株式会社葉月の社長ブログ 『うちは技術屋です』

飯塚市嘉麻市(筑豊福岡全域)で塗装・塗替え・防水改修などをやっています。

2018年7月6日による水害

2018年08月25日 | 日記
7月6日(金曜日)その前の夜から大雨が降ってたようで

朝の時点で会社へ行く八木山峠が通行止めで、会社に到着したのが朝9時前でした。

既に会社周辺は道路が浸水しており、車を他所に停めて会社へ行きました。



全面道路の県道も冠水(水位20~30センチ)のため通行止めでした。




前の田んぼも完全に水没しており、この辺一帯の浸水被害も容易に予想できました




この状態が昼過ぎまで続きました。

雨雲レーダーは15時以降大変な雨量をもたらす・・・と警戒しており
しかし遠賀川に排水する様子もなく、ただただ雨が降りしきってました。

午後15時過ぎ
会社前にも水が溜まってきました

朝から道路が冠水していたためこの車両2台だけ避難させれなかった・・・・


そして会社にも水が入ってきました



5分後





20分後の午後4時10分に会社の床上まで浸水しました




8年前も会社が床上10センチ浸水しました。

今回もその程度だろうと根拠のない自信があり、机の引き出しも一番下だけを

机の上に乗せる程度の対策しかしませんでした。

が、水位がどんどん上昇して床上浸水して20分後には30センチほど浸水しました



ここで本気でヤバイと思いました。

それからパソコンのハードディスク、机の引き出しを隣接する実家の2階に避難させましたが

浸水のスピードは衰えず、結局は引き出し全てを移動させた時点で

浸水60センチを越えていたと記憶にあります。

その証拠に、この間の写真が一枚もありません。

撮影する余裕すらありませんでした。



18時半会社の前はこのような状況で、完全に孤立


スマホの電池も切れそうなので、ここで電源を落とし状況待機しました。


その後浸水スピードは衰えたものの、水は減っておらず

夜になってもじんわりと水位は上昇しており、23時頃が一番深かった気がします。

とりあえずスマホも使えず、当然停電。

飲み水だけはペットボトル1本ありましたので何とかなりました。

やる事ないので寝るしかありません。


明け方4時過ぎに目が覚めて外を見ると水が引いていました。


外壁は1m越え



事務所内部は玄関で95センチ




倉庫も



実家とか悲惨すぎてここに写真載せるのも躊躇するくらいでした。

私の場合、ここまでの災害は初めてだし、茫然自失になってもおかしくなかったんですが

『とにかく片付けないと何もはじまらない』という気持ちだけで

自分の中で2週間で通常業務に戻すという目標を立てました


7日土曜日

片付け応援5人手配し、産廃コンテナを搬入 水没車両2台の引き上げ依頼


また必要なものをとりあえず保管する衣装ケースを20個を用意しました

そして大工さんを月曜日から来てもらえるよう手配しました。


8日日曜日

総勢15名でダメになった書類やじゅうたんなど全て廃棄

家具も解体して廃棄



思えば土曜日7日の段取りが明暗を分けたと思います。

車両引き上げのレッカー車も、産廃コンテナ車、そして大工さん

私が一番手配が早かったらしく、すぐに来てくれましたが

少しでも遅かったら4~5日後になってました。


事務所の床も全部撤去して、消毒液を噴霧して石灰まいて



床を貼りました




新しくタイルカーペットを敷いて



となるわけですが、ここから電話を復旧させ

ネット環境を復旧させ

コピー機を入れ替え

事務所として機能させるにはがっつり2週間を要しました。


それから書類を整理したり、本棚を買ったりソファーを買ったり

なんやかんやで全ての家具が揃ったのが1か月以上経った8月16日


今年の夏は異常に暑かったけど、とてもハードな夏になりました。


この水害に遭い、色んな方々からお見舞いをいただきました。

この場をお借りして深く御礼申しあげます。




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