HASSY局長のハサカル日誌

伊勢志摩バリアフリーツアーセンター事務局長HASSYが
日々のハサカル(気になる)出来事など記録していきます。

結局、化学的流産

2009-06-27 10:31:48 | 不妊治療報告
またまたバリアフリーネタでなくてごめんなさい。

実は、先日の日記を書いたすぐあとに、流産の前兆である出血がありました。
それは、微量でしたが、決定的証拠のようで、それなりにショックでトイレでボー然。
S先生から「出血あるかもしれんけど」とは言われていたけど…。

そんなことを聞いた状況のときってさ、不思議と「奇跡」とか妄想してしまいます。
出血がなく一週間が過ぎ、次の診察に行ったとき「奇跡ですね、赤ちゃん育ってますよ!!」なんてことを言われる淡い期待を抱いていたりなんかして…。
そんなこと考えたりしませんか?

でも、そんなことは、本当に奇跡であって、ありえませんでした。
それが現実ですね。

土日に微量ながらに出血があり、身体の変調はないまま週末を過ごしました。
火曜日の朝に診察だったのですが、月曜日の夜、急激に腹痛?腰痛?骨盤を上からグイッと押さえ込まれたような痛みが走り、夜はベッドで横になりながらうーんうーん唸っていました。
いわゆる生理痛のヒドイもの。
でも、それだけでもないような…。
七転八倒しながら、トイレに行くと、微量だった出血が大量に、しかも鮮血?

ああ、決定的です。これがまさに流産?

その夜は、痛みのあまり夜中に何度も目を覚ましながら朝を迎えました。

が、あまりの痛みに、朝が起きれないっ。
5時半ごろ一度起きてトイレに30分ほど篭ったものの、何も解決せずそのまままたベッドへ。
ARTには朝8:30に予約を入れてあるので、7時30分前には家出たいのですが、そんな力はなく、パートナーもごめんだけど、ベッド上で見送り。
一ミリたりとも動くと、激痛が…。

でもなんとか病院に行かなければと、モソモソとおきて、松阪へ。
予約時刻より1時間ほど遅刻して。

診察してもらい、症状を伝えると。

S先生「うーん、化学的流産やな」

ようするにとても早い段階の流産で、中には、今月は生理ちょっと遅れているな~って程度で考えていて、病院にいかなければ、妊娠と気づかず、ちょっと遅れた生理の出血として過ごしてしまう人もいるくらい。
流産として数えられないくらい初期の段階での流産です。


でも、着床したって事実を知ってしまっている私。
流産として数えられないと言われる程度だとしても、気持ち的には、流産ですよね。

さて、この痛み生理痛のように、一日やそこらで終わるものでは有りませんでした。(甘かった…)
痛み止めの薬は飲んだものの、お腹の違和感は続き、子宮の中を棒で引っ掻き回されているようなぐるぐるとした痛みが一日中続く。
なんだか子宮が別物みたいで、とても存在を意識する数日間。

翌朝も起きると、お腹の中に砂袋が大量に押し込められたような重みと、違和感。
起きられません。

オオカミと七匹の子ヤギの話にある最期に石をお腹に詰められたオオカミってこんな痛みだったのかな?と苦しみながら思いました。

どの角度で寝ても痛みは消えません。
気絶するかのように眠りに落ちれば何とか…。

おまけに吐き気までしてきます。
トイレにこもっても吐くことはできないのですが、便器を抱え込み篭る。
こんなとき、パートナー仕様の手すり付きトイレでよかったとつくづく思います。

しかし、この日は朝から鳥羽高校の授業でもあり、気力でもって学校に向かいました。

火曜日も水曜日も、出血は大量です。血の塊も…。(あまり聞きたくないハナシですよね、ごめんなさい)

木曜日、金曜日…と日を経つごとに、朝は起きれるようになってきました。
でも、お腹への違和感は消えません。
吐き気もして、歩くときもお腹に響くため、自然とすり足に。

この数日間、朝の早いパートナーをベッドから見送ったこと2日、夕ご飯の後片付けを頼んだこと数回。
こんなときに、パートナーに甘えることができることをありがく思います。

こんな長期戦になるとは思っていませんでしたよ。
でも、ちゃっかり仕事には毎日出勤。
もうじき、センターの総会だし、いろいろセンターの将来を決める書類提出の締め切りが迫っていますので、それらは這いつくばってもこなさなければ…。

ということで、私を訪ねられる場合で、お急ぎでない場合は、総会後の7月13日以降にお願いいたします。
いっぱい、いっぱいのHASSY局長でした。

あ、もちろん、旅行相談などはスタッフがおりますので、大丈夫ですよ。

順位記録か?技術点か??不妊治療の行方

2009-06-20 10:27:38 | 不妊治療報告
火曜日に白黒ハッキリしますと、言っておきながら、なかなか日記を更新しておりませんで申し訳ありません。

結局この火曜日にARTに行っても白黒ハッキリしているようなしていないような、やや黒に近いグレーです。

というのも、妊娠の値(卵が育っているHCG数値)が

6月8日(月) 84iu/L
  ↓
6月11日(木)152iu/L
  ↓
6月16日(火)217iu/L

6月16日時点で5週と2日目らしいので、先日お知らせしました数値の基準からいくと1000iu/L以上はないといけないわけで…。

なんだか、希望大学を受けるためには偏差値が足りませんといわれているようで、毎回診察のときがドキドキものです。

S先生の見解では、ホルモン投与しているにも関わらずこの中途半端な数値のあがり方は、やはりなんらかの異常があのでは?ということで、このあたりで見切りをつけて、次への準備にかかろうとなりました。

勉強しても偏差値があがらないので、予備校(家庭教師でも塾でもいいけど)行きはストップ。あとは本人の実力を試しますというようなものです。

ようするに、この着床した1号くんはどうやら、見放されることになります。(涙)

ホルモン投与(薬・注射)は、ストップするので、そのまま自然流産ということになるでしょう。
(もちろん、ホルモンはあくまでも補充なので、投与しなくなったからといって、スグに症状が現れるわけでは有りません、母体のホルモンの分泌がよければ、そのままでも充分育って行くことだってあります)

卵の育ちは217iu/Lレベルなので、まだエコーでも見えない状態です(1000レベルになると袋が見えてくるそうです)。
そんな大きさなので、おそらくさほど母体への影響なく流れる…と思う(←私の希望でもある)
これが、1000iu/Lレベルだと、おそらくそれなりに母体も苦しむことになるのでは?(流産経験者の意見を聞いての私の見解)

今度の火曜日に診察ですが、それまでに出血もなく流れていなければ、まだ着床していることになるので、そのときは、人工的処置が必要になるかもしれません。

えーっと、今現在土曜日時点で、まだその症状はなく、高温期も保っているので、どうやら着床は、し続けているようですが、計算から行くと、もう6週目に入ろうとしています。
お腹の中はどうなっているのか?本当分からない状態です。

早ければ、そろそろ現れるであろうツワリとやらも、感じることはありません。(気づいていないだけ?)

やっぱり、数億もの中から競争に勝った、たったひとつの精子が授精するのと違って、顕微授精はシャーレの中から技師さんが目視で「うーん、コレ!」と選んで(←想像)いるわけですから、いわゆる「我が!我が!」という貪欲な意識が薄いのではないか?

「え~?別にぃ~、ワタシィなんも授精せんでもよかったのにぃ~、なんかしらんけど、選ばれたもんでぇ、授精してやっただけやからぁ、どうでもいいしぃ~」

などと、イマドキの若者的なことブツブツ聞こえてくるような、聞こえてこないような…?

と、パートナーとハナシしていたら、パートナーが


それは違うよ、陸上競技のように、記録競争して1位を取って順位を競うものがあれば、フィギュアスケートや体操のように、技術点でトップを勝ち取るものもおるやん。
きっと、顕微授精は後者やと思う。
シャーレの中で、「こっち!!こっちぃ!!こっち見てぇ、私を選んでぇ~」って、なんらかのアピールをしていたからこそ、選ばれた精子であるわけで、技師さんも何の気なしに選んでいるようで、何か光るものがあって必然的に「コレや!」と決めとるんやに。


というなんとも、目からウロコな意見が…。

これから先ちょっといろいろ、不安なことがよぎったりした私ですが、パートナーのその考えを聞いて、ちょっとホッとしました。

やっぱり、自分だけの思いでフツフツと悩んでいるよりもこんな発想の転換も必要ですね。
この一週間ちょっとスッキリした気持ちで過ごせるようになりました。
ありがとう、パートナー。

しかし、こんな例え話は我が家では日常茶飯事ですが、よく考えるとなんだか、ちょっとヘンな会話かも…。

暫定着床からその後

2009-06-16 00:36:23 | 不妊治療報告
6月8日(月)に暫定着床をいただいてから、2日後に再度病院へ。
HCGの数値が84iu/Lと、あまりにも低すぎて、このまま着床し続けるのか?という疑問が先生にあったので、着床に暫定とつけたのもその理由。
2日後にこの数値があがっているか?下がっているか?で今後の方向性が決まってきます。

さて、木曜日はセンターがお休みなので、気兼ねなく朝から松阪済生会病院ARTセンターへ。

いつものように、採血をしてから、ARTにあがっていく。
今日も待ち時間は長い…。

本日のHCGの数値でいろいろ決まってくると言うから、二回目の判定みたいなものです。
さて、私の順番がやってきました。

診察室に入ると、またまた先生は難しい表情をする。

その次点で「良くはなかったんだ」と判断。
おとなしく椅子に座ると、先生は

「中途半端なんさなぁ~」と一言…。

ん?どういうこと?

「数値、上がっていることは、上がっているけど、あがり方が中途ハンパっ!!」

思わず、すみませんと謝りそうになりました。

結局数値は、152iu/L。

確かに、中途半端やわ。
だって、本当に上がる数値ってのは…。
以下の通り。

妊娠週とhCG分泌量
2週 0、2iu/L
3週 20~50iu/L
4週 200iu/L
5週 1000iu/L
6週 1000~6400iu/L
7週 4000~12800iu/L
8週 4000~256000iu/L
9週 8000~256000iu/L

私の場合だと、4週目はこえているので、200以上は欲しいわけで…。

今度、火曜日に行きますが、このときに4桁になっていなければ、おそらく見込みはなくなることでしょう。
また、先生が言うには、この反応がダイレクトにあがってこない理由として、考えられるのは、

①遺伝子的に育たない
②子宮外妊娠

のどちらかなんですって。

体外受精は子宮外妊娠率はかなり高いそうです。
子宮外妊娠とは、子宮内膜とは違うところに勘違いして着床してしまうこと。
ようするに、畑とは違うところに種が着いてしまったことになります。
よく話題になった、アスファルトからメキメキ出てきたド根性大根みたいなの?
でも、これが子供となると、アスファルト(内膜以外)では育ちませんので、自然流産もしくは手術しなくてはいけません。

卵管などに着床してしまうと、卵管破裂の恐れもあり、卵管を切除しなくてはいけないこともあるようです。

何はともあれ、明日白黒ハッキリするようです。

クリアカヌー&ランディーズ 海のバリアフリー協働企画IN安楽島 みんなで海をのぞき見隊!?

2009-06-14 22:34:48 | アクティビティ
海のバリアフリー当日がやってきました。
みなさんの普段の行いがよく、梅雨入りしたこの地方でありながら、上天気。

朝の8:00にインフォメーション遊民に集合し、荷物を運んで、いざ安楽島海水浴場へ。
海水浴場に着いたら、みんなで準備。
ランディーズ、ヒッポキャンプを運んで、クリアカヌーのセッティング。
テントを建てて、トイレの掃除などなど。
本日は、満潮8:02、干潮15:00のようで、朝からは満ちています。


ちょっと絵になっていますね~


準備をしていると、本日参加の安楽島地区の子供たちが元気にやってきました。
親と一緒に来る子や自転車でやってくるる子…。
年齢もいろいろ。

とにかく、みんな元気そうです。

さて、9:00頃に子供たちが集合して、障害者の人たちは10:30集合と、分けた理由は…。
子供たちが障害者の人たちと一緒に始めると、子供たちもカヌーに乗りたいけれど、ガマンしてもらうことになってしまいそうなので、9:00~10:00の1時間の間に、思う存分子供たちに遊んでもらおうという、作戦。
さすが海島遊民くらぶの主婦案。子供の性質をよくつかんでおります。

 
子供たち大はしゃぎで海へ…。海の近くに住んでいても海の底を見るのは初めてかな?


その一時間は、それはそれはもちろん、子供たちはおおはしゃぎ。
見たことない透明なカヌーに目を輝かせ、次々に試乗体験。
カヌー待ちしている子などは、ザブザブと海の中へ…。
そう、既に海水浴しだしています。


寒くないのかな?


まだ6月はじめですが…。
もちろん、このあと行われる障害者と一緒に遊ぶカヌーや、ランディーズのことを勉強しながらですね。

さて、10:00が過ぎて、障害者たちがやってきました。
本日の参加者は
地元「あしたば作業所」の知的障害者3名
車いす使用者 鳥羽市民1名 伊勢市民2名 松阪市民1名
安楽島子ども会の子供たち13名と保護者4名(飛び入り参加や見学者など含めるともっと多かったと思う)
スタッフ 鳥羽社協7名 海島遊民くらぶ7名 鳥羽市観光戦略室1名 鳥羽市会議員でもあり、カヌーのインストラクターでもある中村欣一郎氏。

の40名以上の集まりです。

 
マスコミもたくさん。ITVさん、メーテレさん、CBCさん、中日新聞さん、読売新聞さん、伊勢新聞さん、伊勢志摩経済新聞さん、広報鳥羽さん。


簡単な開会式を行ってから、3班に分かれて

①クリアカヌー試乗体験
②ランディーズ、ヒッポキャンプ試乗会
③救命ロープ投げ練習

を順に体験して行きます。
子供たちは、朝の1時間で充分遊んだので、体験するのは障害者が中心。それらをフォローするのが子供たちってな具合です。

私は、砂浜での車いすということで、ランディーズやヒッポキャンプ試乗コーナーにて説明。

 

 
子供たちも、ランディーズの介助のお手伝いや、試乗体験をしました。


普段乗っているチェアウォーカーの車いすも持ってきて、砂浜だとどんな風になるのか?というところも見てもらいました。

ほら、空回りしてスタックしてしまいます。(あ、写真ありません)

子供たちは、「そんなん、タイヤ埋まっとるもん、動かへんわ」と、指摘。
そうなのですよ、ポイントはここです。
ランディーズやヒッポキャンプと、日常的な車いすの違いです。


ヒッポキャンプも体験試乗。

 
波うち際までいってみよう!!


ランディーズやヒッポキャンプを一通り体験した男の子がポツリ。
「そのうち空飛ぶ車いすができるんとちゃう?そしたらこんな砂浜もいけるやん」と。
彼の名前は「つばさ」くん。
そうか、そうか、(ウルウル)君の名前のような翼を持つ車いすを、是非大人になってから作ってよ~ってお願いしておきました。

救命ロープ投げは、スタッフが砂浜上で、溺れている演技をして、みんなで、救命用のロープを思いっきり投げるというパフォーマンスが…。
溺れているスタッフ…。
演技がウマすぎです。(笑)

クリアカヌーは、予想通りの大人気。
実は本日出席のチェアウォーカー4名中、2名は既に体験者ですが、あとの2名は初体験。

それは、もう、大興奮。

 
クリアカヌーに障害者のみなさんも感動。


海の中がバッチリ見えたようで、カニが見えた、海草が見えたなどなど教えてくれました。
なんだか潜った気分になりますよね。

後ろには海島遊民くらぶのスタッフが乗ってくれるので、海の中の海草や魚の名前も教えてくれます。

 
カヌーへの移乗も何度かの実験で、スムーズに。社協のみなさんもありがとうございます。


何よりも、海の上の清々しさ、爽快さが気持ちいいと思います。


みんなが一通り体験し終わってから、パートナーも海の上へ


一通り、ぐるっと体験すると、昼過ぎになりランチタイムです。
今回もメカブ丼。


パートナーが海の上にいる間に、私たちはメカブ丼


砂浜で食べるメカブ丼もまたおいしいです。

午後からは、ランディーズやヒッポキャンプをみんなで介助しながら海岸を歩き、漂流物の中で自分の気に入ったものを拾ってくるというお遊びをして、終了。


 
それぞれのお気に入りを…。そ、それは、くらげです。


福祉体験教室をこんなアウトドアですることってなかなかないと思いますが、双方が楽しみ、そして、障害者が海に行きたいというときにどんなところが問題なのか?という気づきも出来たと思います。

そんな深い感受性のところから、つばさくんの「空飛ぶ車いす」の発想もでてくるのでしょう。
教えるのではなく、「気づかせる」ことが大切ですよね。

この子達が、将来どんな発想をしてくれるのかちょっと楽しみです。

受精卵の胚移植、その後の結果は…

2009-06-09 23:50:58 | 不妊治療報告
私事です。

受精卵を胚移植した結果は月曜日です。
と、報告をしたからには、結果をお伝えしないと、みなさんハラハラしているかもしれません。(誰もしてないって?)

ということで、8日、私の誕生日に妊娠判定でした。

そもそも、胚移植による妊娠率は28.3%(平成8年~平成17年松阪済生会病院ART調べ)です。
いい卵(種)、いい子宮内膜(畑)であっても、着かないときは着かない。着くときは着く。

医学的にもこのあたりがなかなか解明しないので、現在の不妊治療は、妊娠するための補助(サポート)であると私は考えます。
倫理的な面ギリギリなことがあって、おそらく同じように治療されている方は大変、悩まれることもあると思いますが、最終的には人間にはどうすることもできない領域があります。

私も一昨年の夏にチャレンジした胚移植はみごとに砕けています。
ま、一回目でという、そんな都合のいい具合には行かないだろうとは思っていましたから、ショックもほどほど。

さて、8日(月)、毎度の事ながら朝イチ8:30の予約。朝の渋滞をすり抜けて8時過ぎに松阪済生会病院に到着。
まずは、採血。
朝の採血は、非常に込んでいます。約20分待ち。
この時間を見込んで行ったわりに時間がかかり、8:30分ギリギリでARTセンターへ。
確か、前の妊娠判定のときも待ち時間にとても時間がかかったような…。

と、思っていたら案の定、1時間以上待合室で椅子を温めていました。

呼ばれて、診察室入りました。
ドキドキです。
渋そうな顔をするS先生を見た瞬間、あ~これはダメだったんだ?と、診察室入口に立ち恐る恐る「えっ?先生ダメやったん?」と聞く私に。

なだめるかのように「まあ、ええから座んない」と。

先生は、パソコンの画面を見ながら、首を横に傾けて考えている感じ。

結果が出ていないの?反応してない?どっちなの?

「うーん、一応妊娠反応出てるんやけど、値(HCG)が84iu/Lしかないで、難しいな~。このまま育たん可能性が大きいな。そのまま流れるか、運が悪けりゃ、子宮外妊娠やな」

S先生はいつもこんな感じで、じらすわりに、スパッと切る。


ようするに、どこかに着床したけど(今の段階ではまだ見えない)、そのまま着床し続けて育つ可能性が低い。

ということです。

このHCGとは妊娠してからどんどん増えていき、ある一定の期間がくると、下がっていくそうです。
ヨクワカラナイのですが、不思議な世界です。
よくある市販の妊娠検査とは、この値を調べて陽性陰性を調べているようですね。

HCGが84iu/Lあるという私の値、着床して今の時期(4週目あたり?)なら本当は160iu/Lぐらいはあるはずなんだって。
半分ぐらいしかないので低いのは納得。
でも、前回の全然ダメだったときはの数値は1.4iu/Lだったらしいので、今回は、大きく一歩前進ということでしょうか?

とりあえず、一応着床なので、本当は今の段階では妊娠とは言えませんね。
暫定妊娠とでも言うのでしょうか?
本来なら、今の時期は安定はしていないので、報告をしないのが普通なんですけどね。(笑)

とりあえず、経過をみるということで…。
今度の木曜日にまたまた診察に行ってきます。
その間、どう過ごせば?とS先生に聞いても
「別にぃフツーに過ごせばいいよ」
相変らずです。

身体の変調は、お腹が張ったり肉付いたり(あ、これは関係ない?)、足が異常にだるくなったり(コレ相当辛い)、腰やお腹が痛かったり、するものの、それが着床の原因なのか?
ずーっと続けているエストラーナテープというお腹に貼る薬や、苦痛なプロゲストロン坐薬のせいなのかは不明。
とりあえず、次の診察までまだまだ気が抜けないです。

卵よ、それまでがんばって、しがみついとってな~。

海あそびのため、チェアウォーカーによるお試し会

2009-06-08 16:28:17 | アクティビティ
6日(土)のハナシです。
海遊び実験の日です。

本日朝から少し霧雨ぽいのですが、天気は回復傾向だということで、決行。
安楽島海岸で

・ランディーズ
 
ランディーズは基本介助式

・ヒッポキャンプ


ヒッポキャンプは自分で漕げます。


・クリアカヌー
の試乗会(の実験準備)です。


ツアーセンターが購入した(日本財団の助成金)ランディーズとヒッポキャンプ。
海島遊民くらぶが購入した(ITVさんの助成)、クリアカヌー。
それぞれホンモノ、現物です。

海の国、伊勢志摩にはこれだけあれば、怖いものなしです。

 
パートナーは、すぐに、構造を研究。自分の車いすをひとつ潰してヒッポキャンプを作ろうと、欣一朗さんに相談

鳥羽社協の車をはじめみんなの車で安楽島海岸へ機材を運ぶ。
ランディーズはバラバラにしなくてもそのままで、軽のワンボックスへ入れることができました。




ヒッポキャンプはプッシュバーさえ外せばステーションワゴンで運べます。
また、クリアカヌーは大きなワンボックスに詰め詰めして運びました。

この運ぶ手間さえスムーズにできれば、バッチリです。

現地に着くとすっかり雨も止み、実験台?となるチェアウォーカーも続々とというか、本日参加はピアノの先生脊損のMちゃんと、いつも借り出されている頚損のTくん。
そして遅れて登場のパートナーです。


遅れてきたパートナーは、とりあえず、自分の車いすの中でもアウトドア用(タイヤがマウンテンバイクみたいなの)で砂浜に挑むが…


Tくんは前回の5月はじめの実験も来てくれましたので、カヌーは二回目。
海遊びはすっかりハマっているようです。

クリアカヌーで出陣する前に、ランディーズとヒッポキャンプで海岸散策。
志摩のランディーズを一度使っているTくんは、新しいランディーズに少し戸惑い気味。
タイヤの大きさや、座面の広さも違います



タイヤの大きさや、座面の広さも違います。


Mちゃん、こんな波打ち際まできたの久しぶり。波の音ももいい!!

Tくんは海はこの間の実験から1ヵ月ぶりだけど、その前は本当10年ぶり以上ととっても興奮してくれていました。

さて、先にスタッフがカヌーのパドルのこぎ方をおさらいをして、スタッフが実験的に出陣。
その後、Tくん、Mちゃん、パートナーの順でクリアカヌーに乗船。

この日までにみんなであーでもない、こーでもないと激論くりひろげた、座位を補助するグッズをツメツメ。
チェアウォーカーたちにダメだしされるかな?と思いきや、好評。

やるじゃん、みんな!

座位を安定させる座椅子は貴久ちゃんところの旅館のよくある座椅子そのまんま。
両脇と足元を安定させるための詰め物は100円ショップで購入したネットの中に包装用のプチプチ。
身体を保持するためのベルトは海島遊民くらぶ主婦の手作りベルト。

などなど、実に簡単な補助グッズなんですけど、とても実用的だったようです。
どれも濡れてもいい素材でもあります。


さて、Tくんはパドルをしっかりもって、カヌー経験者の実力を発揮。
スタッフたちも繰り出して…

 
前と違うカヌーだけど、きちんとホールドもしてバッチリで出発


みんななかなか戻ってきてくれません。
どうも海の上に行くと時間を忘れてしまうようです。

 



戻ってきたTくんに感想を聞くと、クリアカヌーではあるけれど、どうも今日は海がにごっていたらしく、ところどころあまり見えなかったと。
しかし、とても楽しめたようです。

Mちゃんも元気よく離岸。
いってらっしゃーい見送るが、なんだか初めてとは思えない堂々さが背中からにじみ出ています。

 
ヒッポキャンプは座面が低いので、カヌーへの移乗が楽だったそうよ

みんな、怖がらないのね。
いやいや、安心するスタッフが揃っているからよね、きっと。

Mちゃんたちも、海にでてしまうと、なかなか戻ってこない。

Mちゃんカヌーデビュー


岩場の近くにずーっといて、どうもあのあたり、何かが入るらしい…。

Mちゃんは、快適にカヌーを楽しんだようで、クリアカヌーで水中ばかり見ていると酔うかな?と思ったけど、それは大丈夫だったようです。
魚などもいろいろ見れたようです。

さて、お次は、パートナー。

パートナー乗ると、やっぱ大きい…


ちょっと大き目の彼の後ろには、カヌーのプロである、欣一朗さん。(鳥羽市議会議員の議長でもあります)


何をおもふ?パートナー


きくちゃんとワタシは、海からパートナーの写真を撮ためパートナーたちのカヌーを追う。


追います、追います


なんだか、スイスイ進んでいくパートナーたち。



なんでも、パートナーこういうの乗ると、つい真剣になって、パドルを本気で漕いでいたようです。




欣一郎さんから真剣に漕ぎすぎ、後ろで漕ぐで、もっと景色や海を見て楽しんでと怒られたようです。


すっかり、競技化しています。息があっていますよ

性格ですね。
パートナーの感覚はレジャーでなく競技に走ってしまうようです。
らしいですよね。

その後、岩場やテトラポット付近に行くと、見える見える。
いろんな海草や魚の子供たち。

 
クリアカヌーからこんな風景が見れます。カメラのピントが合わなくて…


おもしろー。
クリアカヌーはカヌー全体が箱めがねみたいなのもですから、水中をクリアに見ることができます。
どうも、私たちが到着してから干潮~満潮となってきて、ちょうど私たちのときは満ちてきていたときなので、透明度も徐々にあがってきたようです。



うなだれる二人…というわけではありません



クリアカヌー越しに海の中の風景に夢中になっているのです。なにが見えるかな?

そして、二人ともがカヌーで出て行ったきり戻ってこない意味がよくわかりました。

 
パートナーもクリアカヌー越しにビデオ撮影


もっと見たいというところで、戻ることに。





さて、本番は来週13日(土)。
地元安楽島の子供たちと、鳥羽市内の障害者たちの交流と、海あそびです。
良い天気でありますように。


昼食は、メカブ丼。