北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

海上自衛隊地方隊への一考察① 我が国におけるミサイル艇の位置づけを考える

2012-05-22 22:25:46 | 防衛・安全保障

◆外洋海軍としての自衛艦隊との任務区分

南西諸島への軍事的圧力増大や南海トラフ地震などの大規模災害への対処、海上自衛隊では横須賀、佐世保、舞鶴、呉、大湊に総監部を置き、沿岸を管区とし対処の先頭に立つ地方隊の位置づけについて、考えてみましょう。

Mimg_6543 ミサイル艇の必要性、沿岸部隊の必要性の是非に分け、考えてゆくこととします。これは同時に、実任務部隊を自衛艦隊に、指揮系統を自衛艦隊か地方隊に必要に応じ配分するという運用への考察ともなるでしょう。沿岸での任務を主眼としているミサイル艇、打撃一本の運用が基本であり、多任務に臨む大型護衛艦とは全く異なる運用が為されます。海上自衛隊は外洋海軍であるためミサイル艇は不用であるという論点やミサイル艇は有事の際に航空戦力により一方的に駆逐される立場であるため不要という視点があります。
Img_07700 海上自衛隊は大型護衛艦を基本とした外洋海軍です。大型水上戦闘艦の保有数は満載排水量4000t以上の大型艦で今なお中国海軍やロシア海軍を凌駕しアメリカ海軍に続く世界第二位です。しかし、こちらでも指摘を頂いていますが、離島地域においては有効なのです。特にミサイル艇は発見されず最初の一撃を行うことが任務、この点広く大洋に進出すれば過酷な運命が待ち構えていますが、沿岸部に展開し位置を秘匿すれば接近する揚陸艦などをミサイルの一撃により過酷な運命に追い込むことが出来るわけです。
Mimg_1335 ミサイル艇は、魚雷を搭載していた高速戦闘艇がより射程の大きい対艦ミサイルに切り替えたことで誕生し、元々水雷艇が担っていた任務を特に打撃力にのみ特化したものです。ミサイル艇は対艦ミサイルを搭載し、命中させれば大型水上戦闘艦であっても無力化することができるのが最大の利点と言えます。
Mimg_5979 しかし、水雷艇を駆逐するべく駆逐艦という区分が誕生したように、駆逐艦は対空ミサイルや電子戦装備を搭載し、航空攻撃に対しいっていの防御能力を有するほか、対艦ミサイルに対しても一定の備えがあります。また、ミサイル艇には搭載可能な装備が限られるため、対潜装備は全く搭載しないか、大型化と低速鈍重化を妥協し限定的に搭載するか、不向きを乗り越える無理をしているといえるでしょう。
Mimg_6687 事実、ミサイル艇は哨戒ヘリコプターが搭載する小型対艦ミサイルに対し、ほぼ無力です。搭載できる防空装備は76mm砲か携帯地対空ミサイル、ヘリコプターには対艦ミサイルが搭載される時代であり、もしくはデータリンクで広報の護衛艦に位置を通知しミサイルを誘導、結果簡単にアウトレンジされます。中にはRAM簡易防空ミサイルを搭載する事例がありますが、搭載できるレーダーの重量に限界があるため、索敵能力が限られますし、余り大出力のレーダーを無理して搭載すれば電波により位置が評定され、より遠くから対艦ミサイルが飛んで来ることは間違いありません。
Img_1226  一定の装備を搭載すれば、コルベットというべき装備になり、例えば海上自衛隊の護衛艦いしかり型のような沿岸警備用護衛艦に近づいてしまうことに。特に下手に大型化すれば、潜水艦による攻撃からも防護するべくソナーの搭載や短魚雷発射管を搭載する必要が生じ、結果、ミサイル艇は限りなくコルベットに近づくこととなるでしょう。大型化は高速航行に当然抵抗が大きくなることにより大型の機関を必要とし、結果生じるのが建造費や維持期、運用人乗員の確保など、際限ない高価格化の循環です。
Mimg_5905 それならば、海上自衛隊は護衛艦に特化するべきであり、ミサイル艇の必要性は少ない、と言えるでしょう。しかしこれはミサイル艇は沿岸で運用するという運用特性を無視した場合の話で、護衛艦は本来ミサイル艇を駆逐し展開するという目的に徹した場合でのこと。
Mimg_6642 ミサイル艇は、防御力が限定的である分を、小型である点に特化し秘匿性を何よりも重視、特に一撃にすべてを投じてその後は逃げの一手に懸かる運用で、島嶼部の入り組んだ海岸線を活かし、時には偽装網を使用し岩場に潜み、入り江に待機しその時を待つ運用ですが、重要なのは、日本にも直接脅威を受ける沿岸部はあるというものです。
Mimg_1087 先島諸島の島嶼部や、小笠原諸島島嶼部では、護衛艦が常駐できない状況下に抑止力として機能します。特に侵攻する揚陸艦に対して、ミサイル艇は最大の脅威となります。この点は潜水艦についても当てはまる特性ですが、潜水艦は先行し自己位置を秘匿しなければならないことに対し、ミサイル艇は平時の訓練により示威することが可能、この点は最も異なる点と言えるでしょう。この点で大きなものは、自衛安泰に集約され、沿岸警備任務に当たる地方隊からは護衛艦が全て自衛艦隊に移管されており、即応部隊を有さない、ということです。
Mimg_1272 外洋での任務や必要に応じて自衛艦隊から地方隊に移管するという方式はあるでしょう。しかし、最も重要なのは有事における任務ではなく、地方隊の哨戒、つまり平時における抑止力がかなり大きな能力を発揮する、ということかもしれません。例えば、津軽海峡、対馬海峡、宗谷海峡には一般に潜水艦が展開し監視にあたっているとされますが、津軽海峡及び対馬海峡へは、自己位置を秘匿しなければならない潜水艦とともに打撃力を正面に出して抑止力を発揮できる点は額面の評価に何かを加算するべきかもしれません。
Mimg_6043 こうした点から、海上自衛隊、特に地方隊が沿岸警備に当たる際において、ミサイル艇はそこに展開することにより抑止力を発揮できますし、有事の際には秘匿する運用において、護衛艦隊の護衛艦が展開するまでの間、脅威勢力の行動を制限することがかないます。もちろん、地方隊の管区に護衛艦が入った倍、自動的に自衛艦隊から指揮系統概観し平時の哨戒任務に対応するという運用ならば話は別ですが、自衛艦隊には自衛艦隊の訓練計画があり、それは運用計画と調整され展開されるものですので、全てをこの方式とすることは当然できないわけです。実は、地方隊に平時の抑止力としてミサイル艇を保有する必要がある点はこの一点に集約されると考えるところ。
Mimg_1092 即応部隊と言わずとも、ミサイル艇を導入するということは数が大きくなる分多くの費用を要するので、既存の装備、例えば海上保安庁の巡視船では対応できないのか、特に哨戒任務では海上保安庁の大型巡視船でも船体規模では大型駆逐艦並なので、領海に接近する艦隊に対しても抑止力を発揮できるだろう、という指摘はあるでしょう。もちろんもっともなのですが、巡視船には機関砲までしか搭載されておらず、この点で抑止力とはなりません。
Mimg_1643 海上保安庁の巡視船による警戒業務も同時に、指揮系統は異なるのですが実施されるべきです。しかし、打撃力を有さない巡視船を補う分、例えば護衛艦が展開できない状況において、巡視船が前面に展開し警告を行いつつ、いつでも必要に応じて打撃力を来わえられるのだ、という一からミサイル艇が警戒に当たることが、護衛艦の任務を代替する運用形態となるでしょう。
Mimg_1316 海上自衛隊、これまで記した運用特性の上で適したミサイル艇は、哨戒や不審船対処は能力が限定されてでも特に沿岸警備における打撃力を重視し、抑止力としての能力を最適化することが求められ、逆に言えば性能よりも数の配備を重視するべきといえるのでしょう。
Mimg_1330 理想は、はやぶさ型ミサイル艇の増強ですがコスト面から考えた場合は、台湾海軍の海鴎型ミサイル艇、これが海上自衛隊に最適なミサイル艇と考えます。はやぶさ型ミサイル艇はもちろん、一号ミサイル艇よりもさらに小さく満載排水量47トン、乗員10名、兵装は機関銃のほか射程40kmの雄風Ⅰ型対艦ミサイル二発のみ、速力は36ノットを発揮しますが、余りに小型で用途が限られ、台湾海軍はより大型のミサイル艇へ転換しているところ。
Mimg_7280 しかし、小型巡視艇並みの大きさということで台湾海軍は四年間で50隻を建造することが出来、建造費や維持費用、また乗員捻出の面で負担は決して大きくないことを示しています。20mm機関砲を搭載して哨戒艇としての任務にも用いることが出来ますし、なにより台湾が想定している脅威と海上自衛隊が想定する脅威、また任務の特性、共通点があることも挙げておくべきやもしれません。
Mimg_6342_1 台湾海軍はより大型のミサイル艇、FACG-60へ転換しているではないか、という指摘を受けるでしょうが、これは機関砲などを増強し、より射程の大きい雄風Ⅱ型対艦ミサイルを搭載し、哨戒任務への対応を重視し、フリゲイトの補完を重視しているという背景があります。
Mimg_1445 海上自衛隊はミサイル艇には相応の役割がありますが、安価に多数を揃えるという点に特化すれば、護衛艦の建造費を大きく制約することにはつながりません。護衛艦を増勢し、離島部分に常時貼り付けることが出来れば、こうした苦労は無いのですが、地方隊に二個護衛隊を配置できた時代は、中々戻ってきそうにありません。
Mimg_5991 もっとも、搭載する対艦ミサイルは、SSM-1では大型すぎ、ノルウェー海軍のペンギン対艦ミサイルか、射程はかなり制限されますが陸上自衛隊の中距離多目的誘導弾を搭載するか、捜索レーダーの性能を含め建造費に影響することでもあり、この部分で少々難しいところがあることは、確かなのですけれども。
Mimg_7657 実質的に、自衛艦隊は外洋海軍ですが、地方隊の任務は沿岸海軍の側面が大きいです。我が国には法執行機関として海上保安庁があり、小型巡視船を多数運用していますが、先ほど記したように法施行機関には限界があり、この点を忘れないようにするべきです。こうした観点から、海鴎型ミサイル艇を見た場合、それなりの能力を発揮でき、抑止力ともなるでしょう。
北大路機関:はるな

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

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米海軍の沿海域戦闘艦みたいな艦種類が海自にも必... (キンタ)
2012-05-23 01:51:58
米海軍の沿海域戦闘艦みたいな艦種類が海自にも必要なのかもしれませんね。これなら、ミサイル艇の任務も武装工作船の対処も可能かと。
フリーダム級で57mm単装砲1基と30mmブッシュマスターⅡ機関砲2基、21連装RAM発射機1基で場合によりSSM搭載可能で、速力45ノットにMH-60ヘリ2機も搭載可能と能力も申し分無しだと思いますね。
>沿岸防備 (専ら読む側)
2012-05-23 19:55:25
>沿岸防備
水上を走る限り、有人小型高速艇の脆弱性は克服
不可能であるとすれば目を水中~底に転ずる要有
りと思われ
具現する、せぬは別として、局地防衛用固定水測
機と連動せる高知能キャプター機雷(要するに魚雷
発射管ドロイドですな、中身は大型艦も轟沈必至
の21吋級長魚雷の)を検討するも有効と愚考
ご無沙汰しております。 (アルフォンス)
2012-05-23 21:22:15
ご無沙汰しております。


ミサイル艇を増やせという結論は概ね同意ですが、そこに至る過程には色々誤解があるようですので指摘しておきます。

御自身でも指摘されてされておりますが、ミサイル艇は秘匿性を身上としている性格上、哨戒という任務には不適です。潜水艦と同様、島嶼、海峡などにおいて、極力位置を秘匿することで最大限の抑止力を発揮するのであって、他の水上部隊と違い、存在を誇示することで抑止力を発揮する訳ではありません。(これも御自身で指摘されていることですが、)これは、ミサイル艇が経空脅威に非常に脆弱なことにも一因がありますし、ミサイル艇自身の航洋性の低さも大きいです。
そもそも海自における広域哨戒監視は空団の固定翼哨戒機の役割で、充実した固定翼哨戒部隊がありながら、ミサイル艇で哨戒任務を行わせるのは勿体無い運用と言っていいと思います。
また、地方隊における即応部隊の不足を謂われてますが、各地方隊には、常に応急出動艦が指定されており、これは、常続的に総監部のオペレーションに置かれていて、有事になってはじめて兵力が派出される訳ではなくその時々の状況に応じかなり柔軟に指揮系統が変更されている態勢になってます。

ミサイル艇増強の根拠としては、やはり、重要地境における水上打撃力の補完、それに、武装工作船対処と言うところに収斂されるのかな、と考えます。
 ミサイル艦より、T4の少変更の攻撃機を、先島の (久我山のチ那ッピー)
2012-05-24 14:16:30
 ミサイル艦より、T4の少変更の攻撃機を、先島の
各空港に配備すれば、支那のウザイ魚政、海監の
船を追っ払える。
 ユーロファイターのマウザー砲なんていいね。
27mmで、小さな船なら致命的損害を与えられる。
 対艦ミサイル2本 対空ミサイル2~4本は登載できるよね。
 亜音速の攻撃機だし、輸出も出来るようにしてもらいたい。南朝鮮なんてインドネシアに戦闘機輸出している。
はるなさま (ドナルド)
2012-05-25 20:04:28
はるなさま

ミサイル艇、難しいですね。その存在意義は、やはり秘匿性と打撃力にあるのだと思います。味方が劣勢な情勢でも隠れていて、敵の後方部隊を狙ってその勢いを削ぐ。

しかし、秘匿性と打撃力なら、対艦ミサイル連隊や潜水艦のほうが優れています。対艦ミサイル連隊との比較では、島嶼防衛におけるミサイル艇の存在意義は、その機動性(最高巡航速度や航洋性)にあります(トラックは海を渡れない)。潜水艦より優れている点は、ダッシュ力もありますが(それなら航空機)と、なにより価格です。

それでも「はやぶさ」型は90億円。たった12隻の整備に、潜水艦2隻分の予算。後者の方が敵には脅威では?ミサイル艇に存在価値が出てくるには、少なくとも、半額 45億円くらいにしないとだめだと考えます。

「はやぶさ」型は、ミサイル艇としては、中型/やや小型のサイズ=秘匿性、そこそこの航洋性、標準的な打撃力、やや高い速力を持ちます。なかなか立派で、フネとしては結構好きです(兵器としての有効性とは別の話)。が、これを半額にするためには、「何かを削らないと」いけません。

はるな様の言うドヴァラ級など50t級のミサイル艇は、速力を優先し、打撃力は半減。なにより航洋性が大きく劣る。島嶼防衛とはいえ、大洋の真ん中ですので、天候の影響で年の半分も稼働できないのでは?また、海が穏やかでないと海上移動できないなら、最大の利点である戦略的機動性も犠牲になってしまいます。

航洋性を下げずに価格を半減させるには、以下のような案が出てきます。
・「はやぶさ」と同等サイズだが、ステルス性をもっと高める(ただし船体価格に影響しない範囲で)
・速力を25-27kt程度に-->主機のガスタービンを3機から1機へ削減
・76mm砲、あるいは少なくとFCSを廃止。機関砲で良い。
・レーダーも格下げ、自己策敵能力に多くを求めない-->衛星通信経由の遠隔指示
・自己防衛は秘匿性。発射後は「ESM+チャフ/フレア」に全面依存し、逃げの一手
つまり「ステルス性」と「浮かぶミサイルランチャー」に徹する(しかし本当に半額になるかは不明)。残念ですが、不審船対処は諦めるべきです(巡視船で十分では?)。

それでもやはり、ミサイル艇は生き残れないでしょう。そこで、ある程度の機雷敷設能力があるとよいでしょう。敵にしてみれば、ミサイル艇の排除に成功しても「かつてミサイル艇が機雷を撒いたかもしれない」という事実が脅威では?(「死してなお壁となる」わけです)。敵がミサイル艇を脅威に感じて、その発見、撃滅に戦力を割き、我が方が1-2ヶ月でも粘れれば、その分、自衛隊の本体は楽になる訳です。つまり、無視できない打撃力(ミサイルx8 +機雷x10-20?)と、なかなか叩けない性質(秘匿性くらいしか思いつきません)さえあれば、十分に戦力となるでしょう。

ただ、ここまで書きながらも、正直に言えば、潜水艦/護衛艦を削ってまでミサイル艇を整備すべきものか、疑問です。予算を増やして整備、という場合でも、補給艦/輸送艦/潜水艦/護衛艦の方が優先な気がします。

結局、ミサイル艇の「秘匿性」(生存性の唯一のキモ)がどれほど有効なのか、私には分からない、というのが最大の理由です。本当に生き残れるのか?秘匿性が重要でない、平時(から戦時への途中)の兵器としては、少数であれば価値はあるかもしれません。

またまた長文、失礼しました。。。
はるな様 (ノリ)
2012-05-29 02:43:52
はるな様

ミサイル艇は本来、北の工作船対策として急遽工程を変更して200tの船体に76ミリ砲を載せた艦でしたよね。その際、私は76ミリで工作船撃ったら警告どころか木っ端みじんになるよと思いました。12.7ミリ機銃も載せてはいますが目視での射撃では正確性、射手の安全が確保出来ません。アメリカ沿岸警備隊では艦艇にハープーンやCIWSを積んでいますよね。日本でも海上保安庁の運用能力をあげで互いの長所を生かした艦艇を配備すべきではないでしょうか?ただし海保の巡視船に対空火器、対艦ミサイルを配備するにはそれなりの法改正が必要でしょうが...長々失礼致しました。
キンタ 様 こんばんは (はるな)
2012-05-29 18:52:39
キンタ 様 こんばんは

沿海域戦闘艦ですが、米海軍の計画が3隻で60億ドルでしたか、確か非常に高く、イージス艦を遙かに凌駕していたように記憶します。

量産が進めば価格は低下するのかもしれませんが、量産が行われない可能性が濃厚で、余り高価格のものを装備しますと護衛艦隊の護衛艦能力を予算面でそぐ結果にもなりかねません。
専ら読む側 様 どうもです (はるな)
2012-05-29 18:56:05
専ら読む側 様 どうもです

実はかなり前からスウェーデンの沿岸砲兵の運用、現在は両用戦軍団ですが、興味がありまして、調べれば、有事の際にミサイル艇は沿岸砲兵部隊の防空網と沿岸防備ミサイルが形成する安全圏に入ってしまうようです。下手に航空攻撃を仕掛けようと沿岸に接近すれば地対空ミサイルで撃墜される。潜水艦で攻撃へ接近すれば機雷原に誘致される。しかし、安穏と射程外を航行していれば、ミサイル艇が出撃してきてミサイルを撃ってくる。
アルフォンス 様 こんばんは (はるな)
2012-05-29 18:59:52
アルフォンス 様 こんばんは

ご指摘の点ですが、それは戦時と平時の運用を区別しない場合の話です。平時においては哨戒任務を行う、有事においては潜伏する。敵は平時にこの付近にミサイル艇の行動を確認しているため、ミサイル艇を無力化しない限り航行の安全が約束されない。

ミサイル艇を探し、同時に潜水艦を探す、ふと、おや誰かやって来たようだ、、水平線とレーダーに目を凝らすと自衛艦隊隷下の部隊が任務を開始したことを示す光点輝点が一斉に向かってくる様子が見えた。

こんな用途が想定されます。
久我山のチ那ッピー 様 こんばんは (はるな)
2012-05-29 19:19:53
久我山のチ那ッピー 様 こんばんは

何度か指摘していますが、先島諸島の空港は有事の際、中国の短射程弾道弾射程圏内に入っていますので、ご指摘の用途としますとAV-8のような垂直離着陸が可能な機体でなければ不可能です。

しかし、監視船などに対する威嚇でしたら、普通のUAVでも可能と思いますがどうでしょうか。

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