難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

要約筆記派遣事業の専門性」提言論文

2011年10月23日 12時08分12秒 | 要約筆記
今年の全要研の討論集会の提言論文の一つ。
難聴当事者からの提言論文はない。

ラビット 記
=== ウェブ - 「[要約筆記事業]」に関する 1 件の新しい検索結果 ===

「要約筆記派遣事業の専門性」提言論文 吉田 久美子

「派遣」の実施にあたり、派遣の内容、どのような経過からそこに参加するのか、初の利用なのか、継続的に派遣を
受けているのかなど、情報が事前に要約筆記者に提供されていると、要約筆記者も安 ...
http://www.normanet.ne.jp/~zenyoken/pdf/14touron3.pdf>

久留米市議会 障害者総合福祉法(仮称)の早期制定を求める意見書

2011年10月23日 01時36分35秒 | 障がい者制度改革
 障害者総合福祉法(仮称)の早期制定を求める意見書

 我が国では、平成18年4月、障害のある人も障害のない人とともに、地域社会で生活できるための仕組みを目指した「障害者自立支援法」が施行された。
 しかし、法の施行直後から、新たに導入された応益負担という仕組みを初め、さまざまな問題点が指摘され、その抜本的な見直しが求められている。
 また、国連では、平成18年12月に障害者権利条約が採択され、既に90カ国以上が批准を終えているが、我が国は、国内法が未整備のため、いまだ批准できていない状況である。
 これらの問題解決に向けて、障害者制度の集中的な改革を行うため、平成21年12月、内閣府に「障がい者制度改革推進本部」が設置された。その推進本部での検討を踏まえて、平成22年12月の臨時国会で、障害者自立支援法の改正案が可決されている。
 しかしながら、障害の種類や程度、家族の状況、経済力、居住する自治体にかかわらず、「権利としての地域生活」が保障されるためには、障害者自立支援法の改正にとどまることなく、抜本的に障害者制度を見直した法律である「障害者総合福祉法(仮称)」を着実に立法化する必要がある。
 よって、国におかれては、「障害者総合福祉法(仮称)」についての議論をさらに進めていただき、早期に制定されるよう強く要望する。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

平成23年3月25日
                             久留米市議会
http://www.city.kurume.fukuoka.jp/1080shisei/2020shigikai/3030hongikai/4020ketsugi/2011-0323-1348-373.html

映画のバリアフリー化のネックは字幕制作費?

2011年10月22日 22時26分06秒 | バリアフリー
読売新聞と同オンラインの記事で、映画の聞こえない人のための字幕が取り上げられている。
メガネ式の字幕表示装置の紹介だったが、一般劇場で公開されるような映画の字幕制作コストは第一義的には映画会社が負担しなければならないと考える。

洋画の字幕制作コストは宣伝費と同じ映画の上映経費に入っている。邦画も同じように考えて制作費と見なせばよいのではないか。
年間50本くらいの邦画映画の字幕制作費は5000万円。
このコストが興行収入の何%になるのだろうか。その他の経費の何%になるのだろうか。

そのコストは聞こえない人が人権を守られるためのコストだ。映画会社は社会的存在として負担する義務がある。
と言えば事業者にはきついのかも知れないが字幕は全く聞こえない人だけでなく難聴者にも健聴者にも外国人にも役に立つ。
ユニバーサルデザインの映画上映は映画興行者の義務だろう。

低床バスやエレベーターの設置など交通機関や駅の改善の交通バリアフリーは事業者に義務づけられており、そのための投資についてはには国から補助金が出る制度があるが普通は1/2の補助率だ。
事業者が負担する原資は乗客の運賃だ。

映画のバリアフリーにかかる経費は映画館の入場料やDVDの販売、レンタル料などの収入で賄われるのだから、映画の鑑賞者全体が負担する形と考えたい。

ラビット 記
ーーーーーーーーーーーーーー
耳不自由でもみんなと映画…字幕浮かぶ眼鏡開発
MASCによると、聴覚障害者向け字幕では、セリフの前に
言葉を発した人物名を入れたり、足音や車のクラクションなどの効果音を文字で説明したりする必要がある。1作品につき100万円以上かかるなど費用が高いため制作本数は限られ、2010年に新規公開 ...
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=48824&from=yolsp

タモリに笑っていいともに通訳が・・

2011年10月22日 09時42分23秒 | 日記(つぶやき)
今日のタモリの笑ともに、韓国のタレントが出演。
日本語を話しているのかわからないが、後方に通訳が座っていた。

まず、こうした番組に難聴者やろう者が通訳付きでふつうに出演するのもありと思った。

しかしタモリが面白いことを言って笑いを取っているが通訳が笑ってしまっている。ちゃんと通訳できているのか心配だ。
これは通訳はきちんと伝えて、彼女が笑えるようにしなくては。
指名された西島がほとんどしゃべれなかった。

ラビット 記

難聴者の権利意識と権利性

2011年10月22日 08時52分26秒 | エンパワメント
青森大会第一分科会障害者の権利条約とコミュニケーションで問題提起された内容。

ラビット 記
ーーーーーーーーーーーーー
障害者権利条約の批准とそれに必要な国内法整備はこれまで遅れていた難聴者等の権利を向上させる絶好
の機会です。

今の社会は生活のあらゆる面で難聴者、中途失聴者にとって住みにくく、仕事もしにくい社会です。
なぜでしょうか、今の社会が聞こえることが前提の音声中心の社会で音声を聞けない、聞き取れない難聴者等
には「参加」(=関わること)が出来ないからです。
関わることが出来ないのでその場で主体性が発揮できない、主権を行使できない、一個の人格を持つ人として
の存在意義を感じにくくなります。

障害者権利条約第2条にコミュニケーションの定義がありあらゆる方式が示され、自分にあった様式、手段を選択
する権利が掲げられています。
改正障害者基本法も共生社会のところに、手話を含む言語、方法、手段を選択する機会が与えられています。

【難聴者はどんなコミュニケーションを】
難聴者等は、磁気ループなどの補聴援助システムや読話、手話も要求します。
なぜでしょうか、私たちは音声でコミュニケーションするからです。
音声のコミュニケーションと言っても、読話、手話も含めて音声日本語です。字幕も要約筆記も含まれます。
これを難聴者等は音声日本語でコミュニケーションする権利を求めていると言えないでしょうか。

なぜこの話を持ち出したかというと、一般的なコミュニケーションの要求をしてもわかりにくい上、これも権利なんだ
ということを理解して欲しいからです。
手話でコミュニケーションすることと音声日本語でコミュニケーションすることは対等です。

【なぜ、難聴者は権利意識が育ちにくいのか】
情報アクセス、コミュニケーションをもっと聞こえたらと自分のせいにしてしまうからか。それはなぜか。
コミュニケーションそのものの問題か。
難聴だからか。周囲の人も気づきにくい障害だからか。

権利条約と難聴者のコミュニケーションを結びつけるリングが見えない。

【制度の使いにくさの問題?】
要約筆記は確かに難聴者の集団の情報保障の手段として編み出された。
しかし、障害者自立支援法で市町村に義務付けられた要約筆記者派遣事業をろう者が当たり前のように手話通訳を利用するように、要約筆記を利用する難聴者は少ない。
前もって登録しておいていちいち依頼しないとならない。派遣内容や派遣先や派遣範囲にいろいろな条件が付く。

【自分の意識の問題】
障害者自立支援法地域生活支援事業の補聴器給付を自身の社会参加のための自立支援機器として意識して受けている人はいるだろうか。せいぜい高い補聴器が安く買えて嬉しい位の意識か、ただでもらえるならもらっておこうレベルかもしれない。

【社会の理解が問題?】
就労の場に要約筆記の手配や派遣を依頼しようとすれば、まず勤務先の理解を得るのが大変だ。要約筆記とは何か、どういう人が来るのか聞かれる。代わりに書いてあげるとか、大きい声で話すからと中には善意で言う人もいて断りにくい。

社会の映像に字幕がない問題

2011年10月21日 19時28分50秒 | バリアフリー
映像に字幕がない理由は、義務付ける法律がないことだ。
改正障害者基本法の「コミュニケーションの方式などの選択の機会が得られる」を受けて、事業者に字幕・手話を義務付ける法律が必要となっている。

義務付ける場合に、制作補助金制度も必要になる。
「映像」というと、映画、ビデオ、DVD、インターネットの映像などある。電車のドアの上にある広告用モニターも
街角に表示されている映像も音声があれば対象。
映画も、劇場映画だけでなく、学校映画やプロモーション映画などすべて。
遊園地やその他の施設で表示されているビデオ映像も対象になる。
NHKの番組アーカイブスも国会図書館の所蔵している映像ももちろん対象。
一般に公開で提供されるものすべてになる。

事業者は一定の負担をし、そのコストは販売金額に反映させることで社会の負担に転嫁できる。
一方制作会社は中小プロダクションも多いので過度の負担になる場合は補助金が必要になる。

ラビット 記

「難聴の遺伝子診断について」パンフレット

2011年10月20日 21時24分31秒 | 難聴一般
昨日、受診した病院の耳鼻咽喉科外来のカウンターにおいてあった。

パンフレットは国立病院機構東京医療センター感覚器センター聴覚障害研究室長の監修となっている。

今は少量の血液を採取して遺伝子を調べると、難聴の原因が分かると言う。これが「遺伝子診断」。

なぜかというと、遺伝子が原因の難聴はほとんど内耳にある蝸牛の中の様々な細胞の障害で起きるので、それぞれの細胞に働く遺伝子の変化を見ることで、どこにどのような問題がある難聴なのかがわかるという。
遺伝子診断で原因が分かるとその難聴にどのような特徴があるのか、今後どうなるか予測できる場合があるという。
難聴の悪化の予防と治療、治療方法の選択にも役に立つという。

問題は、生まれる子の難聴の可能性を知りたいという両親にその可能性や確率について、遺伝学的に説明すると言うことだ。
このパンフレットには、倫理規定については書いてないが、もし難聴の子が産まれる確率が高かったらその両親はどうするのか生まないのか?
生まないということは難聴が好ましくないという判断が働くことだ。医師がそういう感覚を持っているからではないのか。

障害者制度改革の真っ最中に大変なものを見た。

ラビット 記

JDF主催の大フォーラム すべての障害者の結集を

2011年10月19日 15時47分26秒 | 障がい者制度改革
10月28日の大フォーラムは、聴覚障害者にとっても情報・コミュニケーション法、関連法整備の実現、地域格差のないコミュニケーション支援事業のためにも重要な集会だ。

ラビット 記
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆1◆ 10・28JDF大フォーラム 誘い合って参加を!
    当日はインターネット中継も計画
自立支援法を廃止し、障害者権利条約と「基本合意」にもとづく障害者総合福祉法をなんとしても実現するため、今年の大集会は、障害者団体総結集してのとりくみです。

JDF大フォーラムのホームページは刻々とバージョンUPしています。
イエローリボンだけでなく、初お目見えの「イエローバンド」グッズも期待大です。
「財源はなにもないJDFですが、なんとしても一塊で、骨格提言を実現したいのです。
当日はカンパもお願いすることになりますが、ぜひ、よろしく」とJDF幹事会議長の藤井さん。
 http://www.normanet.ne.jp/~1028/

なお、当日は日比谷野音会場の様子をインターネットで中継すべく(ノートパソコンやスマートフォンでもみることができます)準備事務局では実験を重ねています。
来週には正式にお知らせできます。
やむを得ず当日は日比谷に参加出来ない人含めて、
インターネット中継でもつながって、全国はひとつです!


◆2◆ 日弁連 院内集会「障害者総合福祉法制定に向けて」
10月17日、衆院第二会館で開催された日弁連の院内集会「障害者総合福祉法制定に向けて」の記事が掲載されています(赤旗 10.18)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-10-18/2011101814_01_1.html

○JDの荒木さんからのメールです
---
佐藤部会長は、障害当事者と関係者とで、これ以上ない全体の合意でまとめられた骨格提言の重要性を強調されました。
この段階で、各専門職団体や機関、学会などの意見書なども出していただいたり、その地方でしか報道されない地方での先駆的な動きを広げていくようなメカニズムができれば、世論を動かす原動力になるのではないか、と話されました。

茨木副部会長、支援・支給と相談体制の作業チーム座長は、ころころ替わる制度に現場も本人も疲弊している、との声を聞くが、市町村レベルの行政の人までこの提言で改善されるしくみを理解してもらうために、準備期間を置くことが大事、と。
 また、青天井の心配に対しては、実施したヒアリングの限りでは、要らないものを要求する人はいない、真に必要な要求の積み重ねで予算も決まってくる、モデル事業の早期実施を、と話されました。

尾上副部会長は、パーソナルアシスタンス、移動、コミュニケーション支援の重要性を強調され、地域格差の現状にあって、地方負担から国負担へという地方にとり歓迎される内容などを話されました。
 また、みやぎの被災地で、移動支援が一番欲しい今、沢山の人が集まった集会で採択されたアピールを紹介し、総合福祉法への期待は被災地からは、より大きいことを実感したと話されました。

大久保推進会議構成員は、施設で保障されている安心安全を地域の生活での安心安全にしていくことが重要であること、そのための地域基盤整備10ヵ年戦略の必要性を話されました。
そして、実現には何より、政府のやる気、と言い切り、政府のもとの推進会議の提言を政府が受け止めるのは当然、としました。
内容は理解されても予算が伴わなければ、と概算要求や税の在り方にも言及されました。

東室長はJDFの支えがあってまとまったことを述べられました。

日弁連の宇都宮会長もあいさつに立ち、日弁連最大のイベントである人権擁護大会(10月7日・高松)で障害者総合福祉法制定を求める決議が満場一致で採択されたことなどが話されました。

総合福祉法実現の具体化の大きな1歩に10.28大フォーラムがあることにも触れられました。皆さんの熱い思いがひしひしと伝わってくる集会でした。

○日弁連HPアドレス
http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/civil_liberties/year/2011/2011_3.html


◆3◆ 「24時間介護」へ強い意欲  和歌山・石田さん

○和歌山・大谷真之さんからの情報です。
--
10月16日の毎日新聞(和歌山版)の記事です。
めざす会の加藤直人さんが書いてくれました。
※省略

◆4◆ 集会、学習会 もりだくさんの秋

○10月22日、23日 京都(京都キャンパスプラザ)
障害と人権全国弁護士ネット10周年シンポ
第1部「障害者権利条約批准に向けた国内法整備の現状と整備」
 講演 堂本暁子氏(元千葉県知事)
 パネルディスカッション
  堂本暁子氏(前千葉県知事)
  新谷友良氏(全日本難聴者・中途失聴者団体連合会常務理事)
  東俊裕氏(内閣府障がい者制度改革推進会議担当室長)
  コーディネーター:竹下義樹(弁護士)
第2部「震災に対する支援として何が問われているか」
 詳細 http://d.hatena.ne.jp/HOHrabit/20110810/1312969845

○10月22日、23日 きょうされん第34回全国大会(しが)
 詳細 http://shiga34.sblo.jp/
 
○10月23日 ともに挑もう!慢性疲労症候群(CFS) 東大駒場キャンパス
第2部 患者・専門医・社会学者によるシンポジウム
 シンポジスト: 篠原三恵子(CFSをともに考える会)
 倉恒弘彦(関西福祉科学大学)細田満和子(ハーバード公衆衛生大学院研究員)他
https://docs.google.com/viewer?a=v&pid=explorer&chrome=true&srcid=0B5L5nrERbGIGOWM5MzQ4NTktNzA5Ni00ZWM0LTlkZDctMWYxMWJjMDg2NTZk&hl=ja&pli=1

○10月26日 ゼンコロ創立50周年記念セミナー(四ッ谷・弘済会館)
講演=障害者問題の今を読み解く/藤岡毅(弁護士)
シンポジウム=障害者運動の結晶のために
コーディネーター:藤井克徳(日本障害者協議会)
シンポジスト 須貝寿一氏(山形県コロニー)
       河村ちひろ(埼玉県立大学)
       磯辺公敬氏(東京コロニー)
http://www.tocolo.or.jp/zencolo/

○10月30日 北欧学習会(明治大学)
 「安心して生まれ、育つために
  ~フィンランド・ヘルシンキ市の乳幼児支援ネウボラの取り組みに学ぶ~」
 講師=ハンネレ・ヌルッカラ(Hannele Nurkkala)さん
   (ヘルシンキ市のネウヴォラと健康推進部門の責任者)
 http://www.nginet.or.jp/news/hoka/npo20111029.pdf

━━━MEZASU━━━━━━━━━━━━━━━━
◆障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす会◆
  ニュース 2011.10.19 第149号(通巻257)
   http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/suit/
━━━━━━━━━━━━━━MEZASU━━━
▽▲▽編集後記
インターネット中継実現のため奮闘しています。
中学生の頃、電球方式のラジオをつくって、「バリコン」を
少しずつ動かすとはじめて音が出た! あのときの感動を
久しぶりに味わっています。ただ、ICTの時代、
「電球ラジオ」に共感してくれる方は少数ですが(^^;)

--
障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす会メールニュースです。
事務局には syouri_mezasukai@nginet.or.jp  にメールください。

字幕放送に関する求人について

2011年10月19日 08時22分25秒 | 日記(つぶやき)
Googleの検索で字幕放送に関する求人がヒットした。
今後増えると思われるが身分保障が大事だ。
アニメのトレーサーや声優のように低賃金で働かされないようにきちんと組織を作って待遇の改善を求めないといけない。

ラビット 記
※実際に求人があったのか不明なのでURLは削除した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
字幕放送求人のアルバイト・求人情報(1ページ目):タウンワーク
字幕放送求人のアルバイト・求人情報|字幕放送求人に
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クモクと集中して入力するのが好き!アイドル番組をいちはやくチェックしたい!そんな方にオススメです。 ▼放送前の番組データを見ながら出演者の言葉、シーンにおける音、演出などを文字に落として ...

パソコン文字通訳における連携入力・・・

2011年10月18日 22時15分51秒 | バリアフリー
Iptalkを用いた連携入力の問題を解決しようとした研究。

「2人連携入力に必要な技能の特定、養成方法が確立していない」としたのは英断だ。

全難聴の要約筆記者養成カリキュラムにPC連携入力を取り入れていないのは技術が未確立だったからだ。各地の入力状況をビデオに撮ったり、比較検討したがまちまちなので、全国統一したものがなく、今後の課題として、初めてパソコン要約筆記に取り組む人にはまずは一人で入力することを基本とした。


ラビット 記
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「パソコン文字通訳における連係入力の状態遷移図を使った説明とQ方式の提案」 
http://iptalk.web.infoseek.co.jp/nck/katsudou/110902kenkyu_kai.htm

【概要】
・IPtalk を使用した2 人連係入力は約10 年の歴史があり、全国で多くの入力者が情報保障として行っているにもかかわらず、入力プロセスの解明、入力者に必要な技能の特定、養成方法などが確立していない。

・現状の2 人連係入力者の養成は、熟練者の経験的なノウハウ(「阿吽の呼吸」と呼ばれている)から、「パートナー間の意思疎通」を重視して、「モニターを良く見る」などの指導が行われているが、充分な効果を上げているとは言えない。

・こうした課題に対して、筑波技術大の白澤先生他により「パソコンノートテイクにおける連係入力プロセス分析」【白澤他 2010】により、連係が正常に行われている場合についての研究が行われている。

・本論文では、2 人連係入力において、初心者入力者がしばしば陥る連係が破綻した状態から正常に戻るプロセスに注目し、2人連係入力プロセスの記述方法として状態遷移図(注1)を用いることを提案し、2人連係入力の連係破綻からの復帰プロセスにおいて「連係破綻時のチーム対応」が重要であることを指摘した。
また、初心者入力チームが2人入力状態を容易に維持し、破綻した場合に容易に復帰できる方法として、Q(cue)方式を考案した。

注1
状態遷移図とは、簡単に言えば「すごろく」のようなものです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8A%B6%E6%85%8B%E9%81%B7%E7%A7%BB%E5%9B%B3

【白澤他 2010】白澤麻弓、三好茂樹、石野麻衣子、吉川あゆみ、松崎丈、中野聡子、岡田孝和、太田晴康:パソコンノートテイクにおける連係入力のプロセス分析、
日本特殊教育学会第48 回大会発表論文集、pp239(2010)

福島支援で桃を購入した。

2011年10月18日 21時15分23秒 | 日記(つぶやき)
人工内耳共同イベントで、ACITA東北支部長の報告は衝撃的だった。
原発事故が起きるとその被害はとてつもなく広く影響がある。放射能以外に風評被害も大きい。
東京大丸で福島の桃が6個千円だという。他の産地は2個、3個なのにと嘆いていた。

東京電力が事故対策のため150円くらいの値上げを考えているという。とんでもないことだ。

ラビット 記

これからの聴覚障害児教育を考える講演とワークショップ

2011年10月18日 20時59分40秒 | 難聴一般
来月、大阪で、乳幼児を対象にした人工内耳や補聴器を装用して聴覚補償をはかることについての勉強会がある。

乳幼児の人工内耳については、成人が人工内耳を装用した時にどのように聞こえるのか、聞こえがどう変わっていくのかをレポートすることが適切なリハビリテーションが提供するうえで参考にならないかと思う。

装着して音入れしたばかりでも感度と音量の双方ともゼロにしてもすぐにうるさくなり、1週間ごとにマッピングを何度も作り替えていった。

専門家の知見と装用者の体験を慎重にかみ合わせたい。

ラビット 記
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開 催 要 項

1.会の名称
声援隊 特別勉強会 【きっともっとずっと聴こう!3】
ーこれからの聴覚障害児教育を考える講演とワークショップー
2.会のテーマ
ことばとこころ Language and Mind
3.参 加 者 聴覚障害児をもつ親、聴覚障害児教育にかかわる教師、言語聴覚士、医師  約100名を予定
4.会   期 2011年11月5日(土)10:00~6日(月)16:00
5.会   場 大阪市立日本橋小学校
大阪市浪速区日本橋3丁目2〓27
6.主   催 日本橋民生委員児童委員協議会
大阪市立日本橋小学校PTA
オーディトリー・バーバルを応援する声援隊
7.後   援(社)全日本難聴者・中途失聴者団体連合会
人工内耳友の会[ACITA]
(社)日本補聴器販売店連合会
長崎ベルヒアリングセンター
8.会議の性格と目的 
きっと=聴いて話せる子として育てよう!
もっと=より良い補聴をめざそう!
ずっと=子どもたちを応援しよう!
をモットーに、聴覚障害児の可能性をさぐる勉強会の三回目です。

第一回の【聞こえるとつながれる】、第二回の【聞こえ・ことば・リテラシー】に続き、今回のテーマは【ことばとこころ】です。 聞こえにくい子どもたちのこころに届くことばかけについて、聞こえにくい子どもたちのこころに寄り添う支援について、みなさまと考えていく所存です。 聴覚障害児をもつ親と有志の言語聴覚士・医師とでつくる声援隊らしく、対話を基本とし、各自の積極的な関わりと横のつながりを大事にする勉強会です。

ホームページは
http://www.seientai.com/kitto3/

逃げ道のないアパート 誰も住まないように。

2011年10月18日 20時49分13秒 | 日記(つぶやき)

通勤路にこの夏から建築中だった建物が姿を現した。

ずいぶん細長い敷地に建てるものだと思っていたら、ワンフロアー2部屋の「アパート」だった。2Kなのか2DKなのか分からないが3階建てで内部に狭い急な階段しかなく出入り口がドア1枚分しかない。
外に非常階段もない。これでは1階に火災や何かあったた2、3階は逃げられないのは明々白々だ。

どうしてこんなビルに建築確認がおりたものだ。

ラビット 記

CS障害者放送統一機構の放送に関する要望。

2011年10月18日 20時47分36秒 | 障害年金問題
CS障害者放送統一機構の放送に関する要望。

新聞に原発批判の本の広告が下段にずらっと。記事も原発被害の様相を伝える記事が・・。「安全神話」のお先棒を担いでいた新聞がだ。原発マネーがもう期待できないので宗旨を変更したのだろうか。

ラビット 記
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
原田保夫 統括官様
平成23年7月21日

厚生労働省にお願いしている要望内容

特定非営利活動法人 CS障害者放送統一機構
理事長 高田英一

1、緊急災害時の視聴覚障害者への情報保障の確立のための処置
 「目で聴くテレビ」の緊急災害放送を、全国瞬時警報システム(通称:J-ALERT)に位置づけ、リンクさせること及びそれに必要な処置をお願いしています。

 今回の東日本大震災での障害者の死者は、障害のない人の2倍と推測されています。重大問題です。
これには要援護者対策など多くの原因が考えられますが、その中でも情報格差の大きさには驚くものがあります。
 国は、災害時緊急情報を国民保護の立場から直接緊急情報を伝えるために、全国瞬時警報システム(通称:J-ALERT)の導入を進めてきました。しかしこのシステムには、障害者対応がありません。

今回の東日本大震災では、全国瞬時警報システム(通称:J-ALERT)は多くの人の命を助ける役割を果たしましたが、聴覚障害者には役に立つものではありませんでした。音だけによる伝達手段は、視聴覚障害者には役に立ちません。

 全国瞬時警報システム(通称:J-ALERT)を、真に国民に役立つもの=障害者にも役立つものにするために、下記の要望を行います。
① 「目で聴くテレビ」を、視聴覚障害者に全国瞬時警報システム(通称:J-ALERT)を提供するものとして、情報リンクさせること。視聴覚障害者に必要なシステムとするために、機材の支給、ソフト開発などの費用を支援していただきたい。

② 「目で聴くテレビ」は現在、電波利用を随時契約としています。これを24時間放送にするための電波送信費用を支援していただきたい。

③ 聴覚障害者情報受信装置アイドラゴンを、全国の視聴覚障害者施設、国と市町村の福祉施設、緊急時指定避難施設などへの配置をしていただきたい。

④ 現在、聴覚障害者情報受信装置となっているアイドラゴンを、視覚障害者に対象を拡大し、市町村に対し給付促進を広げていただきたい。

特に、現在進めているデジタル機器交換作業を、視覚障害者も給付対象としていただきたい。


今回の東日本大災害では、視覚障害者から解説放送の要望が直接寄せられ、限定的に実施をしたところ、「大変役に立ったし、継続してほしい」との要望があり、継続を検討していますが実行のためには視覚障害者にも受信機が必要です。

2、FMラジオ等の再送信
 被災地では、FMラジオなどの放送が災害避難時や生活情報の収集に役立つものとなっていますが、聴覚障害者には聞こえません。ラジオの字幕化、手話化放送の設備を都道府県聴覚障害者施設に配備していただきたい。

3、テレビの字幕、手話付与について
 現在の放送の状況は資料のとおりです。緊急時には字幕も保障されていません。

 対応策の一つとして、「目で聴くテレビ」の字幕と手話を活用することを、厚労省として進言していただきたい。

4、厚生労働省自立支援振興室は、障害者の情報保障に関する窓口として、政府各省庁に問題提起をしていく機能を有していただきたい

以上

難聴児・者の言語理解 リアルタイム文字表記

2011年10月18日 02時54分57秒 | 難聴一般
タッチパネルパソコンによる難聴児・者への言語理解の検査はユニークなものだ。
ツールとして、タッチパネル式パソコンを使用したことと言語理解を研究対象としたことがユニークだ。
低学年の児童だけでなく、高齢者にも受け入れやすいと思われる。また被験者の応答のためのデバイスやインターフェース、ドライバーが要らないので、急速に普及したiPadなどを使った検査や学習支援ツールが開発されるだろう。

言語理解については、イメージを見てひらがなの単語を選択するものだったが、近年多く使われているリアルタイム文字表記の理解度を確認する方法に使えないかと思った。
難聴者は、日常生活の中の音情報、音声情報を補聴器や人工内耳で脳にインプットしているが、何が起きているのか、何を言っているかわからないという脳からのアウトプットがない状態を日常的に経験している。
音声情報の代替えとして表示された文字列を見ることを脳へのインプットとすると、内容を理解したかどうか、内容をどう思ったかという脳の思考、アウトプットがどのくらいあるのかということを検証する必要がある。

話し言葉のオンをそのままかほぼそのまま文字に変えた場合、話し言葉のままの文字列、書記言語として書かれた文字列を理解するには、オンを聞いて理解するよりも脳の高度の能力が要求されるので、利用できる聴覚障害者や内容、場面が限定されると考えている。

ラビット 記
※通勤路にあるザクロの実。

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タッチパネルを用いた難聴児・者への言語学習支援
しかしながら、タッチパネルディスプレイパソコンを使用したことは、検査の操作が簡単で、パソコン使用に慣れていない被験者に対しても年齢を問わず受けやすい検査であったため、年齢の低い幼児や学童を対象にして有効に活用できる可能性がある。今後さらにプログラムを改良して、難聴児向けに文字認知のための視覚教材開発を進める。
http://www.shd.chiba-u.ac.jp/~ghss/activity2/vol/kiyou/kiyou1109_18.pdf