お茶の大和 ティータイム

大地からの贈り物“お茶”で素敵なティータイム

新茶を美味しく

2007年04月29日 | お茶の大和の提案とお知らせ

 『新茶をおいしくいれるのは、なかなか難しいことです。いろいろ工夫してみて、結局、“二度つぎ”の方法がよいのではないかとということになりましたが、皆さんの方が、もっといい方法を研究なさっているかもしれません。 新茶は、熟しきっていない、柔らかい芽で作っていますので、甘味は、ほんのわずかです。熱い湯を使うと、苦渋味が出てしまいます。といって、低温のお湯で時間をかけていれると、重っくるしい味になり、胸にもたれたりします。二度つぎ、というのは、低温の湯で、かすかな甘味をだしておき、二煎目は、熱いめのお湯を注いで、手早く一煎目の上に注ぎ足す、甘味と新緑の香りをミックスさせて味わうという方法です。』と、朝日新聞社『くつろぎの茶』(昭和57年10月1日発行)に、書かれていました。長年お茶屋をやっていて、ほんとそうだなと思います。  

でも上手に注すと、“二度つぎ”しなくても、ほんのりとした新緑の香りと旨味がほどよく出て美味しいですよ!!


 ポイント 
 一煎目は、湯さましして、あせらず慌てずゆっくりゆっくり注します。 (40秒~50秒くらいかけて!!) ほんのりとした新茶の香りと旨味があるかもしれません。

 二煎目以降は、手早く注いでください。水に溶け難い成分(カテキン)が、お茶独特の渋みとして口の中に広がると思います。「玉緑茶(タマリョクチャ)は、煎茶より注しがきく」と聞きます。一煎目、二煎目で捨てないで何度か注してみてください。

お茶の大和の知ったかぶりです。


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