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韓国の一人暮らし世帯、純資産は複数人世帯の3分の1

2018-10-04 16:56:49 | 日記
記事入力 : 2018/10/01 21:01

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

韓国の一人暮らし世帯、純資産は複数人世帯の3分の1

KB金融経営研究所が9月30日発表した報告書によると、一人暮らしの世帯で総資産から負債を差し引いた純資産が2-5人の世帯に比べ3分の1にとどまっていることが分かった。

支出の半分は食料品、家賃、管理費などに充てられ、残額の大半は元本が保証される預貯金に回される。

一方、一人暮らしで最も良い点は「自由」、最も心配な点は「孤独さ」だった。

 今回の調査は、同研究所が今年5月、首都圏と広域市に住む25-59歳の一人暮らしの住民2100人を対象に実施した。


■純資産は複数人世帯の3分の1

 一人暮らしの世帯の純資産は1億2362億ウォン(約1270万円)で、2-5人世帯の純資産(3億2000万-3億8400万ウォン)の約3分の1だった。

また、一人暮らしの人の場合、担保融資で購入した資産の値上がりを狙う不動産財テクを行う人が少ないためとみられる。

一人暮らしの居住形態は、高額の保証金を預ける代わりに家賃なしで居住する「伝貰(チョンセ)」という形態が34.2%、月額家賃を支払う賃貸が33.6%、持ち家が28.2%などだった。

世帯全体で見た持ち家比率は60.7%だ。


 一人暮らし世帯の約半分はローンで資金を借り入れている。

全世帯でみた場合と比べ、融資残高の伸びは低いが、無担保ローンの割合が高かった。

KB金融経営研究所は「一人暮らしの世帯は複数が住む世帯と比べ、持ち家比率が低く、担保融資を活用する割合が相対的に低い」と指摘した。

借家住まいをする人が多いため、支出全体に占める家賃や管理費の割合も高かった。

一人暮らしの場合、支出の33%を食費、21.0%を家賃や管理費に充てることが分かった。

全世帯でみた支出に占める住居費の割合(11.1%)に比べ高い水準だ。


■財テクは元本保証好む傾向

 一人暮らし世帯の財テクは元本保証が多かった。

回答者の半数以上は「月平均で50万-150万ウォンを投資または貯蓄する」と答えた。

「月200万ウォン以上を投資または貯蓄する」と答えた人も6.9%に達した。

利用する金融商品は、預貯金のように元本割れがほとんどない安全資産が77.3%を占めた。


 投資型資産の中では、年金保険、貯蓄保険など保険の割合が8.8%で最も高かった。

一人暮らし世帯の約半分は1カ月に保険料を20万ウォン以上支払っていることが分かった。

株式、先物・オプションへの投資割合は7.7%、ファンドや信託投資などへの投資割合は4.8%にとどまった。

リタイヤ準備の手段も預貯金が中心だった。

一人暮らしの人に老後の資金をどうやって準備しているか(複数回答可)を尋ねたところ、56.8%が預貯金と答え、以下、公的年金(35.6%)、個人年金(31.7%)、保険および投資商品(29.6%)、退職金・退職年金(26.5%)、不動産投資(13.0%)などだった。

準備ができていないとの回答も17.8%あった。必要な老後資金は平均で2億8224万ウォンであることも分かった。


■独身生活、女性が高い満足

 回答者の7割は「一人暮らしの生活に満足している」と答えた。

シングル生活への満足度は男性よりも女性で高かった。

一人暮らしに満足しているとの回答は、20代女性で82.7%、30-50代で70%台だった。

これに対し、男性は20台で71.2%、30-40代で60%に低下した後、50代では51.4%に落ち込んだ。

一人暮らしのメリットについては、「自由な生活と意思決定」(39.5%)、「一人だけの余暇活用」(33.2%)、「家族扶養義務がないこと」(7.3%)などだった。最大の懸念は「孤独さ」(44.3%)だった。


朝鮮日報/朝鮮日報日本語版


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