オタキングこと岡田斗司夫氏のひとり夜話のホームページで
第1弾「ガンダムを語ってみよう!」の講義を聞くことができます。
この講義、1979年当時に機動戦士ガンダム(俗にいうファーストガンダム)に
夢中になった人達ならば聞いていてとても面白いです。
1時間40分、ネットラジオでたっぷり楽しめます。
ちょっと穿ち過ぎているかな、と思うところもない訳ではなかったですが。
氏によるとファーストガンダムを筆頭に冨野監督の成功した作品の多くは
「少年が業を背負って青年になっていく話」なのだそうです。
この意見にはガンダムとともに少年期をすごした私も全面的に賛同します。
話は変わって今号のヤングアニマル掲載の「3月のライオン」。
(11月26日発売予定の5巻の最終話にあたる話だそうです)
読んで 「羽海野チカ先生は業から赦される話を作るのがうまいなぁ」
と思いました。
羽海野チカ先生の代表作「はちみつとクローバー」も突き詰めていくと
登場人物が各々自分の業に立ち向かい、人とのつながりの中で癒されていく
話だったような気がします。
「3月のライオン」もそうなるんでしょうか。
羽海野チカ先生の作品に出てくる登場人物には血が通っているんで
幸せになってほしいと願わずにはいられません。
業を背負う話と業から赦される話、どちらも力量のある作家だからこそ
挑むことのできるテーマですよね。
それにしてもなぜ『ヤングアニマル』(青年向けエロ本漫画雑誌)に
「3月のライオン」は連載されているんでしょう。
今号の話なんて今すぐ買って家族に見せたいのに…なんとかならんかのう。