HASSY局長のハサカル日誌

伊勢志摩バリアフリーツアーセンター事務局長HASSYが
日々のハサカル(気になる)出来事など記録していきます。

駅ボラ2日目 ひと壁ぶち当たる

2011-04-30 23:43:04 | イベント
曇りぎみだった、空も雨の心配もなく、今日も2日目の駅ボラを無事行うことができました。






本日の朝礼でのイベント報告
・神宮内宮の神楽祭(11:00と14:00)
・おかげ横丁で端午の節句の鎧姿での撮影会開催
・池の浦でつり筏が結構お手軽に出来そうな形でやっているよう。行き方はJRの今だけ限定停車ののシーサイド駅へ




朝礼が終わり、担当ごとにみなさん配置につき、駅ボラスタートです。
昨日も参加してくれた人、一年ぶりの人など様々ですが、みなさんおもてなしの気持ちは120%!





昨日に引き続き参加いただいているツインズ まな・れな二人は、同級生となるゆうくんとすぐに打ち解け、私の中で花の小3トリオ(ちょっとモジリました)とか言って、いろいろお仕事頼んじゃいました。

 





気をつけないといけないこととして
改札口の近くの床がちょっぴりこんもりしていて、そこで子どもたちが立て続けにつまづいていたので、駅に報告しておきました。

 



とばーがの案内も多かったです。でも、駅周辺のご案内できるところは少し。
ほかは車や船で行くところだったり、要予約だったりします。
でもボランティアのみなさま、しっかり対応してくれていました。
神島へ行く親子がいたので、駅周辺のバーガーと神島のバーガーと食べ比べてみてねと、案内。




八戸から丸山千枚田を撮影しに車で来たという方や魚介類を食べ飽きたので、軽くパン系を食べたいとおっしゃられる方、電車までの時間があるけど、その間で回れるところ、鳥羽で有名なおみやげ物は?などなど、本当様々がな方がいらっしゃいました。










本日は、連日の駅ボラだったので、昨日情報をお伝えしたお客様が、わざわざ「教えてもらった●●行ってきたよ~」って報告してくれたり、ボランティアもそれをとても喜んでいました。
ちなみに、二見の太江寺の藤は、30日の時点で四分咲きぐらいだって。うん、ここのとろころ、冷え込んだからかな?いつもなら、この時期は満開らしいですよ。
車で行っても臨時駐車場も国道42号線沿いにあるようです。

聾唖者の団体さん(しかも全て聾唖の方)がいらっしゃっていました。
この日でよかった~、本日は手話通訳者であるうっしーもいるのです。
彼女の対応で、なんとか目的地への情報をお伝えすることができたようです。




そうそう、ボランティアのみなさんも、とても熱心で、その日お客さんに質問されて答えられなかったことを、駅ボラ終わってから、確かめに行ってくれていたりしていました。
太江寺の藤、扇芳閣のめだかの学校の藤などの咲き具合をチェック。

ありがたいです


まな、れなツインズもホラ、めだかの学校の藤を見に行ってくれていていました。


さて、あと本日の大きな壁として、毎回のことですが、今回も、観光船のおっちゃんに怒鳴られました。
最初に言われた、八木君ごめんね。
おっちゃんたちにはなにか言うことあったら、ボランティアにではなく、私に言うてくださいと、伝えてあったのですけど…。

・お客さんへのかける声が大きすぎ。あんたらは、座って来たお客さんにだけ対応すればいいんとちゃうんか?
・立って案内は失礼じゃないか?葬儀場でも結婚式場でも受付は座っとるやろ、立って案内した方がいいと言うあんたがアホやわ。
・あんたらはどこに頼まれてやってるんや?近鉄にも言われているんか?

などなど、こちらの言い分が充分あるものばかりなのですが、これらはほんま毎回いわれているようなこと…。
言い返してもおっちゃんの気持ちを荒立てるだけなので、言いたいこともグッと堪えて聞き役に…。

しかし、駅のコンコースに響き渡るあの怒鳴りは、全国から来た観光客の皆さんに、とっても恥ずかしいこと。
鳥羽の玄関口である鳥羽駅を出たら、なんだか怒鳴っているおっちゃんがおるわ。となると、観光都市鳥羽のイメージもかなり落ちてしまうものですよね。

私たち駅ボラは、鳥羽の玄関口で少しでも鳥羽のイメージをアップを心がけて、ボランティアのみなさんも、無報酬で貴重な休みを割いて、鳥羽にいらっしゃる観光客に少しでもスムーズに観光ができるように…と、お手伝いしてくれているのです。

なにはともあれ、おっちゃんたちの逆鱗にふれたわけで、その要素があったわけなので、こんなことが起こらない様、私たちスタッフも気をつけなければと思う一日でありました。反省。




<本日のボランティア>
午前14名(+子ども3名)
午後15名(+子ども1名)

<貸し出し>
車いす0台
ベビーカー3件

<応援来訪者>
鳥羽市長


春の駅ボラがはじまりました!

2011-04-29 17:56:10 | イベント
毎年恒例、春の駅ボラが本日よりはじまりました。


今年も地元のボランティアの方々30名が、4月29日(金)・30日(土)、5月3日(火)・4日(水)の4日間、ローテーションで鳥羽駅の改札前、観光案内所前でオレンジのベストを着て、観光にいらっしゃった、お客様たちに観光案内、ベビーカー、車いすの貸し出しなどなどをおこなっています。



9時にツアーセンターに集合し、朝礼を行ってから、いざ、出陣!!
 


春先からの自粛ムードが心配されていましたが、ゴールデンウィーク一週間前にバタバタと宿泊施設も埋まり、本日は、空室ほぼなし。



もし、飛び入りで泊りたいという方が来たら、がんばって探せば、民宿が見つかるかも…という、ゴールデンウィークらしい客入りぐらいに戻ったようです。



でも、やはり、駅前の車の渋滞はなかったのが、全体的なお客様が減っているのかな?と思います。
それに、宿泊施設は満室なのに、人が少ないってことは、日帰りのお客様や、飛び込み(いつも現地に着いてからお宿を探す方)の方が、いつもより比較的少なかったってことかな?


駅ボラブース設置し、スタートしてから、バタバタとお客様がやってきては、いろんな問合せが続出。
・離島に行きたいのですが、今から行くならどこの島がいい?
・鳥羽水族館の割引チケットは?(←発行していなのです)


・石神さんへの行き方
・伊勢神宮へ行きたいのだけど、どの交通機関で行けば?
・太江寺の藤祭りの行き方(←駅ボラブースに大きな看板があったから)
・オムツを購入したいのだけど…
・石鏡にゴジラがあがったというところを見に行きたいのですが…
・授乳室の案内
・1時間半ぐらい鳥羽駅近辺で散策したい
・神島行きたいんだけど…(←神島行きの船は本数が少なく10:45発以降は14:00まで船はなく、最終も15:45のため、昼からの来ても観光は難しい)
・プランを決めていないので、お勧めの場所
・伊勢うどんのおいしいお店を教えて。



などなど、まだまだ、多岐にわたる質問攻めで、ボランティアもたじたじぎみ。
でも、大丈夫、一人で答えられなくても、周りのボランティアでフォローがされるので、キチンとお客さまの質問には解決できていけたと思います。

ほかに活動としては
JR鳥羽駅の階段にて車いすを運んだり、車いすで観光に来られた方に声かけをたくさんいたしました。
車いす利用のお客さん多かったような…。




そんな気がします。
その反面、外国人がとっても少なかったです。昨年は、結構いたのですが、今年は0に近かった。
やはり、風評被害なのかな?

明日も頑張るぞぉ!

<本日のボランティア>
午前11名(+子ども3名)
午後10名(+子ども3名)

<貸し出し>
車いす1台
ベビーカー3件

<取材>
三重テレビ
ITV



<応援来訪者>
鳥羽市観光課課長
中村欣一郎県議会議員

褥創(ジョクソウ)予防のためにしなくてはいけないこと

2011-04-05 22:20:16 | プライベート
本日は、パートナーの手術でした。
またまた、ジョクソウ(床ずれ)悪化による手術です。
1月~3月まで入院して、3月に自宅療養して、4月から手術→入院です。
9:00に手術室に入って、14:00過ぎまで出てこず…。
今回は、5時間ぐらいかな?って予告されていたので、パソコン持ち込んで手術待合コーナーで黙々仕事したりなんかして…。

看護師さんから、「ここにいてください、離れるときは声をかけてくださいね」と言われたから、真面目に張り付き状態。

手術後、先生から行った手術の説明。
切り取った肉の塊なんかもじっくり見せてもらったりして…。
それを見て、相当な手術だったと実感。
これはパートナーのこれからの生活態度を改めてもらうために、見せなきゃと、思わず撮影記録までしてしまったよ。
あまりにも…なのでUPしないけどね。

今日は、ICUから出てこないし、面会も出来ないといわれたので、夕方帰宅しました。
明日から、またまた病院通い婚生活です。

チェアウォーカーのみなさんも、ジョクソウは大敵です。
気をつけてください。

特に、感覚のない頚椎損傷、脊髄損傷の方は、筋肉もなくなり、血行も悪くなっています。
肉もないから、ちょっと同じ体制を2時間続行しただけで、テキメンにジョクソウをつくります。
治すことも大切ですが、その後の予防はもっともっと大切です。
いや、むしろ、ジョクソウは手術で治ったかのように見えますが、ジョクソウつくりを繰り返すのなら、生活態度を変えなければ再発するのは確実。
だから、戦いはこれからなのです。

まず、

①座位を2時間以上保たない。時間を決めて横になったり、お尻の圧をとる。

②いつ何時も、車いすのときはもちろん、移乗してどこかに座るときでも、医療用の座布団クッションは必須。ま、いっか~的な横着は厳禁。

③上記に書くように、医療用のちゃんとした座布団を使用していても、身につけるズボンの生地が硬いものであったり、伸びない素材のものだと、意味がないので、ズボンをお尻の部分だけでも加工する必要がある。

最低以上のことは守らなければなりません。
これは、輸入車いすを扱うアクセスインターナショナルの社長である山崎さん(自らもジョクソウに悩まされた経験持ち)から、教えていただいたことです。
いつも、いろいろ助言、相談にのっていただきありがとうございます。
もっともっと、細かいことも教えてもらいましたが、書ききれないので、大まかにこの3点。

これら予防は、結局は自己管理なのです。
面倒だから…性格だから…では済まされないわけで…。
これからどんどん治りにくく、手術も何度も出来ないわけで…。

私がなぜに、ここにコレを書くか。
それは、皆さんにも協力をお願いしたいのです。

職場でも、これらを守らなければいけません。
普段どこにいても…。
私が一緒にいるときはきっと、気にするでしょうけれど、彼のことです、私がいないとちょっとぐらい…という気持ちがあるかもしれません。
仕事場でも、集中しすぎたり、周りの目があって、なかなか横になって除圧なんてしないかもしれません。(私も良く似た性格なので、気持ち分からないでもないです)
そのあたりは、職場の理解をこれから求めていかなければなりません。

そこで、パートナーが横着している姿を見たら、すかさず私がのりうつったかのように、指摘してやってください。
同じ体制を続けていたら、横になることを勧めてあげてください。
断っても、ムリヤリにでも。
彼の周りに、常に私の目があるかのように…。
反抗されたら「あ、今HASSYがのりうつってさ~」って言って貰っていいです。
私が言い続けると、ウルサがられるでしょう。
嫌がられるかもしれません。
でも、身内じゃない方の声だったら素直に聞くかもしれません。

次、ジョクソウを作ったら、おそらく手術はもう出来ないだろうし、今の生活は出来なくなります。

彼が大好きな、車に乗り、運転し続けることができるためにも、ジョクソウはもう作っちゃダメなのです。
それは本人も一番分かっていることなのです。

どうか、どうか、もう、ジョクソウには悩みたくない。
切に切に、願います。

桜前線のように、元気パワーを北上!

2011-04-04 23:15:49 | HASSY語録~ばりふりつぶやき~
この時期なると、ほんのり木々が蕾でピンク色に染まる二見町の音無山の桜の木々。(この季節どこでもそんな光景を見ますね)
通勤路なので、目につきます。

今朝、出勤しているとき、ハタと気付きました。

今年もこの時期ちゃんとピンク色になっています。
それを見た瞬間、驚きました。
あ、今年もちゃんと咲いてくれるんや。(当たり前なんだろうけど)
嬉しくて、そして、とても元気な気持ちになった。

大震災があろうと、なかろうと、人間界になにがあろうと、自然は、変わらないのです。
生まれていませんが、きっと戦時中だって、桜は咲きましたよ。ね?
地球上のどこかで、テロがおきようと、内戦があろうと、時がくれば風は吹いて、植物は芽吹き、季節はうつりかわり(国よっては季節はないかな?)、いつものように、変わらない。

津波はそこに命があろうと、容赦なく襲い掛かるけれど、こうして当たり前のように、春を運んできてくれます。

毎年、今年も桜咲くね~ってぐらいに思う、この音無山の桜も、今日見たときに、涙が出そうになりました。
今年もちゃんと咲いてくれてありがとうって。(実際まだ咲いていませんが…)

植物は、今年は震災だから花咲くの自粛しようか?なんて思わないのです。(笑…当たり前か)

それを見て、人は、何を想う?
素直に、綺麗って想うし、そこに集いたいと思う。
その力強い生命力を想像するだけで、元気なれる。と思いませんか?


何もなかった枝にステキな花を咲かせて、そして新緑、その間も幹内側は育ち、冬の寒さにも沈黙し耐え、そして少し成長した枝に、また花を咲かせる。

そのサイクルが当たり前なんだろうけど、スゴイことなんだと思った。


人間の成長もそんなものなんだろうな。
急ではないけれど、着実に育つ。

何があっても動じず育つ植物のように…、人間もそうならないと。

もし桜が、今年は震災もあったので、花咲くの自粛します。
となったら、きっと人間は、さらに、さらに落ち込むと思います。

だから、自然にするなら、いろんなことに自粛は不自然じゃないかと思うな。
元気であるはずの西日本が、東北のためにイベントや、いろんなことを自粛しますとなったら、きっと東北の人たちは悲しむと思います。そうじゃない?

東北を想うことは、一緒に悲しんで、本当は元気なのに元気じゃないフリをすることではない。
東北が、日本が元気なるためには、元気な人は、思いっきり元気になればいい。
経済を動かせる人は、どんどん経済を動かしてほしい。

東北では、比較的、災害の影響がなかった観光地も人がめっきりこなくなっているようです。
農産物や畜産品も風評被害で、売れなくなっています。

私たちの仲間であるふくしまバリアフリーツアーセンターさん、ゆにふりみやぎさんが悲しみながら、伝えてくれました。

ぜひ、みなさん、旅行を自粛しないで、どんどん出かけてください。
風評に流されず、東北産(福島産)のものをどんどん購入してください。
現地に行って支援できない私たちの支援方法です。

そして、少しずつ、桜前線のように北上!!
私たちの元気パワーを東北へ送らなくてはいけないのです。

ほっとけやんもんで…

2011-04-01 23:11:13 | プライベート
31日(木)は超走り回る日となりました。
年度末ですから…。
12月が師走といいますが、3月も、ですよ。

朝イチで松阪のART検診に行き、その帰りに今年度中の日付で必要な「納税証明書」を税務署で、「納税確認書」を県へ取りに行きました。

それからっ

4月1日から「みえ災害ボランティア支援センター」の先遣隊が岩手県大槌町、山田町方面に行くということで、例のミニ軽油ローリーの引き合せを行いました。

派遣の詳細は三重県のホームページからも見れます。
http://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/2011030541.htm

軽油ローリーを運転して帰ってもらう、先遣隊のメンバーの加藤さんを家まで向かえに行き、ガソリンスタンドへ…。
と言う前に、内宮さんへ。
なんでも外宮、内宮ともに神宮のお札を大量に購入。

東北の方々は、団体でよく伊勢神宮にいらっしゃるとは聞いたことありますが…。
確かに、思い返せば、残っている資料とか見ても御師が足を運んだのは東日本に多かったように思います。
うちのご先祖さま(御師)も、埼玉が担当区域でしたし。

伊勢から行くからには、伊勢らしさがないとね。
宗教って思うかもしれないけど、伊勢市民は神宮を宗教って感じていないので、自然だったりしますが…。

さて、その後にガソリンスタンドへ引き合せ。
これから長旅のローリーちゃん引取りです。



そうそう、この間あまり詳しく言いませんでしたが、お世話になった、ガソリンスタンドが閉める理由ってのが、また腑に落ちないことで…。
昨年決まった、消防法改正による、規制強化によるものなのです。
40年以上経つタンクは改修しないといけないのです。
その金額がかなりかかるらしく…。
それでは持続ができないということで泣く泣く閉めることに…。

法改正についてはこちらを↓
http://tikatank.info/

40年以上のタンクを持つガソリンスタンドなんて、田舎にゴロゴロありますよ。
このままでは、田舎にはガソリンスタンドがなくなるのでは?と危惧します。
そりゃ、安全性を考えれば、必要な法改正かもしれないけれど、なんの補助もなく…では、ガソリンスタンドもやっていけませんよね。

農機具なんかも燃料使います。
そんなものもわざわざ燃料を運ばなくてはいけなくなります。
どんどん不便な時代になります。

それは、さておき、ローリーちゃんは無事引き取り、加藤さんにより、タイヤをスタッドレスへ変えてもらいました。

午後からは、本業です。
大切な年度末仕事の書類の提出に集中。

そして、職場に友人みおちゃんによるお届けもの。(実は、昨晩無理言ってお願いしたもの)
先遣隊たちの車に貼る「マグネットシート」です。
鳥羽の看板屋さん「パイロット社」さんの支援です。ありがとうございます。





みえ災害ボランティア支援センター
~ほっとけやん東日本~

最初、みんなが良く言う「がんばれ」とか「がんばろう」とかいろいろ考えたのですが、どうも想いが違うような気がして…。

「ほっとけやん」
分かりますよね?
放っておけないの方言ですが、この中にはただ単に「放っておけない」だけでは終わらない気持ちがこもっています。
もう、ほんま、じっとしてられないのです。「ほっとけやん」のです。
なんとかしたい気持ちなんです。

普段でもよく使用する方言ですが、友人が困っているとき、何ができるかわからんけど、友人に頼まれたわけじゃないけれど、ほっとけやんので、とりあえず友人に会いに行く。
顔を見に行く。
気持ちで来たって感じです。

今、みんなそんな気持ちの人たちで溢れていると思います。



そんな、みんなの気持ちを背負って、先遣隊が1日の朝、旅立ちました。
気をつけて、行ってきてください。
そして、長期支援のための足がかりができますように。