■緊迫！ペルシャ湾
封鎖された場合は自衛隊の掃海艇派遣が有り得るという過去の国会答弁が有りましたので。
ホルムズ海峡封鎖、今後の中東情勢における大きな課題は、イラン軍がホルムズ海峡を機雷封鎖するかということです。ホルムズ海峡はペルシャ湾とアラビア海インド洋を隔てる重要海峡で、１９８０年からのイランイラク戦争においてもタンカー戦争としてタンカーが攻撃され、当時の橋本運輸大臣が巡視船派遣さえ検討したほどです。
イランのアラグチ外相は滞在さきのトルコでの記者会見席上において、アメリカへの報復の可能性を問われた際、ホルムズ海峡封鎖の可能性はあるのかとの記者からの質問へ、可能性を排除しないという姿勢を示しています。過去、我が国では平和安全法制を制定する際、自衛隊派遣の可能性として示されたのが、ホルムズ海峡封鎖でした。
イランとイスラエルについて、昨日２３日もイスラエル軍はイラン本土を攻撃しており、イラン国内６か所の飛行場を攻撃し戦闘機やヘリコプター等１５機を破壊したとしていて、イラン軍はテルアビブへミサイル攻撃を実施、空襲警報はエルサレムでも発令されるなど、アメリカ軍の攻撃が終了した後もイスラエル軍の攻撃が続いています。
ホルムズ海峡への懸念ですが、ギリシャ政府はギリシャ船籍の船舶、ギリシャは船舶関連税が安い事もあり船籍をギリシャとしている国が多い、そのギリシャ船籍の船に対し、ホルムズ海峡通行を情勢が沈静化するまで見合わせるよう呼びかけたとしていて、２２日の段階で大型タンカーが２隻、ホルムズ海峡通行を断念したという報道があります。
イラン沿岸部はホルムズ海峡に接していて、機雷を敷設することにより航行を制限する事が出来ますし、イラン沿岸部の革命防衛隊をイスラエル軍は排除できません。また、ホルムズ海峡を封鎖した場合は世界経済へ、LNG液化天然ガスや原油などの供給により影響が及ぶため、アメリカなどが調停に乗り出さざるを得ないという状況が生じるでしょう。
北大路機関：はるな くらま ひゅうが いせ まや
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
封鎖された場合は自衛隊の掃海艇派遣が有り得るという過去の国会答弁が有りましたので。
ホルムズ海峡封鎖、今後の中東情勢における大きな課題は、イラン軍がホルムズ海峡を機雷封鎖するかということです。ホルムズ海峡はペルシャ湾とアラビア海インド洋を隔てる重要海峡で、１９８０年からのイランイラク戦争においてもタンカー戦争としてタンカーが攻撃され、当時の橋本運輸大臣が巡視船派遣さえ検討したほどです。
イランのアラグチ外相は滞在さきのトルコでの記者会見席上において、アメリカへの報復の可能性を問われた際、ホルムズ海峡封鎖の可能性はあるのかとの記者からの質問へ、可能性を排除しないという姿勢を示しています。過去、我が国では平和安全法制を制定する際、自衛隊派遣の可能性として示されたのが、ホルムズ海峡封鎖でした。
イランとイスラエルについて、昨日２３日もイスラエル軍はイラン本土を攻撃しており、イラン国内６か所の飛行場を攻撃し戦闘機やヘリコプター等１５機を破壊したとしていて、イラン軍はテルアビブへミサイル攻撃を実施、空襲警報はエルサレムでも発令されるなど、アメリカ軍の攻撃が終了した後もイスラエル軍の攻撃が続いています。
ホルムズ海峡への懸念ですが、ギリシャ政府はギリシャ船籍の船舶、ギリシャは船舶関連税が安い事もあり船籍をギリシャとしている国が多い、そのギリシャ船籍の船に対し、ホルムズ海峡通行を情勢が沈静化するまで見合わせるよう呼びかけたとしていて、２２日の段階で大型タンカーが２隻、ホルムズ海峡通行を断念したという報道があります。
イラン沿岸部はホルムズ海峡に接していて、機雷を敷設することにより航行を制限する事が出来ますし、イラン沿岸部の革命防衛隊をイスラエル軍は排除できません。また、ホルムズ海峡を封鎖した場合は世界経済へ、LNG液化天然ガスや原油などの供給により影響が及ぶため、アメリカなどが調停に乗り出さざるを得ないという状況が生じるでしょう。
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