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京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【榛名備防録】J-15戦闘機P-3C哨戒機妨害飛行とMQ-28ゴーストバットロイヤルウイングマン無人僚機

2025-06-17 20:02:00 | 先端軍事テクノロジー
■戦闘機対処法
 中国戦闘機による哨戒機への異常接近飛行ですが放置しておきますと過去にJ-8戦闘機がEP-3偵察機に空中衝突した事例もあり危険です。

 無人機で対策を行う、MQ-28ゴーストバット無人機をもとに、バディ給油に対応する改良型を日豪共同開発する必要はないか、J-15戦闘機によるP-3C哨戒機への妨害飛行をうけ、その対策を考える際、思考練習の一案として挙げます。すくなくとも、相手に好き勝手される現状を放置しますと、逆効果です。

 逆効果というのは、挑発を放置するとその長髪が常態化するという。哨戒機は戦闘機で排除するという積極行動を執ることは必至です、相手が、戦闘機でしょう回帰を妨害することは損得勘定から回避するべきだとか、戦闘機の優位性を脅かす対応策が必要で、もちろんそれは、哨戒機にレーザー砲を搭載する様な他の方法でも対応はできるのでしょうが。

 現在早期警戒機などをミサイル攻撃から防護すべくミサイルを直接撃墜するシールドシステムのようなものを搭載することは、なにしろ防衛装備庁もレーザーを開発しているのですし、可能とは考えますが、安易に平時に使えないものは強い行動に対して無意味です、すると、無人機とともに連携して、追い払うという選択肢ニ収斂するのではないか。

 当たり前ですが、RQ-4グローバルホークなんかを護衛につけても意味はありませんし、MQ-9リーパーは武装できますが、J-15,つまりSu-27系統の戦闘機の機動性に追随することは出来ません、したがって、MQ-28のような機体を空中給油させながら随伴させるという、一つの選択肢を挙げてみました。

 バディ給油方式、もともとは戦闘機同士が簡易の空中給油装置を用いて給油するという、空母艦載機が戦闘空中哨戒を行う際に飛行時間を延ばすための苦肉の策として用いられるものですが、増槽型の給油装置を主翼の下に装備して、余り多くの燃料は搭載できませんが、着艦して給油するよりは遙かに効率的となる給油方式で滞空時間を延ばしています。

 MQ-28ゴーストバットは、ロイヤルウイングマン、無人僚機として開発されていた無人機で、F-35戦闘機やF/A-18E/F戦闘攻撃機に随伴し、例えば搭載兵装を増加させる、またはレーダーを相手に標定され位知を暴露する可能性から使いにくい索敵を代行する、最悪敵対行動を受けた場合には高価な戦闘機に代わって自分が犠牲になる。

 ゆえにMQ-28ゴーストバットは戦闘機に随伴できるような高度な機動力を持っている、はんめん、MQ-9リーパー無人機、シン・ゴジラで活躍したことが記憶に新しい、新しくはないか、無人機と比べると、MQ-9やRQ-4グローバルホークは滞空時間を延ばすためにグライダーのように長い主翼が共通する外見上の特色です。

 MQ-28はその真逆に位置づけられるような航空機で、滞空時間は有人機と同程度でしか在りません、しかしその分は高い機動性を持つ。機動性でJ-15に対抗できるというのは重要な点ですし、またP-1哨戒機と連携させるならば、相手が無理な機動を挑んで、結果勝手に無人機と衝突して墜落したとしても、P-1が同行して監視しているため。

 僚機という存在から、どちらがわが危険な飛行を行ったかは確実に記録することが可能です。一見荒唐無稽に思われるでしょうが、一昔であれば、空中巡洋艦構想ということでP-3C哨戒機へフェニックス空対空ミサイルを搭載し艦隊防空にあてるという構想が実際にありましたし、打つ手無しの放置よりは、一つの選択肢になるとおもうのですよね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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