HASSY局長のハサカル日誌

伊勢志摩バリアフリーツアーセンター事務局長HASSYが
日々のハサカル(気になる)出来事など記録していきます。

0207:伊勢志摩のガイドのみなさんありがとう!!

2006-02-07 19:04:27 | イベント
午後より、伊勢、鳥羽、志摩にて活躍されている観光ガイドのボランティアの方々対象に、交流を含めたバリアフリー研修会を行いました。

会場は「伊勢神宮内宮」



ご存知、往復1,6kmの砂利の参道と正殿前の40段あまりの階段。これらを障害者や高齢者がどのように参拝するか?ということを実体験してもらおうという企画。
いえ、ゲリラ的ではありません。
あくまでも伊勢志摩地域のガイドをされている方が、今後障害者、高齢者のガイドをされるときに気をつけていただきたい点、または情報として知って欲しかったものでもあります。
 


というわけで、手動、電動車椅子の内宮での利点、問題点や、視覚、聴覚をさえぎられたときの神宮の案内の仕方など二班に分かれて体験。

 

集まったガイドの方々は約20名。
う、うれしい…。

 
 
しかも集まったみなさん、とてもツアーセンターの活動を把握してくれていて、
「いつも新聞見とるよ、がんばっとるなぁ~」
「こんな機会設けてくれてありがとう。こんな交流しようと思っとったんや」
「うちらガイドあんたらの活動にをもっと上手く使ってもらっていいやに」
「ええ勉強になったわ、あんたらのやっとることはええことやなぁ」

とかみんながみんな、地域限らず、そんな思いでいてくれていたよう。

これなんです。
ツアーセンターを発足した当初も思っていたことですが、ウチのセンターばかりが活躍するのではなく、既存の団体をも活性化させるような仕組みを持ちたいと思っていました。
だからこのようにセンターに協力してくれ、一緒に活動できる既存の団体がいるということを再確認できて、本当の心からうれしくって泣けそうでした。

さて、そんな内宮のでの研修後、場所はおはらい町にある五十鈴塾に移り、BFIG(バリアフリーイマジネーション)を行いました。

障害者、高齢者の方々にどのようにすれば、神宮参拝がスムーズに出来るのか?というすばらしい案が続々と出てきました。
出来る出来ないは別として、たくさん集まれば、いろんな発想が生まれるものです。
頼もしく思えてきます。

さすが、伊勢志摩で育ち、長年神宮を色んな視点で見てきたガイドの方々。年の功が効いています。
伊勢、鳥羽、志摩の交流にも十分なったようなので、大成功と言えそう。

このつながりを大切に、これからも時々ガイドのみんなのところに顔を出したりしていきたいです。

ちなみに2月24日(金)にはフォーラムの一環としてのデモンストレーションツアーを企画。ひとつはこの神宮のコースです。ぜひご参加を!!

さて、研修が終わるとあわただしく次の講演に。
といっても場所は目と鼻の先である「神宮会館」。

「神道青年会教養研修プログラム」にて講演とワークショップ。
講演は私担当だけど、ワークショップはぽんぽんのメンバーや上記の研修でもいてくれたセンターの専門員でもある板井くんとで行いました。

対象者は三重県内の神社と神宮の神職の方々です。

タイトルは「神社とバリアフリー」

ずっと禁句とされていた分野でもあるものを、私たちの結婚式を挙げた猿田彦神社の神職さんが話をもってきてくださったのです。

うれしかった。
こんな機会はおそらく二度とないかもしれないチャンスなのです。

集まったのは総勢約50名。結構な人数です。
年齢は私と余り変わらない層なのですが、とても緊張する空間でした。
だから講演も少ししどろもどろになってしまったよ。


結果的には、社会はバリアフリーやユニバーサルデザインへの流れに来ていますが、この業界ではまだまだ一部浸透には時間がかかりそうです。


しかし、こんな機会を作ってくださったKさんありがとうございました。
コレに懲りずにまたぜひ、リベンジさせてくれるチャンスを作ってください。

<オマケ>


参拝後、元高見山に会いました(右端)