難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

難聴の損害賠償

2006年11月08日 15時42分13秒 | 生活
PTSDの患者に医者が殴って、難聴にさせたという事件の報道があった。
http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/nation/20061108a4100.html

国立精神・神経センター国府台病院(千葉県市川市)の医師が患者の女性が難聴になるほど殴ったのが「治療の一環」とは恐れ入った。
損害賠償の請求額が890万円とはずいぶんと安いなという印象だ。どのくらいの難聴にせよ、周囲とのコミュニケーションの断絶感、社会からの疎外感は誰しも自殺を考えるほどだ。

ラビット 記


高齢者と同居する難聴者

2006年11月08日 09時59分40秒 | PHSから
061108_0654~001.jpg高齢で一人暮らしをしている母が夜間、幻聴やまだらな記憶に近隣の住民とトラブルを起こしたので、実家に泊まることを続けている。
日経新聞で認知症の高齢者は自分の記憶かが短時間しか持たないことに不安を感じているとあった。
母を見ていると、今はご飯を食べない、明日何時に起きると言っても意味がわからないのではなく、言われた事を覚えられないので、手に持っている茶碗をどうするのか分からないのだ。だから目覚まし時計を持ってくるが何時にセットするのか分からなくなってしまう。

難聴者は言われたこと自体に気が付かないか、聞こえたとしても言葉の意味が理解出来ずに立ち往生する。

今は食べないからと言いながらお茶碗をしまったり、目覚ましをセットして渡して、記憶の断絶を繋ぎ返したり、記憶を維持出来るように話したことを紙に書いて置くと良いようだ。

一人でいる時は、記憶をどう処理しているのだろうか。

ラビット 記