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【京都幕間旅情】平野神社-桜花,AIの人工学習と著作権-普及過渡期の若年利用を念頭に

2025-04-20 20:00:58 | 写真
■平野神社2025
 平野神社は散々特集しているので歴史的な話題は充分使い果たしているのでなにかとAIの話題ばかり使い続けているのですが。

 AIの人工学習について。平野神社と云えばAIの話題と進めているこの特集ですが、人工学習が今後どのような問題をはらむのかという視座について。実は昔、わたしがここで撮影した写真を別のWebサイトに盗用されたことがありまして。

 写真を膨大な数を使っていましたならば、どうしてもそういうことは発生するのですが、第三者が盗用して無断転載した写真を、パブリックドメインだと誤認しておそらくは悪意無く、二次盗用する出来事が今年に入り、ありました。

 安倍総理の近くで撮影した思い入れある構図でしたので、すぐにこれ、北大路機関で発表したものだ、と気づき、匿名で掲載した方に聞きますと、別のところで拾ってきたという、その写真に北大路機関ロゴはありませんでしたが。

 構図を含めて著作権だ、という判例が、”沈黙の艦隊訴訟”という、とある漫画家の方が大御所の方の写真の構図をそのまま描画して裁判になり、結局構図も著作権の範疇に含まれる、という写真家には大きな判例を残していました。

 盗用の可能性となりかねないことは、劇画”ゴルゴ13”をNHKがアナザーストーリーという番組で紹介した際に、プロダクションの資料室が有していた膨大な資料の中に、二次使用を念頭としたものなのか不安な資料が多数出ていまして。

 人工学習の場合はどうか。Webの約款などで人工学習に利用する、という明示があって了承していサービスを受けている、という逃げ道はあるのかもしれませんが、利用者と提供者の力関係について法廷で争った場合は、不確定要素も。

 写真を人工学習されるリスクとともに、人工学習をどの場所で行ったのか、不法転載先であるのか正規の手続きを経た場所であるのかを、AIの人工学習を行った当事者を探すことが不可能であれば、それだけで係争の余地は出てきます。

 デジタル盗用の問題は既に、この分野で先進的阿アメリカでは先進的故に既に、クリエイターのイラストがAI学習され構図や色調を盗用されているとして人工学習結果から省くよう顕在化している問題ではあるのですが。

 日本の高度成長を支えたのは欧米よりも遅れた労働基本権と過剰労働に法的未整備の欠缺を利用した生産性からのし上がって、中国や新興国に抜かれているのは法整備があったのだから同じ轍を踏むのか、という論調は聞きました。

 AIの授業よりも著作権の授業を行う必要があるのではないか、という視座と、それを行った場合は萎縮が先行して技術の停滞を生むという視座と、著作原意街にも労働基本法と税法など含め六法を中等教育で行うべきという視座と。

 不法行為、知らずに不法行為を行うようになってしまう、一応学校でイケナイこととして学んだものの罰則まで深く斟酌せずに便利なガジェットの使用法として日常化してしまい、あとで不法行為を問われる結果になるということも。

 AI,結局、個人が使える段階まで普及しつつある一方、個人が使うからこその免責についても個人に求められる段階まで責任を持たなければならない、Webを通じ世界と繋がる以上、この視座も忘れず億必要があるのかもしれませんね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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