東京勤務、田舎暮らし Can you imagine 2-hr commute for one way ?

生まれ育った田舎に暮らし、毎日2時間かけて東京の下町へ。
オタク第1世代の会社員 「たぬきねいり」 のささやかな日常。

僕達急行 -A列車で行こう-

2012年04月02日 | テツ話

昨日は映画の日ということもあり、気になっていた映画『僕達急行 -A列車で行こう-』を見に行きました。

ストーリーを超訳(笑)しちゃうと鉄道オタク版『釣りバカ日誌』みたいなもんです。

鉄道好きの二人が鉄道の薀蓄をいいながら知り合った人たちとわいわいやっていると
何故かうまくみんな仕事に絡んでいてとんとん拍子に仕事がいい方にむかっていっちゃう、みたいな。

まぁ、ストーリーはおいといて鉄道あるあるというか鉄オタあるある的なところを狙った映画なのでしょう。

この映画の主人公二人はあまりオタク的なところが誇張されすぎずに描写されていて
普通の人に混じって鉄オタをやっているところが共感しやすかったです。

不器用そうな主人公二人を松山ケンイチ・瑛太が好演しています。

超美男であることを除けば(笑)私の周りにいても不思議でないような鉄オタを演じています。


登場人物全員が鉄道の名前だったのは始まってすぐに気がついたけれど
最後に搭乗する外人の名前までサンダーバード氏なのには笑わせてもらいました。

大笑いする映画というよりは「あー、ある、ある。」ってくすくす笑える映画です。

笑わせるための間のとり方はベテラン監督ならではのものでした。


ストーリーよりも気になったのは鉄道のスピードに映画の撮影コマ速度がついてこれないこと。

走っている鉄道がコマとびして見えるんです。

鉄道が走っているシーンで車両ののデザインが例えば 左端・ちょっと左・真ん中・ちょっと右・右端 と
1コマ毎にぶつぶつに切れて映るんです。

普通の映画よりも鉄道のシーンが情景として多用されているので
こういうことがあるとフッと映画の世界から現実に戻されてしまうのが困りものでした。

撮影フォーマットの問題なんでどうしようもないということもわかっているんですけどね。


森田芳光監督の遺作になってしまいましたが この映画、『釣りバカ日誌』とはちょっと違うテイストで
もうちょっと一般受けするようなツボさえつけば十分シリーズ化も狙える作品だっただけに
監督の早逝が惜しまれます。

最近駅撮りした1枚を手向けに添えたいと思います。 合掌。


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