■ウクライナ戦争その最中
ロシア軍ウクライナ侵攻、この2020年代にも拘らず始まった19世紀型の侵略戦争を前に我が国防衛は大丈夫なのか、ロシアは隣国だという認識を改めて感じる今日この頃です。
もののふ群像、かや書房から刊行されています普通科連隊の思い出話的な一冊があるのですが、その表紙と同じ構図だ。舞台は金沢駐屯地の第14普通科連隊、最初の変換では部隊は金沢駐屯地、と出ましたけれど案外あっている、ここは久居駐屯地の第33普通科連隊だ。
式典への待機位置に続々と集合する隊員たち。久居駐屯地は近鉄久居駅前に立地するという、なかなか便利な位置にあります、守山自衛隊前駅も第10師団司令部の守山駐屯地に近いのですが信号と道路と商店街を挟む、しかしここは駅の自転車置き場の隣にあります。
音楽隊の入場、駐屯地祭といえば調音の音楽隊装備楽器が朝から式典の準備の様に盛り上げているものでして、この流れる様々な旋律の調べを聞きますと、調音は音楽では無いとはいえ朝の活気と行事の始まりを感じ、そして音楽演奏は式典の始まりを高く知らせます。
自衛隊の普通科連隊、もののふ群像、この一冊を読みますと平成初期の案外に古い本ですので古い情報ではあるのですが、普通科連隊の雰囲気と云うものが伝わります、そして細部は完全には伏せられているのですが、連隊の編成と雰囲気と云うものも伝わる一冊だ。
防衛。行事だけを見ていますと、装備は89式小銃に高機動車に軽装甲機動車と120mm重迫撃砲、最近はアナフィ無人機が飛び始めた、という程度であまり変わり映えはしません。しかし、訓練や戦術研究は、装備を使い慣れると共に進化する、もののふ群像の感想です。
部隊整列の様子を見ますと、案外少ない、こう率直には思われるのでしょうが、これは撮影者の力不足というものでして、各中隊から一個小隊が参加しているという規模、車両についても本部管理中隊の一部小隊のほかは第四中隊と重迫撃砲中隊の一部が参加するのみ。
機械化された普通科連隊の力強さを感じるには、まず近鉄久居駅を降りてみると判ります、駐屯地のある側ね。こういいますのは車両モータープールと隣接して駅がありますので、車両がかなり並んでいまして、正直、駐屯地祭の車列よりも遥かに多い事に驚かされます。
連隊。1000名規模の師団普通科連隊と650名規模の旅団普通科連隊があり、師団普通科連隊も旅団普通科連隊も管区を持ち、防衛警備及び災害派遣を担当するのですが、災害派遣要請などは師団普通科連隊の場合は直接、旅団普通科連隊の場合は旅団長へ要請される。
向田俊之1佐が連隊長を務めます、連隊長人事発令は2020年8月1日といい、まさにコロナの時代に連隊長として連隊を指揮するという、感染対策と訓練強化を両立しなければならない、息抜きも必要な厳しい訓練と共にしかし息抜きの場が防疫上危険という難しい。
巡閲、整列した部隊の前を連隊長が巡閲します。式典では重要な要諦であるとともに、撮影する側には連隊長、指揮官さんを正面から撮影できる重要な場面でもある。指揮官と中隊旗が敬礼動作で応える。部隊は一部参加ですが、中隊長は全員整列しているのですね。
連隊長は前職が北部方面総監部防衛部防衛課長に補職されていたといいまして、要するにロシアの軍事脅威から北海道を護る司令部第一線に在ったという、いまのウクライナ情勢、ロシア軍ウクライナ侵攻を憂慮している第一線の一人といえる指揮官ともいえましょう。
キエフやハリコフの現状が、旭川や札幌の現状でもあり得たのですね。他方、行事では触れらえませんでしたが、当方の個人的な感想としまして、ここまで日本は戦車という重戦力を省き、一方で普通科部隊の機械化を抑えたままで大丈夫なのか、ある種切迫感を想う。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
ロシア軍ウクライナ侵攻、この2020年代にも拘らず始まった19世紀型の侵略戦争を前に我が国防衛は大丈夫なのか、ロシアは隣国だという認識を改めて感じる今日この頃です。
もののふ群像、かや書房から刊行されています普通科連隊の思い出話的な一冊があるのですが、その表紙と同じ構図だ。舞台は金沢駐屯地の第14普通科連隊、最初の変換では部隊は金沢駐屯地、と出ましたけれど案外あっている、ここは久居駐屯地の第33普通科連隊だ。
式典への待機位置に続々と集合する隊員たち。久居駐屯地は近鉄久居駅前に立地するという、なかなか便利な位置にあります、守山自衛隊前駅も第10師団司令部の守山駐屯地に近いのですが信号と道路と商店街を挟む、しかしここは駅の自転車置き場の隣にあります。
音楽隊の入場、駐屯地祭といえば調音の音楽隊装備楽器が朝から式典の準備の様に盛り上げているものでして、この流れる様々な旋律の調べを聞きますと、調音は音楽では無いとはいえ朝の活気と行事の始まりを感じ、そして音楽演奏は式典の始まりを高く知らせます。
自衛隊の普通科連隊、もののふ群像、この一冊を読みますと平成初期の案外に古い本ですので古い情報ではあるのですが、普通科連隊の雰囲気と云うものが伝わります、そして細部は完全には伏せられているのですが、連隊の編成と雰囲気と云うものも伝わる一冊だ。
防衛。行事だけを見ていますと、装備は89式小銃に高機動車に軽装甲機動車と120mm重迫撃砲、最近はアナフィ無人機が飛び始めた、という程度であまり変わり映えはしません。しかし、訓練や戦術研究は、装備を使い慣れると共に進化する、もののふ群像の感想です。
部隊整列の様子を見ますと、案外少ない、こう率直には思われるのでしょうが、これは撮影者の力不足というものでして、各中隊から一個小隊が参加しているという規模、車両についても本部管理中隊の一部小隊のほかは第四中隊と重迫撃砲中隊の一部が参加するのみ。
機械化された普通科連隊の力強さを感じるには、まず近鉄久居駅を降りてみると判ります、駐屯地のある側ね。こういいますのは車両モータープールと隣接して駅がありますので、車両がかなり並んでいまして、正直、駐屯地祭の車列よりも遥かに多い事に驚かされます。
連隊。1000名規模の師団普通科連隊と650名規模の旅団普通科連隊があり、師団普通科連隊も旅団普通科連隊も管区を持ち、防衛警備及び災害派遣を担当するのですが、災害派遣要請などは師団普通科連隊の場合は直接、旅団普通科連隊の場合は旅団長へ要請される。
向田俊之1佐が連隊長を務めます、連隊長人事発令は2020年8月1日といい、まさにコロナの時代に連隊長として連隊を指揮するという、感染対策と訓練強化を両立しなければならない、息抜きも必要な厳しい訓練と共にしかし息抜きの場が防疫上危険という難しい。
巡閲、整列した部隊の前を連隊長が巡閲します。式典では重要な要諦であるとともに、撮影する側には連隊長、指揮官さんを正面から撮影できる重要な場面でもある。指揮官と中隊旗が敬礼動作で応える。部隊は一部参加ですが、中隊長は全員整列しているのですね。
連隊長は前職が北部方面総監部防衛部防衛課長に補職されていたといいまして、要するにロシアの軍事脅威から北海道を護る司令部第一線に在ったという、いまのウクライナ情勢、ロシア軍ウクライナ侵攻を憂慮している第一線の一人といえる指揮官ともいえましょう。
キエフやハリコフの現状が、旭川や札幌の現状でもあり得たのですね。他方、行事では触れらえませんでしたが、当方の個人的な感想としまして、ここまで日本は戦車という重戦力を省き、一方で普通科部隊の機械化を抑えたままで大丈夫なのか、ある種切迫感を想う。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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