HASSY局長のハサカル日誌

伊勢志摩バリアフリーツアーセンター事務局長HASSYが
日々のハサカル(気になる)出来事など記録していきます。

鳥羽みなとまつり2009(写真追加しました)

2009-07-31 23:48:51 | イベント
7月24日(金)、先日お知らせしました鳥羽の盛大なまつり「みなとまつり」が行われました。
この日は朝から鳥羽駅前(まつり会場)周辺はワサワサしている様子。
まつりがこれから始まるぞぉ~って感じ。

それは夕暮れにさしかかるほど増してきて、浴衣を来た若いカップルもチラホラとやってきました。
夕方、会場のバリアフリーチェック!と言いながら、買い食いしてました。

 
地元の人たちがたくさんお店を出してくれています


 
飲みたい…、けれど帰りは車だからダメです


 
今年も建設協会がオシャレなバーを開設。バーの中には社長ばかり…




新鮮な冷やし野菜がありました


 
建’s BARの新作メニュー建’sバーガー。地元の食材ばかりで、作った人気メニューです。美味しかった


 
ばりふりチェックも怠りません。みなとまつりの恒例「車いす席」はここ


 
車いす対応トイレも完備!



でも、会場でバリア発見。確かに駐車場が会場だから仕方ないのですが、これでは車いすの方、通路が車止めで通れないです


いろいろお店見学、物色。

それから20時までは、センター番。

20時ごろになったら、どどぉーん。と花火の音が建物に響きます。

 

 
花火は盛大!!左の魚花火がいくつ打ち上げられるか?というクイズもしていました。いくつだったんだろう?結構頻繁に上がっていたぞ。

今年は、翌日パートナーが朝早いので30分ほど見てから、そそくさと渋滞する前に帰ってきました。

夏休みのお客様の傾向とお盆のBF・UDルームの空き状況

2009-07-24 15:46:51 | お客さん履歴
夏休みに突入しました。
センターのある鳥羽一番街はお土産物屋さんがたくさん入ったビルです。
毎日朝から観光客のみなさんがお買い物してくれます。
夏休みにはいると、お客様の傾向がガラリとかわります。

そう、子供があふれるのです。

だから、一日、ビルの中は子供たちの声で賑やかですよ~。
特にセンターの隣はゲームコーナー。
子供たちが、ゲームをしたがって叫んでいます。泣いています。
ビル中に響き渡るぐらい、大声で親に懇願しています。
フロアーを駆け巡ってコケて泣いたり、ダダをこねて通路につっぷしていたり…。

だから、この期間、センターへお電話くださる方、一体どこで電話受けているんだろ?と不思議がらないでください。
これが普通です。
そして電話の声が聞きとれなくて、何度も聞きなおしたりしても許してくださいね。

さて、センターにお問合せくださるお客様の層も夏休みモードになってきています。

こちらもお子様連れ旅行。

車いすのお父さんと杖歩行のお母さんと幼児。
小学生の3つ子ちゃんのうち、お2人が車いす利用の親子。
呼吸器使用の小学生とご家族。

もちろん、大人ばかりのグループもいらっしゃいますが、子供連れが普段より多いです。
お子様連れのグループは、やはり海水浴を切望しており、バリアフリーの海水浴場のご案内をすることが多々あります。
この夏はそれがやけに多いような…。
今年からセンターには「ランディーズ」や「ヒッポキャンプ」といった砂浜を利用できるタイヤの太い車いすを日本財団の助成金で購入しました。

 
ランディーズ


 
ヒッポキャンプ


これらは来年から有料レンタルを行おうと思っておりますが、それらのリサーチの意味を含めて、今年は、いろんな方に使ってもらおうと思っております。
大きくて運搬も大変なのですが、海水浴をしたい、砂浜で遊びたいとおっしゃられるチェアウォーカーの方々、どうぞお気軽にセンターにお問合せくださいね。

また、お盆の宿泊の問合せが昨日ありました。
一ヶ月を切った今は、もうどこも空いていないだろう?とダメモトでいろいろ探してみました。
が、バリアフリールーム、ユニバーサルデザインルームまだ空いているところが数箇所ありました。
お客様にラッキーですが、私たちにしてみれば、お盆で空いているなんて!!ってオドロキと焦りがあります。
お盆なのでもちろん割高ですが(1泊2食付20,000円~30,000円前後)、残りわずかです。
と、書いている間に埋まってしまうかもしれませんが、お盆のご旅行を考えていた方、早めに連絡くださいね。

ちなみに昨日のお客様から

「先程はとても丁寧な対応でありがとうございました。電話するかどうか迷っていたのですが、電話させていただき、よかったです」というメッセージをいただきました。

とても、とてもうれしかったです。

総会も無事終わったのもつかの間、夏休みに突入して、バタバタと過ごしてきた私のカラカラに乾いた心に、栄養満点の濃くて温かな一滴を注いで体中にしみわたらせてくれました。

これで夏も乗り越えられそうです。

ありがとうございます。

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明日、7月24日(金)は鳥羽で「みなとまつり」やに~

2009-07-23 15:36:34 | 伊勢志摩観光情報
数日前から、一番街の周辺に「金刀比羅宮鳥羽分社 例大祭」のぼりがいくつもあがっています。

 
(2009)明日の天気はどうかしら?


いよいよです。いよいよですよ~。

7月24日(金)、鳥羽は一日お祭です。
そう、「みなとまつり」なのです

15:50~金刀比羅宮鳥羽分社の神事にはじまり
16:45~マーチングバンド
17:05~よさこいソーラン
17:40~海上保安庁航空機による海難訓練

(過去の写真)間近で見ることができます。迫力ありますよ~。

18:20~明野航空学校祝賀飛行
19:00~電飾船による鳥羽湾の海上パレード
19:30~鳥羽九鬼水軍太鼓

と、そして、そして…

20:00~21:00
海上花火の打ち上げがはじまります。

  
(過去の写真)会場が会場なだけに、ものすごく音も響きます。

それはそれは、とても盛大な花火です。
伊勢の宮川の花火に比べれば、数的には確かに半分以下だけど、でもあの盛り上がりはなんなんだろう?ワクワクドキドキします。

 
(過去の写真)人出もすごいんですよ


海の上であげる花火だからかな?

 
(過去の写真)佐田浜駐車場の中に地元のお店、外側に屋台が並びます。


会場は鳥羽駅近くの佐田浜駐車場周辺。

なんといっても、鳥羽駅降りてすぐにイベント会場です。
だから、便利といえば便利。

会場では、鳥羽市民よる屋台もたくさん出店されます。
鳥羽の魚介類の様々。
 
(過去の写真)もちろん、地のもので、しかも激安です。チャンスですよ~。

  
(過去の写真)魚介類だけじゃない、新鮮な甘いお野菜も…


 
(過去の写真)食べたあとは、エコステーションにもっていこう


旅館業の方も建設業の方も、このときは違う顔。

 
(過去の写真)おや?駅ボラでも顔なじみのI氏もがんばっています


(過去の写真)手話サークルのみなさんもはりきっています

花火もこの周辺で見ることができます。
この日の夜間だけ、ミキモト真珠島も無料開放しています。

JRも近鉄も祭の始まる頃と、終わる頃に臨時列車が走るなど、嬉しい対応。

(過去の写真)鳥羽駅のコンコース、揺れていました…

駐車場がない地域なので、車で来る方が返って不便ですよ。
帰りの渋滞に巻き込まれるし…。

駅降りてスグ、ということは、私たちが働く、伊勢志摩バリアフリーツアーセンターのある鳥羽一番街の目の前です。
だからこの日は20:00まで開いています。(※花火が始まる頃には閉まります)
私たちも…います。

そして、みなとまつりの特徴として、なんと花火を見るための「障がい者観覧席」が設けられているのです。


(過去の写真)障がい者観覧席はトイレもあって、安心して見られます

その近くには、ちゃんと車いす対応の仮設トイレも完備。
位置については、みなとまつりのパンフレットにも記載してありますが、分からない方は、説明いたしますのでセンターまでお立ち寄りください。

明日ですよ、ぜひみなさん来て見てくださいね。

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チェアウォーカー木登り大作戦

2009-07-22 17:13:49 | アクティビティ
総会準備でばたばたとしていた7月11日(土)、とても行きたかったですがいけなかったチェアウォーカー木登り企画。
知り合いのダイビングショップオーナー(元大工で、現在ツリーハウスを作ったり、とにかく作り物大得意)から声を掛けられて…。

車いすの女の子が木登りしたいって言うから、考えて、つくってみたんだけど、見に来る?って。


チェアウォーカーが木登り?どうやって?って思うでしょ?

そんなお誘い大好きです。
ですが、冒頭に書いたように、超多忙週間だった私は無理だったので、パートナーを派遣。
というか、パートナーもこういうの大好き。
だから見に行ってもらいました。


結構高いところまであがります。私でも怖いよ、コレ。

なかなか刺激的な時間だったとか。
パートナーも登らせてもらったようで、映像途中に登っている(というか、上がっている)ところではありませんが、登りきったところで、録画している姿がチラリと…。


パートナーの顔が引きつっています

ということで、どんなだったか、映像でごらんください
  ↓
チェアウォーカー木登り


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神宮奉納花火大会に車いすのパートナーと行ってきました

2009-07-20 22:07:35 | 伊勢志摩観光情報
伊勢市民にとって、本格的な夏の始まりを知らせてくるのはこの「伊勢神宮奉納全国花火大会」。
地元民は「宮川の花火」と呼んでいますが、日本の三大競技花火大会でかなり花師のレベルの高い大会だということを知ったのは、大人になってから。

宮川の河川敷で行われ、小さい頃からよく行きましたが、それはそれはすごい人ごみです。
河川敷には花火見物客と、屋台がごった返しており、熱気もすごいです。

さて、その花火大会、ここ数年、私はパートナーがいないときに、友達の桟敷におじゃまさせてもらったりしながらの花火見物。
パートナーとは出会って、10年ぐらいですが、一度も一緒にこ伊勢の夏の風物詩である花火大会に行った事ありませんでした。

そもそも、パートナー曰く、人ごみ嫌い派なので…。
私はどちらかといえば、祭好き。だから花火大会も好きな方。

今年その花火大会に行くことに。
7月18日(土)19:45~。






実は、この行こうととしたきっかけは、今年一年伊勢市からバリアフリー調査事業の委託をいただいておりまして、その中で、伊勢の主要祭や行事のバリアフリー調査もおこなうということになっておりまして…。
花火大会は、伊勢にとって大きなイベント…、行かねばならないでしょう。

ということで、パートナーも珍しく「行く」と言ったもので、二人で行くことに…。

行ってみた結論ととして、車いすで行けないことはない。
確かにすごい人ごみで、みんな空を仰ぎながら歩くから、雑踏では小さい子供はじめ、車いすなんて誰も気づかなくて危険だけど、でも、花火見学が目的なら方法はつくれることを確信しました。

 

最初は、駐車場から会場の導線やら、トイレの場所なり確認しようと思いましたが、これは、今ある現状では、車いす利用の方が行く方法の情報発信もされておらず、伊勢市にその対策なりをきちんと作ってもらうほうが早いと感じました。

・バリアフリー(バリアの)の情報発信
・ここでなら見れるというお客さんへのアドバイス
・車いすの方への利用しやすい桟敷の提供と車いす対応トイレの設置
・そもそも会場へたどり着くまでのアクセス問題の解決
・ところどころある網目の粗いグレーチングの改善


などなど

やはり、現場を行ったからこそ見えてくるものがあります。
パートナーと本部へ顔を出しに行ったとき、やはり、花火のバリアフリーについてのこともみんな、思っているところはあったようで、すでに、「こんなのはどう?」「あんなんだったらどう」という提案もあがってきていました。

やはり、行ってみて思うのは、桟敷(1マス6人12,000円~)が一番利用しやすく、安心に見れますね。
 


実際、桟敷に車いすの方が見えました。

分かるかな?右側の通路に車いすの方


場所によって車いすだと、利用しにくかったり、周りの人たちに返って見えにくくさせてしまうこともあるので、ある程度、場所指定はしないといけないですが、それで充分です。
6名で利用すれば、一人2,000円だしね。

そういえば、友人たちが始めた「hanabi*きれいボランティア」(会場でのゴミ分別ステーション)も今年で8年目って言っていたなぁ…。
小さい頃から、花火大会の翌日の宮川の祭の宴の後のゴミの山…、すごかったですが、それらも年々この活動で変わってきているようです。
ボランティアも定着してきているようです。

来年はパートナーや友人たちを誘って、桟敷を取って花見見物をしようというハナシにもなりました。
そのときには、キチンと課題を解決してもらっていることでしょう。
提案したからには使わなと!というのが、私たちの方針でもあります。
あ、提案は今年のバリアフリー調査終了の年度末になると思いますが…。

いよいよ、祭のバリアフリー化のはじまりですね。



お盆の駅ボラ募集が始まっています!  クリック

お盆の駅ボラ募集が始まっています!

2009-07-18 11:05:30 | 伊勢志摩観光情報
ゴールデンウィークとお盆、年に2回行われている駅ボラ。
少しずつですが定着してきました。

そのお盆シーズンの「駅ボラ」参加者をただ今募集しております。

今年は8月13日(木)・14日(金)・15日(土)の3日間



鳥羽駅改札付近にブースを構えて、この時期いらっしゃる観光客のみなさんに鳥羽、伊勢志摩の観光案内、ベビーカーや車いすの貸出、そして、困った方のお手伝いなどなどを行います。

 

暑い時期の活動ですが、観光客のみなさんも大変喜んでもらえて、伊勢志摩の観光に良いイメージを持って帰ってもらうことができます。
こちらもついつい、暑さも忘れて笑顔になります。



鳥羽、伊勢志摩の観光のことヨクワカラナイし…と言う方でもOK。
8月2日(日)に、駅ボラ研修会を行います。
そして、駅ボラ参加の特典として

①鳥羽水族館
②ミキモト真珠島
③鳥羽湾めぐりとイルカ島

のペア入場カード

④伊勢志摩スカイライン
の車一台分の通行許可カード

⑤伊勢湾フェリー
の伊良湖往復ペア乗船券(車は別)

⑥ヤマトタチバナアイス
を一人分

と、申込みから駅ボラ終わる日までの期間に利用できる6大特典がつきます。

これら観光施設をめぐれば、あなたも観光案内はバッチリです。

ペアで利用できるので、ご夫婦で、親子で、お友達と、彼氏、彼女のデートに使えますよ。

あ、いやいや、もちろん目的は「駅ボラ」です。



この夏の思い出にぜひ参加お待ちしておりますので、よろしくお願いいたします。

詳細、お申込みはコチラまでどうぞ
  ↓
http://www.barifuri.com/tourcenter/event/090813-ekibora/index.html

伊勢志摩バリアフリーツアーセンターの総会が無事終わりました

2009-07-16 11:47:44 | バリアフリーツアーセンター
プッハァー

と、潜水していて水面にあがったような、苦しい日々を過ごしておりました。

というのも、7月12日(日)にセンターの総会を行ったのです。



それまでは、その準備に追われ…。
それはそれは、相変らずの年度末でした。

年に一度の一大イベントは終了したけど、さらに「総会あとの処理である提出書類づくり」、「お盆の駅ボラ」、「8月末の海のばりふりエコツアー」、「伊勢の調査事業」、「補助犬事業のこと」、そしてプライベートでは「別ちゃんのマル秘計画」などなど次から次へと、予定が迫っています。

だから、息継ぎしにプハーッと上がってきただけで、さらに潜水を続けます。
よろしく。(なにが?)

総会は7月12日(日)の17:00より、扇芳閣で行われました。
日中は理事会もありました。

20年度は、本当に、ツアーセンターにとっては、厄年?ってぐらい、いろいろありました。
ツアーセンター関わるたくさんの方々の不幸ごとに始まり、倒れたり、体調不良による入院や通院などなど。
え?また?というような出来事が、集中的にありました。



21年度は、そのようなことがないように、みなさんに体調の管理をしっかりしてもらようにします。
そして、新年度はたくさんの事業があります。
冒頭に書いたような予定や、まだ委託事業申請中で、取らぬ狸の皮算用していたりする予算もあったりするので、今後いろいろまた変わってくることはあると思います。

そして、今年は伊勢の調査事業も受けることにより、センターの専門員(バリアフリーの調査する外部スタッフ)が大活躍してもらいます。
専門員拡大も考えておりますので、興味ある方は、センターにお問合せくださいね。

専門員や、いつも出席してくださる「扇芳閣」さん、「サン浦島 悠季の里」さん、「ミキモト真珠島」さん、「鳥羽観光会館ビル」さん、そして今年はさらに新し会員さんとしてドレッドヘアがトレードマークの「め組福祉タクシー」も増えて、新鮮です。

総会後は、みなさんでお食事会。



 


さて、新しい年もがんばって、ブログの更新も怠らないようにします!


お食事会をしていたら、花火が…。
これは、毎年夏恒例の旅館組合の毎日行われる10分間花火です。今の時期鳥羽では、毎日花火が見られますよ~
詳しくはこちら→鳥羽旅館組合


ツアーセンターのモチベーションはお客様の出会いから

2009-07-02 00:31:08 | お客さん履歴
ツアーセンターをしていて、楽しみのひとつとして、お客様の出会いがあります。
電話ごしでのアドバイスのやり取りで、最初は不安ながらな口調や疑い深い口調だったものが、話していくうちにどんどん、明るくなり、そして聞いてもいないことをどんどん話されて、電話口で盛り上がる。

この盛り上がりから、お客様の旅行への期待感や伊勢志摩を選んだドラマを垣間見ることができ、ますますお手伝いしたくなる気持ちが高まります。

また、実際伊勢志摩にいらっしゃって、どんな人たちが情報を提供し、アドバイスしてくれたんだろう?という興味津々でセンターに寄ってくださる方も多いです。

電話口とは違う、生のお客様の笑顔はさらに、私たちの活動意欲を掻き立ててくれます。
本当に楽しく、幸せな出会いです。

ちょっと前のお客様のお話を2つ。

ひとつはスタッフ千枝さんが対応したお客様。
関西方面からのご家族で、高齢のご夫婦、その息子、娘夫婦と子供という家族でみえました。
高齢のお父様が車いすです。
最初お電話あったのは、お父様のヘルパーをされている方から旅行の相談でした。
その後、息子さんから連絡があり、旅行当日のためのアドバイス。
息子さんは、カンペキなほどインターネット等々を駆使して伊勢志摩のバリアフリー情報を収集されていました。
本当頭下がる思いです。

このご家族、この旅行を計画された理由がなんとも胸が熱くなるお話でした。
毎年伊勢志摩に旅行をするのは、恒例行事だったらしいのです。
しかし数年前、数日後に伊勢志摩旅行を控えた日にお父様が突然倒れられて、車いす生活に…。
毎年の恒例行事が少しストップ。
その再開が今年のこの旅行でした。
当時行く予定だった、鳥羽シーサイドホテルさん。今回も同じホテルの予約だそうです。

家族の恒例行事が再開です。

センターに寄っていただいたSさんご家族は、みな笑顔で、下調べのおかげで旅行行程も問題なかったそうです。
そしてSさんが言いました。

「これからまた毎年、伊勢志摩来ます。そして必ず、関所のようにバリアフリーツアーセンター寄りますね!」



せ、関所…。
思わず笑ってしまいましたが、なんだか伊勢志摩旅行に必ず通らなくてはいけない関所…本当にそんな風に毎年寄ってくれること楽しみしています。

そしてもう一件。
私が参加している某SNSで知り合ったCさん。
鳥羽方面へ車いすのおじいさまを含めた20名近い大人数でのご旅行です。
問題は、宿泊先は決まっているものの、そこはお風呂がバリアフリー対応でないためなんとかして、日帰り入浴できるところでもいいからおじいさまをお風呂にいれてあげたいというご希望。
アドバイスさせていただき、戸田家さんの日帰り入浴をおすすめしました。
何度もメールのやり取りを行いCさんの家族に対する思いやりがすばらしく、こちらも俄然がんばっちゃいます。
そして何よりも驚いたのは、このおじいさまCさんの実のおじいさまではなく、ご主人のおじいさま、要するに、おじいさんにしてみれば、孫の嫁です。(年齢も私と近いらしい)

孫の嫁がここまで親身になって、大人数の家族旅行を仕切ってすすめていくなんて、これまた私の胸にジーンときました。

旅行までの何度かのメールのやり取りの中、ある日「しおりができました」と画像が届きました。



なんと、家族旅行のしおり製作までCさんはしていたのです。
スゴすぎます。

旅行計画を楽しみ、その楽しみが参加20名みなさんの心に届き、もちろん当日も大変満足行く旅行になったことと思います。

旅行当日、センターに寄っていただいたのですが、この日、ゴールデンウィークの駅ボラ研修会で研修真っ只中だった私は結局Cさんには会えず。
きっと、きっとすばらしい女性だったと確信できます。


期待したり、求めているわけではありませんが、こんなちょっとした出会いや、お客様から学ぶことがたくさんあったからこそ、ツアーセンターは7年も続けてこれたんだと実感。
これからも、伊勢志摩を旅行先に選んでくれたお客様たちが、また来たいと思ってくださるようなご案内を心がけていこうと思います。

今まで伊勢志摩に来てくださった方ありがとうございます。
そして、これから伊勢志摩を選んでくださるみなさま、どうぞよろしくお願いいたします。