LIVEアルバムNo.10はIron MaidenのLive After Deathです。
ブルースが加入して3枚目、通算5thのPowerSlaveに伴うツアーを収録したアルバムですが、まずは凄いと言う言葉を付けたいです。そしてカッコイイと言う言葉も付けたいです。
オープニングのChurchill's SpeechからAces High、2 Minutes to MidnightといきなりNewアルバムの曲を続けて、その次にThe Trooperでたたみかける流れはメタル、ハード系バンドの本領発揮と言う感じで一気に取り込まれてしまいます。そしてその後も力強い演奏が続き、Liveでもアルバム同様の演奏ができる力を持っていることを十分に見せつけてくれます。
このアルバム、収録されている曲のほとんどがブルース時代になってからのアルバム収録曲で構成されているのもポイントだと思います。もちろん、Iron Maiden、Run to the Hills、Running FreeなどLiveで演奏しないとファンが黙っていない曲は収録されていますが、ある意味、ポール時代からの脱却を示していると思います。
ただ、このアルバムは私が夢中になってIron Maidenを聞いた最後のアルバムになってしまいました。元々ブルースが加入した3rdの時もブルースの高音の声質が気になっていたのですが、このアルバムと同タイトルのLive映像を見て生理的に受け付けない声質が決定的になってしまったのです。
その後もアルバムは欠かさず購入していますが・・・。