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【京都幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌:京都-烏丸北大路,やはりおれの魚漢字知識はまちがっていた

2025-05-31 14:19:27 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 居酒屋でお魚を注文するときは教養を試されているようで。

 京都のこの季節のご馳走といえば、筍、旬に竹を冠して筍と読む、高校の漢字テストで書き間違える定番の一つ。あとは完璧を完壁と書くやつか、ばりばり行きたいところだけれども、美味しいものは少しでもいい。

 筍、この季節、確かに安くは無いのだけれども、筍の美味しいところをお通しで出してくれる居酒屋も多くて、今回もそれを目当てに北大路駅前の駅前酒場、ではないけれども、駅前の地下の居酒屋さんにちょっと寄る。

 角瓶をロックで。そう、最近驚くのは国産ウィスキーの高騰ぶり、ダルマがジャックダニエルとほとんど変わらない値段、ジャックダニエルがまだ200円ほど高いけれど、円安のこの時代、逆に際立つオールドの高さ。

 鰹、の隣の。反ると書いてハマチ、常用漢字ではない魚の漢字は教養が試される、鰯や鰤までは読めるけれども、情けないもので、品書きのどこのこれのそこ、と曖昧な表現で注文する、ぐじとか漢字だとどうなっただろうかと考えつつ。

 日本の食料費インフレは主食米の高騰から8%の大台に乗ってしまったという。欧米ではコロナ明けの人件費インフレが凄かったが日本は回避できた、がコメと円安のインフレがここに来て一気に加速した感じ。

 白身の魚は刺身では表現は味覚よりも歯ごたえ、だけれども口に含んだ瞬間の香りは確かに違いがある、その香りが味わいの違いを確たるものに。そんなところをウィスキーの強い酒精で愉しむというか嗜むというか。

 う巻きを肴に加えて。そう、角瓶をロックで立て続けに呑んでいますと、最初は穏やかなのだけれども急激に何かがやってくるので、だし巻きの優しさが、そう、肴には優しさが欲しくなるものなのですよね。

 鰻が仲よく収められていまして、お手頃なお財布との関係とともに、鰻をこっそり頂いているという罪悪感、まあ、こうやってWeblogで公開するとバレバレになりますが、晩酌の最初に美味しい鰻を、ちょっぴり。

 清酒を頂こう、度数は低いのだから。強い酒は欲望を満たし代わりに能力を奪い取る、シェークスピアはこういった、17世紀初頭だと英国の強い酒というとどんなのがあったのだろうか、今度調べてみよう。

 聚楽第、地酒というところ。実は地酒だと松竹梅が一番だと思う、清酒で一番すきなのは霧の榛名、だけれども基本京都で見たことが無い、高崎の。次点で伊丹の銘酒白雪、あとは大関とか、大衆酒のほうがすき。

 こんこんと注ぐとともに、もう口のほうは日本酒の甘みと滋味と、要するに醸造という醤油や糀系の味わいの親戚に待ち遠しいほどの期待感、そう醤油、う巻きには添えられた大根おろしにそろそろ醤油をたらりと垂らす。

 千鶴、ここは北大路駅前、目の前が北大路通、そんな北大路のなかの北大路というところで、ちょっとした寄り道を歓迎するように、千鶴さんは今日も通りに提灯と地下に暖簾を掲げて粋を用意して待っているのだ。

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