は、「障害者自立支援法訴訟基本合意の完全実施に関する運動の推進」です。
財政は、「団体・個人の寄付と事業活動の収益により賄う」ですので、「会費」はありません。
ですので、めざす会の目的に賛同いただける方はどなたでも入会できます。
そして、入会者には電子メールによる「メールニュース」を送らせていただきます。
(希望がある場合はFAXも可能です)

「へーー、はじめて聞いた」という方も、そういうシステムで運営してますので、まだ、ご入会されていないようでしたら、この機会にご入会ください。

入会申込みは、以下に
http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/suit/NEWmezasukai.html

なお、大好評の緊急パンフは、ホームページでPDFとテキスト版を公開しています。
各地のめざす会やグループ、個人で印刷などしてフルに活用してください。
○PDF版(2.51MB)
http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/suit/data/2012/orangepamphletV20120305.pdf
○テキスト版(26.7KB)
http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/suit/data/2012/TXT_orangepamphletV20120305.txt


▽▲▽編集後記
まいど!”日刊”めざす会ニュースです(^_-)。メール2通を紹介します。
まずは、ホントたいへんな福島から。「弱い人や困っている人に、これだけ冷たい国は他にあるのでしょうか?」。この怒りをみんなで共有したいとおもいます。
もう一つ、添付写真の埼玉新聞「クリック」。記者生活最後の熱いコラムが届きました。
平野さん本当にごくろうさまでした。そして、またいっしょにがんばりましょう(^_-)

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障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす会メールニュースです。
事務局には syouri_mezasukai@nginet.or.jp  にメールください。

精神障害者の自立支援に学ぶ。

2012年03月18日 23時15分33秒 | エンパワメント
3月18日土曜日、第26回東京都中途失聴・難聴者協会の集いが開かれ、記念講演に、増田一世さん、社団法人やどかりの里の理事、障害者制度改革推進会議委員、が講演した。
精神障害者の自立とは何か、当事者から何を学んだか、これまでの制度改革で何を目指してきたのか、など縦横無尽に語られた。
最後の代表質問では、精神障害者と中途失聴・難聴者の共通点は?、大震災の復興と共生社会の実現の関係、障害者総合福祉法骨格提言の実現の展望などが話し合われた。

ラビット 記
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第26回東京都中途失聴・難聴者の集い ≪東京・府中≫.
「つなげよう心ひろげよう絆~
前へ前へ大きな力へ~」をテーマに開く。
日本障害者協議会理事・増田一世氏の記念
講演「ひとりひとりが手を取り合って 障害者総合福祉法の実現に向けて」など。
http://www.care-news.jp/event/201203/17/event126.html

働くことのコミュニケーション保障

2012年03月18日 10時45分51秒 | 日記(つぶやき)
3月11日、午後2時46分、その日、山形県で要約筆記者に「権利としての要約筆記事業」を講義中だった。
館内放送があり、参加者とともに黙祷した。

前夜の難聴者協会との懇談会では職場に要約筆記者の派遣を言えない難聴者からどうしたらいいか相談を受けていたので力が入る。
自分は33年間務めて要約筆記がついたのはたった3年だけだった。これは何を意味しているのか。通訳を求めるのに難聴者が勇気を振り絞って言わないとならないことなのか?

ラビット 記

障害者は3.11とどう向き合ったか。

2012年03月15日 02時48分10秒 | 東北地方太平洋沖地震
きょうされん 西村直理事長の3.11声明。

 先日の日曜日、3月11日を迎えました。

 東日本大震災で被災した各地域で、慰霊の式典が行なわれ、
 テレビなどでも特番が組まれました。
 また、いろいろな団体や個人の単位でも、
 さまざまな追悼の催しが行なわれました。

 きょうされんは、
 ■3・11 あの日から一年 きょうされん声明 を発表。
 http://www.kyosaren.or.jp/news/2012/0311_1.htm

 あらためて、全国的な支援を続けて行くこと、
 関係者と力を合わせて、障害のある権利と尊厳を担保する
 障害者制度改革の推進への運動を進めることを決意しました。

 そして、TOMO市場「きょうされん書店」では、3月11日に発刊した、【KSブックレットNo.18】
「満天の星空 ~障害のある人たちの東日本大震災」
きょうされん広報・出版・情報委員会編の販売を開始しました。

 本書は、岩手・宮城・福島…
 東北三県のきょうされんに加盟している障害者支援に携わる事業所の「あの日、そして、それから」をつづった6篇の手記で構成しています。

 一般的にはあまり取り上げられない、障害がある人たちとその支援者たちの震災体験をつづっています。
 何もたさず、何も引かずに仕上げてあります。

…「これで助かったな」という思いがした。
 雪は降り続き、夜中には満天の星空だった。
 明かりが消えた町、恐ろしく思うほどの星空が広がっていた。…

 これは、本書の手記のなかの一文です。
 ここから本書のタイトルを付けさせていただきました。
 「満天の星空」という、震災のイメージからは遠いタイトルですが、暗闇になってしまったからこそ見えてしまった星、
 炎と煙で見上げることすらできなかった空、
 一瞬にして星となっていった人たち、
 そして放射線を絶え間なく降らせる空…。

 ある意味、あの夜の情景をこんなに象徴している言葉はないかもしれません。

 さっそく、この「満天の星空」の発刊を知った友人より、連絡をもらいました。
 --------------
 仙台に住んでいる友達が、おととい「1年前のあの日もすごい雪がふり、そのあと晴れて。
  普段は地上の明かりであまり見えない小さな星たちまでが、停電で真っ暗な仙台平野の上に、たくさん光っていたのをとてもよく覚えています」とメッセージをくれました。
 いろいろな思い、経験がどこかでつながり重なりあってる…
 みんな同じ星空の下に生きているんだよね。
 -------------

 「あの日」から一年が経ちました。
 しかし、被災地にとっては、まだまだ“現在進行形”です。
 あの日の「満天の星空」のように、
 この一冊を手に取ってもらう事で、
 被災地と距離を隔てた わたしたちが、
 あらためて つながることができたらと思います。

 ぜひ、ご一読を。

<手記の執筆をいただいたみなさん>
 岩手県・陸前高田市 あすなろホーム 西條一恵 さん
 岩手県・山田町 (社福)やまだ共生会 佐藤照彦 さん
 宮城県・南三陸町 のぞみ福祉作業所 畠山光浩 さん
 宮城県・気仙沼市・石巻市(社福)夢みの里 伊藤善一 さん
 福島県・楢葉町 結いの里 古市貴之 さん
 福島県・南相馬市(NPO)さぽーとセンターぴあ 青田由幸 さん


 ■【KSブックレットNo.18】
  「満天の星空 ~障害のある人たちの東日本大震災」
 ■A5判・84頁
 ■700円(税込)
 ■ご注文はTOMO市場「きょうされん書店」まで
   http://www.tomoichiba.jp/s_tomobook_1774.html

 

NHK、定時ニュース内地震で字幕放送。

2012年03月14日 21時25分48秒 | 放送・通信

ちょうど「ニュースウォッチ9」が始まった直後に、千葉県東部で震度5の地震が発生。
画面が地震速報に変わった。
その後、L字型画面に変わった。まだ字幕はない。
その後、字幕放送の字幕が出るようになった。

緊急時の字幕放送は技術的な問題ではなく、カネの問題のようだ。

NHKは生放送の字幕放送を実施する時間帯が増えれば緊急事態にも応えられるようになると言うがそれは大がかりな体制が敷かれているときしか対応できないということだ。
もっと、発想を転換してほしい。

ラビット 記

NHK、やっと字幕が。3.11があったばかりでは。

2012年03月14日 21時11分19秒 | 放送・通信
地震が発生して、1時間。津波はとうに到達している。
しかし、NHKのニュース7まで字幕放送はなかった。

NHKの字幕放送の問題点。
1.定時のニュースでないと生放送の字幕放送が出来ない。
事前に音声認識装置に言葉を登録したり、入力した言葉をチェックし、修正する体制がとれないからだ。
事前に準備することの出来る番組以外は生放送でもできない。そうした番組はニュースの他、大相撲などのスポーツや紅白歌合戦などのバラエティ。
従って緊急時の入力も字幕制作会社と契約していないだろう。

2.ローカル放送局は字幕放送が出来ない。
字幕放送送出設備を持たず、入力体制がないからだ。
NHKセンターで字幕放送データが送出されれば全国に中継されるが、ローカル局はそのままスルーさせるだけだ。
ある地域で災害等が発生して、映像を撮っても自局で放送する場合も字幕放送は付けられない。
NHKセンターに送ってそこから送出されないと字幕放送が流れない。
首都圏直下型地震が発生したら、NHK放送センターをバックアップする体制は今はない。大阪と名古屋をバックアップ体制がとれるようにするのも24年度から。その他の局はそれより後になるだろう。

3.お金がかかるからというのが緊急時の字幕放送の出来ない理由。
緊急時のニュースに字幕放送を求めるのは人命、安全に関わるからだ。
災害の場所、規模、特徴、避難すべき情報などが必要だからだ。
修正が必要な音声認識技術に頼らない、高速日本語入力によらない、入力方式を検討してはどうか。
字幕放送の体制も24時間でなく、6時間とか12時間とかから初めてはどうか。

ラビット 記

NHKは津波警報に字幕を!

2012年03月14日 19時01分16秒 | 放送・通信
今夕18時過ぎの津波警報に、字幕放送がない!

NHKは定時放送以外、生放送に字幕を付けないのか。
アナウンサーは海に近づかないで下さい、津波はいったん引いても繰り返しやってきます。急に高くなることがあります。
避難勧告が出ましたと繰り返し、言っているが、
字幕放送もオープンキャプションもない。

福島原発事故の東電と政府と同じように責任をとってもらうしかない。

ラビット 記

障害者総合支援法閣議決定に怒りの声 めざす会ニュース

2012年03月14日 08時17分52秒 | 障がい者制度改革
◆1◆  抗議声明=
基本合意と和解条項に違反する国の暴挙に強く抗議する!
2012年3月13日
     
政府は13日、障害者自立支援法一部改正法案を閣議決定し、即日国会に上程しました。
これに対して、訴訟団は緊急記者会見し(厚労記者クラブ)、藤岡弁護団事務局長が、
「政府が調印した基本合意と政府が署名している障害者権利条約を基礎として作成された骨格提言を政府自ら無視し軽んじた罪はあまりにも重い」、「私たちはどのような困難に遭っても、今後も法令廃止条項の要求を続け、基本合意と骨格提言を実現する内容の法律の制定を求めてあらゆる人々と連帯しながら闘い続けることを誓い、政府与党の暴挙に強く抗議し声明とする」などの、抗議声明を発表しました。

記者からの「今後どういう運動をしていくのか?」の質問に、
藤岡弁護士は、基本合意実現の闘いを国会内外でとりくむが、国会では証人など意見反映の場を求めたい。
実現するまで闘い続けるとのべました。

○抗議声明(添付word)
○弁護団ウェブも掲載
http://info.jiritsushien-bengodan.net/news-1/geyijueding%E3%83%BBguohuishangchengniduisurususongtuankangyishengming
○記者会見の様子(動画 約15分)
http://youtu.be/Hvds4HsYnKI

会見に出席した元原告、補佐人のみなさんの主な発言です。
○家平悟さん
・自立支援法で尊厳を傷つけられた。障害をもって生きることがお荷物と言われているような法がまだつづくのか。
・利用者負担では、「家計」を理由に配偶者との収入をもとに、自分は、今も毎月18600円の負担を強いられている。

○深沢智子さん
・理解しがたく、あきれはてている。こんなことがあっていいのか。
・鳩山総理は娘に「尊厳を傷つけて申しわけなかった」と膝を折って握手した。
・長妻厚労大臣、菅総理も廃止を明言した。ここにきて廃止でないだなんて。
・法律変えたら現場が混乱するという理由はおかしい。抗議したい

○五十嵐良さん
・2年前、鳩山総理と官邸で会って、一人一人と握手して約束してくれた。
・胸をふくらませた。なのに、自立支援法を継続するのは、ほんとに悔しい。
・生きるため、人間として普通のことを求めていることをみなさんに理解して欲しい。ぜいたくをしたいわけではない。
・これからの運動がんばっていこうと思っている。

○新井たかねさん
・39歳の娘が原告。歓喜のなかで結ばれた基本合意にある「憲法にもとづく基本的人権を支援するものとする」。それが逆方向に動いている。
・「できること」を喜ぶのでなく、「できないこと」を積み上げるような区分認定調査。骨格提言は、区分認定を社会モデルで見直そうと提言した。
・ほとんどの会議を傍聴したが、いのち削るおもいで論議して骨格提言にまとまった。日本の社会保障は変わる!とおもったが、それを踏みにじる閣議決定は許せない。
・政治は生きていくことを励ましていくことではないか。

○秋山宇代さん
・37歳の息子は重度知的、施設でくらすが人権尊重のかかわりをしてくれている。
・施設運営は、日額払いになったことで、退職する職員も出た
・基本合意、首相官邸訪問、陳謝。新しい法律ができる。生きるための制度が保障されるとわくわくした。誇りに感じた。55人の部会が一つにまとまって骨格提言ができて、みんなで喜び合った。
・それにまったく反した改正案、基本合意はまったく無視。応益は応能になったと説明されても現実には残っている。

○林たみ子さん
・36歳の息子が原告。自立支援法ができて、生きてていけないのかと思え、つらかった。
・和解で、いままで下向いて生きていたのが、これからは胸張って生きていけるねって、それがたった2年で、約束をどこにおいてきたのか。
 どれだけ私たちを翻弄すれば気が済むのか。
・息子の「宝」の基本合意と骨格提言。マスコミのみなさん応援して欲しい。

○中村和子さん
・43歳の息子は作業所に通っている。訴訟して基本合意して、首相官邸を訪問した。まじめに育ててきてよかったなと思った。
・裁判上の和解だから廃止は絶対大丈夫とみんなに言ったのに、なんて説明していいかわからない。
・現場の混乱は、自立支援法になったからあった。それがないように、よい法律をしましょうと約束した。
・まけないで、みんなと手を取り合って、生きていく

○柳澤加代子さん
・娘は43歳。重度の知的障害。作業所でカンつぶしをして働いている。
 工賃は1万3千円。一割負担は、工賃以上の2万円を月に支払う。憤り一杯。
・社会資源たりないから、運動でなんとかつくってきた
・自立支援法はなんとしてもやめさせなければのおもいで一杯だった。
・和解するときは苦しんだ。裁判終わらせた後、ほんとに大丈夫かと不安だった。
・合意文書は「宝」だ。合意文書をやぶるのは絶体許せない

○下地和代さん
・息子はグループホームに入っていたが、自立支援法で、工賃と年金あわせても暮らすことができなくなった。ホームをやめることも考えた。
・息子が生きていくための訴訟と考えて決心した。
・今は「世帯分離」して楽しく働いているが、将来がとっても不安。
・基本合意も骨格提言も守られないこの国って、なんなんでしょうか。
 怒りでいっぱいです。


◆2◆ 厚労省からの閣議決定後の【ご報告】と法律案

以下は、部会構成員に送られてきた厚労省メールです
---
地域社会における共生の実現に向けて新たな障害保健福祉施策を講ずるための関係法律の整備に関する法律案について

障がい者制度改革推進会議総合福祉部会委員 様

日頃より障害保健福祉行政にご尽力賜り、厚く御礼申し上げます。
 
本日の閣議で「地域社会における共生の実現に向けて新たな障害保健福祉施策を講ずるための関係法律の整備に関する法律案」が決定されましたので、ご報告申し上げます。

平成23年8月に障がい者制度改革推進会議総合福祉部会でお取りまとめいただいた「骨格提言」を踏まえ、政府・与党で新法の検討を鋭意行ってまいりました。
また、昨日の障がい者制度改革推進本部でこの法律案が決定されております。

この新法は、
①障害者基本法を踏まえた基本理念を新たに盛り込み、新たな法律の名称を「障害者総合支援法」とすること、
②障害者の定義に難病の方々などを含めること、重度訪問介護の対象を拡大すること、ケアホームをグループホームに一元化すること、
③障害福祉サービスの在り方や、障害程度区分の認定を含む支給決定の在り方等検討に時間を要するものについては、施行後3年を目途に見直しの検討を行うこと、などの措置を行うことにより、障害者の方々にとって地域社会で安心して暮らすことができる体制の
整備につながり、地域社会での共生の実現に資することになると考えています。

厚生労働省としては、新法を確実に今国会で成立させ、障害者施策を着実に前進させていくため、全力で取り組んでいきますので、皆様方のご理解、ご協力をお願い申し上げます。

法律案等につきましては、以下のホームページアドレスからご覧いただけます。
(本日17:00目途でホームページに掲載予定です。)
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/soumu/houritu/180.html

今後とも、障害保健福祉行政の推進になお一層のご指導を賜りますよう、
よろしくお願い申し上げます。

○地域社会における共生の実現に向けて新たな障害保健福祉施策を
 講ずるための関係法律の整備に関する法律案(平成24年3月13日提出)
・概要 [169KB]
 http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/soumu/houritu/dl/180-26.pdf
・法律案要綱 [118KB] 3月13日
 http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/soumu/houritu/dl/180-27.pdf
・法律案案文・理由 [174KB] 3月13日
 http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/soumu/houritu/dl/180-27.pdf
・法律案新旧対照条文 [588KB] 3月13日
 http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/soumu/houritu/dl/180-29.pdf
・参照条文 [368KB] 3月13日
 http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/soumu/houritu/dl/180-30.pdf

◆3◆ テレビが元原告・五十嵐さん密着取材、7分間報道!
“廃止”の約束が… 障害者支援法の“改正案”閣議決定とした放送が、テレビ東京、3月13日夕方報道されました
(動画いまのところ見れます)
 http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/newsanswer/newsl/post_17121 
 障害者自立支援法を巡っては障害者団体などが「廃止」を求める全国訴訟を起こし、民主党は廃止を約束して原告団と和解しました。
 それが何故「一部改正」にとどまったのか。原告団は怒りを募らせています。

このテレビをみた、福岡の元原告・山下さんからのメール
---
福岡の山下です。
今日は、私たちにとって最悪な日になってしまいましたね。
2年前「基本合意」を交わし日、誰が今日を予知したでしょうか?
いいえ誰も予知していなかったはずです。
五十嵐さんの言葉を聞きながら、悲しみと怒りがわいてきてます。
戦いはこれからです。皆さん一丸となって頑張りましょう!!


◆4◆ 西宮市、明石市で意見書採択の動き
○めざす兵庫の会の井上さんからのメールです。
--
昨日、3月12日(月)、西宮市議会厚生常任員会、明石市議会文教厚生常任委員会
で、「障害者総合福祉法の制定を求める意見書提出に関する請願」が審議されました。
明石市議会では、元原告の母・田中昌子さんが参考人陳述を行いました。
結果、両委員会とも全会一致で請願が採択されました。
両市議会とも本会議は、3月26日(月)に開催され、意見書提出が最終決定されることになっています。
まずは報告まで。


◆5◆ マスコミの報道から
○難病指定ない病気の患者に不安の声
 TBS News 13日 15:43
 http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4976611.html

○障害者支援法廃止見送りに「納得出来ぬ」訴訟団
 2012年3月13日14時05分 読売新聞
 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120313-OYT1T00465.htm 

○自立支援法改正案を閣議決定
 TV東京 3月13日(動画 48秒)
 http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/mplus/news/post_17094 

○障害者総合支援法案、閣議決定
 TBS News 13日 10:53(動画 45秒)
 http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4976277.html 

○自立支援法改正を閣議決定 名称は障害者総合支援法に
 神戸新聞 2012/03/13 11:59
 http://www.kobe-np.co.jp/knews/0004880893.shtml

○自立支援法改正案を閣議決定 厚労相、事実上の廃止と強調
 中国新聞 '12/3/13
 http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201203130184.html 

○障害者総合支援法案を閣議決定 難病患者も対象範囲に
 朝日新聞デジタルニュース政治国政 2012年3月13日11時42分
 http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201203130184.html 

○新障害者支援制度 難病患者も対象に
 NHKニュース 3月13日 10時54分
 a href="http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120313/t10013677811000.html 

○自立支援法改正案を閣議決定=障害者団体は反発
 時事ドットコム 2012/03/13-08:54
 http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012031300116 


◆6◆ 「緊急オレンジパンフレット」を活用しよう!
大好評の緊急パンフは、ホームページでPDFとテキスト版を公開しています。
各地のめざす会やグループ、個人で印刷などしてフルに活用してください!
○PDF版(2.51MB)
 http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/suit/data/2012/orangepamphletV20120305.pdf
○テキスト版(26.7KB)
 http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/suit/data/2012/TXT_orangepamphletV20120305.txt


▽▲▽編集後記
病に倒れていた大先輩の訃報が届いた。暁のころ逝ったそうだ。
「仲間は増やしてるか」「この鞄がオレの事務所さ」と全国を歩き、
運動を組織した。身体はいつか消えていく。でも、その意志は、バトンを受けた仲間たちがつないでいく。自立支援法は許さない。

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障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす会メールニュースです。
事務局には syouri_mezasukai@nginet.or.jp  にメールください。

━━━MEZASU━━━━━━━━━━━━
◆障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす会◆
  ニュース 2012.3.13 第201号(通巻309)
  http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/suit/
━━━━━━━━━━━MEZASU━━━

久しぶりのリハビリ中。

2012年03月13日 18時46分57秒 | 日記(つぶやき)
このところ、多忙であまり来られなかった。

診察で医師にリハビリしているか聞かれた。
え、自宅で出来ること?
なんだっけ?
肩の運動かな。棒を背中側で持ってあげたり回したりする・・・
あちゃ、ぜんぜんやってないよ。毎日の通勤で吊革を持つと痛いし。

退職後の健康保険は勤務先のを延長することにした。半年で18万円もかかる。しかも前払い。再就職するか死亡まで脱退できない。
保険証は変わるのでいったん返却する。

困ったね。月またぎは。

ラビット 記

最後の懇談会にノートテイクを依頼。

2012年03月13日 03時12分57秒 | 日記(つぶやき)

会社の退職者説明会の後、懇談会が設けられた。社長と専務も来られた。

本社や他の営業所の人と話すのも最後と思い、手話通訳の同席をお願いした。
最初、ごく内輪の集まりだからとか、社長、専務も来られるから個人的にはどんなものでしょうかとやんわり断られた。

会社の全社員研修や本社での会議にも要約筆記者をつけていたこと、その時専務が見ていることを説明し、今回は退社後なので公費派遣で会社の負担は生じないことを話したところ、了解が取れた。
手話通訳ではなく、要約筆記の派遣にしたのは手話通訳は会話がぽんぽん飛び交う場合はいいが、ずっと見ていないとならない。
手が動くので狭いところではどうしても存在感が出てしまう。
しかし、ノートテイクの場合は席の端にいる自分の隣で書いているだけなので存在感は薄い。また、必要な時ノートに書かれたものを見るだけでいい。

社長と専務が「酒乱」だとか、白髪を染めているとか総務の女性が社交ダンスをやっていたり二輪ライダーだったとか意外なことを知ってしまった。
ノートテイクで社長が「すいぜん」とか「こくりゅう」というので聞いたら酒の名前だった。
「垂涎」、「黒龍」は昔勤務していた福井県の地酒とのこと。
http://www.47news.jp/feature/sake/2011/12/675.html

終わりに一言ずつというので入社した時のこと、定年を迎えられたことの御礼を言った。

要約筆記者が話しかけられて適度に反応したのでそれも良かったかなと後で思った。お疲れさまでした。

ラビット 記

聴覚障害者に役立つ防災グッズ

2012年03月10日 02時51分17秒 | 東北地方太平洋沖地震
全難聴から、東日本大震災1周年の日に、「聴覚障害者に役立つ防災グッズ」というタイムリーな放送がある知らせがあった。出演者は、全難聴大震災災害対策本部次長。

ラビット 記
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いつもお世話になっております。
このたび、当連合会理事の小川氏が、NHK「ろうを生きる・難聴を生きる」に出演されることになりました。

今回の番組は、防災・減災がテーマで、小川理事は聴覚障害者に役立つ防災グッズの説明をされます。
以下の通りお知らせいたしますので、会員の皆様に広くお知らせください。

【番組】「ろうを生きる 難聴を生きる」防災・減災のために
http://www.nhk.or.jp/fukushi/chokaku/backnumber/2012/03/0311.html
<Eテレ(教育テレビ)>
放映日   3月11日(日)午後7時30分~7時45分
再放送日  3月16日(金)午後0時30分~0時45分

日本では、どこでもM7クラスの地震が起きるおそれがあるという。
ふだんからの備えが欠かせない。
水、食料など誰もが備えたいものに加えて、聴覚障害のある人が備えるとよいものがある。たとえば、筆談器、笛など音の出るもの、「手話や筆談で教えてください」などと書かれたシールだ。
また、ワンセグテレビやツイッターなど、目で情報を得るサービスも、ふだんから使い慣れておくとよいと言われる。
防災・減災のために必要なものやサービスを特集する。
(サイトから引用)

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どうぞよろしくお願いいたします。

ubiquitous字幕の最終回

2012年03月09日 22時28分56秒 | バリアフリー
字幕制作、リアルタイム文字入力活動をされている照木篤子様から、お知らせが届いた。

ラビット 記
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関係各位
いつもお世話になっております。
パソコン文字通訳者会ubiquitousの照木篤子です。

震災以来ずっと、字幕担当として関わって参りましたTV番組、◆BS11 東日本大震災 パブリックアクセス放送『いま私たち市民にできること』が、先月2月28日(火)放送分をもちまして、ubiquitous担当分が、終了しましたことをお知らせいたします。
一言お礼を申し上げたく、メールさせていただきました。(番組は3月末までオープン字幕入りであります。)

◆ubiquitous字幕の最終回はこちらです。
 第44回(2月28日放送回)
「 福島・負の遺産を引き継ぐ子どもたち、若い女性の声 」
http://dekiru.or.jp/index.html

この44回目について。
2月上旬に「放射能から子どもを守るサミット in 福島」という催しがあり、取材で私もようやく福島県に入ることができました。
そこで、(福島に)残る決心をした若い女性たちの声を、直に聞かせていただきました。

苦境を跳ね返す明るく愛らしい笑顔、でも本当は東京から見えない、想像もできない辛い涙をたくさん流してきたのでしょう。きっと。
何とか応援しなくては!と強く思って帰京しました。
ちょっと失敗がありますが、上のURLをクリックして、ぜひ、最終回特番をご覧いただければと思います。

最後になりましたが、遅い時間帯でしたのに待って見て(聞いて)くださったり、録画してくださったり、ご意見や感想、励ましの言葉をくださったりと、本当にありがとうございました。

局との約束期限が今月末で、春から番組編成も大幅に変わるため、今後は未定ですが「震災支援行動はどんな形になっても続ける」
これがスタッフ間の口に出さない合い言葉に、最初からそこにいたかのように定着した感があるので、直に新たな行動が再開することと思います。
その際には、ご迷惑でなければ、またご連絡させていただきます。

長くなって失礼いたしました。
どうぞお元気でお過ごしください。
もう1度、ありがとうございました。

以下、署名
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△  彡  照木篤子(Atsuko Teruky) 
※個人アドレスは省略しました。
全国要約筆記問題研究会 所属
パソコン文字通訳者会ubiquitous 代表
http://www.ubiquitous-2002.com
埼玉工業大学 人間社会学部情報社会学科 講師
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【転載自由】