“元” 日立市立塙山小学校 大地の会 会長日記

“元”おやじの会会長が勝手に綴る日々のたわごと集 塙山以外のみんなもあつまれ~ヽ(^o^)丿

子どもたちの通学路について話合いました。

2008年12月25日 | PTA
先日12月18日(木)、教育プラザにて日立市内の通学路における危険個所の改善と安全確保策を検討する通学路連絡調整会議が開催されました。

参加者は交通安全母の会、日立市立小・中学校PTA連合会、日立市学校長会、日立国道出張所、高萩土木事務所、日立警察署、日立市生活安全課、日立市道路建設課、日立市道路管理課、日立市教育委員会学務課から総勢19名が参加しました。

協議の中では、市内の幼・小・中学校から寄せられた改善要望箇所のうち11の案件について審議されました。

今回は塙山学区からの案件はありませんでしたが、ふだん私たちが通っている近隣学区の通学路では改善要望がありましたのでご紹介します。


案件1 大久保小学校区 大久保町4丁目 冒頭の画像が危険個所です。ここは塙山小学区から大久保小学区へ抜けていく裏道で変則の五差路です。この道路は子どもたちの通学時間帯に上下線とも通勤のための通過車両で交通量が非常に多くなる裏道です。ここへ押しボタン式の信号機の設置が要望されました。が、回答した日立警察署交通課の見解では道路の幅員も狭く、信号機の柱を立てる場所がないことから設置困難との回答となりました。スクールゾーンの設定の可非について質問しましたが、そのためには近隣住民の同意書の取り付けが必要とのことでそちらも実現の可能性は低いようです。


案件2 大沼小学区 東金沢町5丁目

画像の先の左側に大沼小学校があます。通称通勤道路ですが、左側の道路から通勤道路へ左折する車両や大沼小学校方面から来て右折する車両が多いことから道路の拡幅と舗装及び信号の設置が要望されていました。回答した日立警察署交通課によると画像右側に信号機を設置する十分なスペースがないことから信号機の設置は不可能との見解、また、道路の拡幅については日立市道路建設課から住宅密集地区であり、拡幅困難との回答でした。


案件3 金沢小学区 金沢町5丁目

ここは台原団地と金沢団地を結ぶ道路の変則五差路です。この先右には金沢幼稚園、その先には金沢小学校があります。ここも子どもたちの通学時間帯は同時に通勤のための通過車両が非常に多くなる道路です。ここへはガードレールの設置または信号機の設置が要望されています。信号機の設置については日立警察署交通課が昨年も上申、今年も引き続き上申するとのことでした。ガードレールの設置については日立市道路管理課が回答し、縁石がある部分については危険性が低いため、ガードレールの設置は不要。また、歩道の無い部分については幅員が狭すぎて設置不可能の回答でした。


案件4 油縄子小学区 国分町1丁目

この道路は画像手前が国道245号線で奥は旧日立電鉄の踏切その先は左にサンユー右に日立化成桜川工場となる交差点に通じる市道です。この道路は途中に踏切がありましたが、日立電鉄線が廃線になったため踏切がなくなり、一旦停止がなくなったため画像奥側より国道へ抜けようとする車両がスピードを落とさず通過する危険な通学路となってしまいました。要望はとまれの標識設置と白線の書き直しですが、日立警察署交通課からは画像手前左側への左折道に一時停規制を設ける上申をするとの回答があり、白線については日立市道路管理課が鮎川停止場線の整備計画があるため現状維持で様子をみるとの回答でした。ここで日立警察署交通課に左折道に一時停止規制を設ける意義について質問しましたが、回答は「まっすぐな道にどうして『とまれ』をつけられるの」との回答でした。ここでこの会議に対する疑問が・・・出来ないものは出来ないといった回答だけを聞くなら会議なんかしないで報告文書だけもらえば十分・・・ではなくて決まりはあるけど、子どもたちの通学時の安全確保の観点からそれらを超越して検討しようとするのがこの会議と思い参加したのですが、ちょっぴり私の思い違いのようでした。(めずらしく煙たがれたようです(;^_^A ) 白線についても日立警察署が回答し、この道路は路面が荒れており、せっかく高額の費用を負担して線を引いてもすぐはがれてしまうため結果もったいないといった意味合いの回答でした。・・・?(;^_^A


案件5 油縄子小学区 国分町1丁目

ここは国道245号線下り線、左折すると左に多賀高校、右にカワチと鮎川交番の交差点につながる市道です。ここは新しく引いた外側線(画像手前左に見える曲線)を無視して小回りする車両があるため児童と車両の距離が接近し危険とのことからポールの設置が要望されていました。ここは高萩土木事務所が回答し、旧の外側線(さらに手前に見える曲線)と新外側線の中にゼフラゾーン線を引き、車両の進入を抑止する措置を今年度内に実施するとの回答がありました。(よかった~ヽ(^o^)丿 )


案件6 泉が丘中学区 東大沼町3丁目 

ここは左側が旧日立電鉄水木駅に面する通勤道路です。画像を見ても「狭い」と直感できる路側です。ここを毎日約200名の生徒が通学路として利用しています。要望は歩道の設置です。回答は日立市道路建設課で現在日立電鉄線の跡地利用の検討がされているのでその中で検討したいとのことでした。(時期の未定とのこと)


案件7 泉丘中学区 東大沼町3丁目

ここも通勤道路です。画像手前が旧日立電鉄水木駅むこうは大沼小学校、車が右折しようとしている方向は海端団地です。ここには押しボタン式の信号機の設置が要望されています。画像はたまたま横断しようとしている人がいるところを撮ったものですが、ご覧のように横断したい歩行者がいてもなかなか車両は止まってくれません。ここは日立警察署交通課が上申の検討をするとのことでしたが、道路の幅員等については問題はないが、信号待ちをする人溜まる歩行者溜りが無いのでどうだろうかとのことでした。

ざっと塙山小学区の近隣の様子をご紹介しましたが、いかがでしようか。よく、『安全第一』とか、『安全はすべてに優先する』などとはいいますが、子どもたちの通学路事情については現状、そうではないことが少しおわかりいただけたでしょうか。

「そうはいったって日立市内の交通事情ではなかなかね・・・」っていっちゃったらそこで議論はおしまいで、みんなが知恵を出し合ってどうしたら子どもたちが安全・安心な通学ができるか本気になって考えることが大事なのではないでしょうか。