東京勤務、田舎暮らし Can you imagine 2-hr commute for one way ?

生まれ育った田舎に暮らし、毎日2時間かけて東京の下町へ。
オタク第1世代の会社員 「たぬきねいり」 のささやかな日常。

高齢化社会

2010年01月21日 | 日々雑感

昼食時。

チェーンの定食屋で昼食をとっていたのですが、そのお店では
キッチンを若者とおばちゃんが担当しておじいさんが接客をやっていました。

で、このおじいさんの接客が全然駄目。

まず、声が小さいのと元気がないのが致命的。
オーダーを聞き返すのに「はぁ?」とか言っちゃってるし。

で、おじいさんが裏手に引っ込んだ後でキッチンから
おばちゃんがこのおじいさんを叱り飛ばすのが聞こえてきました。

どんな外食産業でも お客の聞こえる場所で店員教育をやる店には
私は可能な限り近寄りたくありません。


で、このおじいさんが(精神的にも立場的にも) 弱いと見たのか
労務者風の客のおじいさんが丼に髪の毛が入っているとクレームをつけてきました。

で、新品に交換。
クレームに対応するのは店の反応としては理解できます。

隣に座っていたから見ちゃったんだけど、
確かに女性のものと思われる髪の毛が1本入っていました。

けれど、たかだかン百円の丼、原価とか考えたらそのくらいいいじゃない
と思えるようなものでした。

そんな訳で居心地の悪かったその店を私はさっさと撤収しました。


この後、なんでこんなにこっちが不愉快なのか思い返してみたんですけど、
多分、当事者がみんなお年寄りでみんなどこか周囲に対する気遣いが
足りていないからなんじゃないかと思い至りました。

接客業に無理があるのに接客するお年寄り。
店の雰囲気を考えずに叱り飛ばすおばちゃん。
弱気の店員に文句つける高齢の労務者。

お年寄りに十分に生活費を与えない社会が悪い、っていっちゃえば
それまでなんでしょうけど、それだけなんでしょうかねぇ。


往年の少女漫画の名作、三原順先生の『はみだしっ子』の中で
主人公のひとり、アンジー(皮肉屋さん) があるシーンで
養父の「私に何を望む」 という質問に対して

「長生きするのも悪くないって思わせてくれればいい。」
って返事をします。 (例によってうろ覚えです。)

私が(多分、多くの人も)高齢者に望むものってまさにそれなんですけどね。


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1 コメント

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うーん (れん)
2010-01-21 06:53:55
考えさせられますね。
深刻な問題です。
やはり高齢と言うだけで色眼鏡で見てしまう嫌な自分がいます。その反面、かわいいおじいちゃんやおばあちゃんは好きだったりします、これも嫌な自分ですが。
「こんな社会に誰がした!」等と他人の責任とは云いませんが、これで良いとも言えないし。
きっと、答えは無いのでしょうが…。
社会が優しく無いのかな?
もしかしたら、本当は答えは簡単なのかも。実行は難しいけど。
きっと、自分が後期高齢者になったら、若者達に嫌われるジジイになるんだろうなあ。
問題提起ありがとうございます。
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