一部の障害者団体が、障害者自立支援法「改正」法案に発達障害のことが記述されたのは画期的だ、これ以上待てないなどとマスコミに出している内容を見た。
そこには、障害とは何か、障害者の福祉の客体から権利の主体へという当事者主権の考えもなく、ただ自分の団体だけのエゴでしかない。
今の厚労省には、法律に書き込まれたからと言って適当なことを施策に反映することは出来ない。
なぜなら障がい者制度推進会議と総合福祉法部会で、狭義の真っ最中であり、障害者自立支援法違憲訴訟の和解の当事者である以上、障害を持つ当事者を抜きにした施策作りはあり得ない。
ラビット 記
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◆障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす会◆
ニュース 2010.5.31 第22号(通巻130)
http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/suit/
━━━━━━━━━VICTORY━━━
◆(1)第13回制度改革推進会議概要。「素案2」を議論
2010年5月31日 第13回制度改革推進会議の傍聴メモ(word添付)です。 ※この本文とほぼ同じ ラビット注
今回の資料では「資料3」「資料4」が絶対見落とせない資料です。
■提出資料
資料1 内閣府地域主権戦略室提出資料 [PDF:30KB]
http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/kaikaku/s_kaigi/k_13/pdf/s1.pdf
資料2 障害者制度改革の推進のための基本的な方向(第一次意見)(素案2)
(修正反映版)[PDF:125KB]
http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/kaikaku/s_kaigi/k_13/pdf/s2.pdf
資料3 障害者制度改革の推進のための基本的な方向(第一次意見)(素案2)
(修正箇所表示版) [PDF:153KB]
http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/kaikaku/s_kaigi/k_13/pdf/s3.pdf
資料4 今後の取組に関する各府省の見解 [PDF:196KB]
http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/kaikaku/s_kaigi/k_13/pdf/s4.pdf
■オンデマンド放送
http://wwwc.cao.go.jp/lib_05/video/suishin12.html
◆(1)福島みずほ前担当大臣、涙で障害者との連帯を表明
●福島みずほ前担当大臣あいさつ
・ごあいさつできること嬉しくおもっています。お礼とおわび、そして、これからも一緒にと、みなさまにお伝えしたいとおもいます。
・この推進会議は私の誇りであり、ものすごくやりがいのある推進会議でした。障害者施策がまさに日本のなかで希望として、大きく変わっていく、それをエンジン舞台とし
て、気持ちを一つにして精力的な議論をしていくのがこの推進会議です。どれだけ多くの人たちがこの推進会議に思いを込めているかをいつも思っています。担当大臣として、制度改革推進本部副本部長としてとてもやりがいのあるそんな推進会議でした。4時間というしかもこれだけタイトな、みなさんがたのたくさんのエネルギーをいただいて、やってきている推進会議、委員のみなさん、介助者のみなさん、傍聴者のみなさん含め、献身的にこの推進会議にお力をいただいていることに、こころから感謝をいたします。
・そして二つ目はおわびです。私自身やめざるを得なくなったことに、なりました。途中でやめざるをえないことに関して、本当に申し訳ありません(涙)。やめないでほし
いという声もたくさんいただきました。本当に申し訳ないというふうに思います。
・ただ、障害者施策はこれから前進しなければなりません。私は担当大臣から外れますが、でも議員として、あるいは一人の個人として、一人の運動家として、この推進会議とともに、あるいはすべての障害者のみなさんとともに、この日本の社会が障害者の人たち、多くの人たちのとってもっと、もっと、もっと住みやすい社会になるべく、渾身の力をこめてまた一緒にがんばりたいと思っています。
・まさに、この推進会議が6月考えをまとめます。法律をつくることも工程表としてあります。みんなで気持ちを一つにして、一丸となって、困難な課題ですが、このとりわけ4年間で日本の障害者施策をほんとに、がらっと変えるために、一緒にがんばりあいましょう。
・わたしもみなさんたちと気持ちを一つにして、がんばりたいとおもっております。とりわけこの推進会議がこれから4年間、このすばらしい成果を出すことができるよう、議員、個人の立場でみなさんたちと一緒にやってまいります。本当にありがとうございます。そして、どうも申し訳ありません。そしてこれからも一緒にがんばっていきましょう。よろしくお願いいたします。(大きな拍手)
△▼△編集後記
「28日の厚生労働委員会の審議についてインターネットで見て送信しています。
最大の怒りしか残りません。これからが本質的な闘いの再スタートラインにたったものと理解致しました」(岡山・清水博さん)
「(衆議院本会議可決)けしからんですね。どこまで行っても闘う人生を送れということでしょう。ここまできたら全身全霊でがんばります。がんばりましょう。」(京都・池添素さん)
世論に訴え、連帯して、このデタラメな「改正」案、廃案にしましょう!
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