■防衛情報-ウクライナ戦争
戦車の計画的な備蓄は専守防衛という平和憲法の本土決戦志向である我が国防衛において重要である事を示す一例が。

ロシア軍は戦車と装甲車両の使用を再開したとのこと。これはISWアメリカ戦争研究所6月20日付ウクライナ戦況報告によるもので、ウクライナ軍ルハンスク軍集団司令部報道官のザポロジェッツ中佐の発言によるもの。ロシア軍が戦車と装甲車両の使用を再開したのはいずれもシベルスク方面における攻撃において。

戦車の使用再開は、ロシア軍はロシア国内において破損戦車と共に廃棄戦車の再生を進めており、経済制裁により電子部品などの供給が絶たれている現状においても戦車をある程度備蓄できたことを意味しています。ロシア軍の100万を超える甚大な死傷者はいずれも装甲車両の不足が原因であり、これらが充足された際には次の攻勢が懸念される。

スムイ州でのロシア軍攻撃は逆に減少傾向にある、これは同じISW報告において、ウクライナ国境警備局のデムチェンコ報道官発言を紹介したものです。ロシア軍はクルスク州と国境を接しているスムイ州において再度越境攻撃を加えウクライナ軍に圧力をかけていましたが、事実上この攻撃はとん挫している構図といえる。

オスキル川が現在の焦点である、ウクライナ軍ハリコフ軍集団司令部報道官のシャムシン中佐発表によれば、ロシア軍はオスキル川ドヴォルチナ近郊に現在橋頭堡を拡張している段階で、ここからクピャンスクを攻略すべく渡河の徴候があるとのこと。ただ、渡河には架橋が必要であり、徒渉による渡河は不可能とのこと。

チャシブヤール近郊での戦況について、ウクライナ軍旅団関係者の話をISWは紹介していて、チャシブヤール近郊ではロシア軍部隊が再編制を開始した兆候があるとしています。これは新しく編成した部隊を集中している兆候とのことで、チャシブヤール近郊からクラマトルスク方面へ大規模な攻撃が加えられる兆候と分析しているもよう。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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戦車の計画的な備蓄は専守防衛という平和憲法の本土決戦志向である我が国防衛において重要である事を示す一例が。

ロシア軍は戦車と装甲車両の使用を再開したとのこと。これはISWアメリカ戦争研究所6月20日付ウクライナ戦況報告によるもので、ウクライナ軍ルハンスク軍集団司令部報道官のザポロジェッツ中佐の発言によるもの。ロシア軍が戦車と装甲車両の使用を再開したのはいずれもシベルスク方面における攻撃において。

戦車の使用再開は、ロシア軍はロシア国内において破損戦車と共に廃棄戦車の再生を進めており、経済制裁により電子部品などの供給が絶たれている現状においても戦車をある程度備蓄できたことを意味しています。ロシア軍の100万を超える甚大な死傷者はいずれも装甲車両の不足が原因であり、これらが充足された際には次の攻勢が懸念される。

スムイ州でのロシア軍攻撃は逆に減少傾向にある、これは同じISW報告において、ウクライナ国境警備局のデムチェンコ報道官発言を紹介したものです。ロシア軍はクルスク州と国境を接しているスムイ州において再度越境攻撃を加えウクライナ軍に圧力をかけていましたが、事実上この攻撃はとん挫している構図といえる。

オスキル川が現在の焦点である、ウクライナ軍ハリコフ軍集団司令部報道官のシャムシン中佐発表によれば、ロシア軍はオスキル川ドヴォルチナ近郊に現在橋頭堡を拡張している段階で、ここからクピャンスクを攻略すべく渡河の徴候があるとのこと。ただ、渡河には架橋が必要であり、徒渉による渡河は不可能とのこと。

チャシブヤール近郊での戦況について、ウクライナ軍旅団関係者の話をISWは紹介していて、チャシブヤール近郊ではロシア軍部隊が再編制を開始した兆候があるとしています。これは新しく編成した部隊を集中している兆候とのことで、チャシブヤール近郊からクラマトルスク方面へ大規模な攻撃が加えられる兆候と分析しているもよう。
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