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平成二十九年度十二月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2017.12.09/12.10)

2017-12-07 20:07:02 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
 明日は十二月八日、開戦記念日です。そこで本日は木曜日ですが今週末の行事予定を紹介しましょう。

 那覇基地航空祭2017、今週末注目の行事は南国を舞台に執り行われる今年最後の航空祭でしょう。那覇空港に隣接する那覇基地航空祭は旅客機により東京大阪から日帰りが可能という好立地です。雨天に曇天続きの本年戦闘機部隊基地の航空祭ですが、那覇航空祭は土曜日と日曜日に行われますので、今年最後の戦闘機部隊航空祭こそ、晴天を期待したい。

 沖縄は昭和20年以来の軍事的緊張に包まれています。その防空の要衝、那覇基地には航空自衛隊、南西航空方面隊司令部、第9航空団、警戒航空隊第603飛行隊、南西航空警戒管制団司令部、那覇ヘリコプター空輸隊、那覇救難隊、第5高射群本部、以上が展開しており、海上自衛隊那覇航空基地が併設、第5航空群第5航空隊が哨戒任務にあたっています。

 南西航空方面隊への南西方面航空混成団拡大改編、第83航空隊の第9航空団への増強改編、2009年に百里基地からF-15運用の第204飛行隊が旧式のF-4EJ改に代え配備、2016年に築城基地より第304飛行隊が編入されF-15飛行隊二個飛行隊を基幹とする航空団となりました。しかし、中国方面からの国籍不明機が多く、日々刻々と緊急発進で対応している。

 航空祭は土曜日初日、那覇基地エイサー部の歓迎演舞より始まり、小録高校や那覇西高校の吹奏楽演奏やダンス演奏が実施、オープニングフライトは1200時T-4練習機機動飛行から始まります、1400時よりF-15戦闘機とE-2C早期警戒機にP-3C哨戒機の合同編隊、1530時にF-15戦闘機2機による機動飛行、1830時よりF-15ナイトフライト、が行われる。

 那覇航空祭二日目の日曜日は1100時よりT-4練習機とLR-2連絡偵察機合同編隊、1200時よりヘリコプター展示、1500時からT-4練習機機動飛行、1530時からF-15戦闘機機動飛行、となっています。飛行展示は二時間から三時間に一回という間隔ですが、昨年の航空祭では航空祭最中、数時間のうちに三回連続で対領空侵犯措置緊急発進が行われたという。

 沖縄への軍事圧力は、同時に在日米軍基地と沖縄への基地負担という問題とも直結するのですが、実弾を搭載したF-15が那覇空港待合室からも緊急発進する様子が見え、E-2C早期警戒機が日常的に警戒監視せねばならぬ程に国籍不明機が多く、P-3C哨戒機の哨戒飛行の合間に国籍不明の艦隊を監視するOP-3やEP-3等電子偵察機が離着陸、考えさせられる。

 航空祭は航空自衛隊の能力を展示する事で任務と装備の一端を広く国民一般に広報し、航空防衛全般への理解増進と支持を求める行事です。実のところ緊急発進の異常増大で那覇基地始め全国の防空部隊は大変な苦労を、想定外に長期化する中で任務にあたっています。こうした意味からも、航空祭で那覇基地、実際の雰囲気を知る事は、意味があるでしょう。

 さて撮影の話題、ミラーレス一眼カメラの性能が順調に向上していますと、一眼レフカメラと根本的な使い勝手の違いを感じる時があります、それは雨天時のレンズ換装の瞬間というもの。映像センサーが露出しているミラーレス一眼は、ミラー部分に映像センサーが保護されている一眼レフと異なり、空気中の誇りは勿論、雨滴がレンズ換装時にそのまま、付いてしまう。

 雨滴だけならば自然乾燥で映像センサーへ埃が固着する事は避けられるのですが、自衛隊行事などの撮影の際には砂塵に雨滴が混じり、映像センサーの素子に換装しても砂塵が薄く固着してしまう事はあります。実際、レンズ交換時に一眼レフに慣れていますと、ミラーレス一眼の映像センサー剥き出しの状態が目の前に出てくるのは若干不安を禁じ得ない。

 雨天時ミラーレス一眼レンズ交換時の対処法ですが、当方はこの場合に防滴カバーとして用いている透明厚手ビニールカバーの内側で交換するようにしています。これで砂塵も雨滴も回避できるのですが、しかしそれでも一眼レフと比較して煩雑となった印象は拭えません。本体部分に映像センサーを物理的に隔離する保護カバーがあるといいのですが、ね。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭
・12月9日・10日:那覇基地航空祭2017/美ら島エアーフェスタ 2017…http://www.mod.go.jp/asdf/naha/

■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関

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