難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

介護実技講習修了! 難聴者には難しい。

2010年09月05日 19時53分35秒 | 社会福祉の学習
8月21日から始まった講習も2週間間をあけて4日間の講習が修了した。

介護実技講習は本来現場経験のない人などが受講するのかと思っていたら、大多数が何らかの施設で就労している人たちだった。
現場の経験のないのは32人中自分だけだった。

講師陣によるデモを見て、受講生がチームで復習するが介護側、利用者側も1回ずつしか実習出来ない。他の二組の実習を見ているだけになる。

今回、実技の演習は手話通訳だった。
こうした実技の演習は手話の分かる難聴者であっても学習が困難と思われた。

講師が実演あるいは受講者の実技を説明している時は声と実技が同時進行だ。健聴者は見ながら聞くことが出来るが、難聴者は手話通訳を見ていると実技の細かい部分が見られない。

手話で会話するのは週に1回もない難聴者が一日8時間も手話通訳を注視するのは辛い。
テキストを見ているときは手話通訳者も通訳しないで視線が向けられた時に手を動かしていてくれたがそうなるとひたすら手話を見続けることになり、目が異常に疲れて瞼が下がってきたことも再三だった。

難聴者はやはり講師の声が耳にきちんと入るような情報保障をした上で手話通訳、要約筆記を使った方が良い。
声を聞いて理解できると記憶がかなり違う。


ラビット 記

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