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京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

北朝鮮航空機一八〇機を南北軍事境界線付近で飛行!韓国空軍戦闘機八〇機を展開させ対処-懸念されるその背景

2022-11-05 07:00:03 | 防衛・安全保障
■臨時情報-朝鮮半島情勢
 日本に対してこうした状況が奇襲的に突き付けられた場合にどこまで対応できるか、防衛力とも防衛費の問題が議論される最中に突き付けられた厳しい現実がありました。

 180機の北朝鮮軍機が南北軍事境界線付近に展開したため、韓国空軍は80機の戦闘機を緊急発進し展開させ対応した。韓国空軍は米韓合同軍事演習中ではありましたが80機の航空機を即応させたことについては驚かされたのです、日本も自衛隊統合演習中であれば可能かと考えたのですが、それ以上に北朝鮮が航空機180機を同意に飛ばした事に驚かされる。

 大規模航空作戦の遂行能力を示した点は先ず大きいです。戦闘機や偵察機や輸送機の他にヘリコプターや無人機を含んでいたのか、これは今後の発表と分析を待つほかありませんが、180機を同時に飛ばす事は戦域航空管制や飛行場の同時発着能力と整備能力というものと機種は当然異なりますので異機種運用もこれだけの数となれば非常に高い能力といえる。

 北朝鮮軍の航空機稼働率、これまでは気息奄々の状況が続いていましたので180機を同時に運用できる状態というものはどういった背景があるおはは非常に関心のわくところです、具体的にはどこから航空機の予備備品が供給されたのかという点で、突き詰めていえば北朝鮮はロシアへ弾薬を供給しているのではないかという疑惑、武器密輸という懸念です。

 ロシア軍はウクライナにおいて深刻な砲弾不足に直面しているため、大量の砲兵火力を有する北朝鮮から砲弾を調達しているとの疑惑が4月頃から指摘されていました、ロシア軍の弾薬備蓄は膨大ですが、ウクライナの戦場での弾薬消費はそれを上回り、且つ弾薬集積所がウクライナ軍の高精度な火砲の主要な攻撃目標となっているという事情がありました。

 信憑性は定かではありませんがCNNなどがアメリカ情報機関の分析として、北朝鮮はロシアへの砲弾供給を表だって行ってはいませんが、アフリカなどへの友好国を通じて迂回輸出を行っているという可能性は指摘されています。他方で、北朝鮮の航空機は稼働率が低く、その原因は部品不足と燃料不足に起因しています、そこで、ここ数カ月の変化、です。

 ロシアが弾薬に対してバーターとして航空機部品や燃料を、これは表だって供給するわけには行かないのですが、北朝鮮へ供給したのではないか、という懸念です。もちろん北朝鮮の航空部品国産能力がたかまった可能性も否定はしないのですが、それ以上に自然な論理で考え得るのはロシアから供給されたのではないか、という砲弾供給疑惑なのですね。

 流石に北朝鮮が冷戦時代に行ったような、義勇兵の派遣、つまりウクライナの最前線へロシアを支援する義勇兵として人民軍の航空部隊を派遣ということは中々考えにくいのですが、操縦士を北朝鮮が義勇兵として準備し、航空機はロシアが受け持つという方式であれば、北朝鮮のMiG-29戦闘機やSu-25攻撃機はロシア航空宇宙軍でも多数運用中なのです。

 弾道ミサイル連続発射実験についても、もちろん北朝鮮はミサイル能力を近代化するという意図は当然あるのでしょうが、これが逆にイランがロシアへ行っている可能性が非常に高い疑惑のように、北朝鮮はロシアへの弾道ミサイル輸出を念頭に実験を強化しているのではないか、という懸念です。もちろん、いずれも推測に基づく仮説ではあるのですがね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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