◆発表されていない部隊派遣も
先日コメント欄でも御指摘いただきましたが、防衛省発表に部隊名が挙がっていない部隊が派遣されているという情報、確認を採ってみると少なからずあるようです。
報道映像なんかを見ていても、車両や腕章等をみてみますと、この部隊も派遣されていたのか、と確認してみたところ、防衛省発表の部隊には含まれていない事があり、ううむ、全ての派遣部隊を防衛省発表の災害派遣情報に列挙していない事になるのか、と。可能ならば裏を採る事も必要なのですが、この状況で直接確認することはかえって邪魔になるでしょうし、記載漏れはご了承ください、としか。
それにしても、本日の時点でも派遣部隊規模は10万以上で推移していまして、派遣部隊を支える後方支援部隊を含めれば実質18万が今回の災害派遣任務に関与している、ともいわれています。今後の事を考えれば、陸上自衛官定数だけでも18万名規模に戻すよう、それこそ財務省が如何に反論しようとも政治主導という言葉が単なる自己陶酔の句でなかったことを政府には見せてほしいところ。
他方で、この規模の災害派遣を継続する、というのは当然不可能で、防衛省は予備自衛官の動員状況と、その計画をもう少し明確にするべきかな、と。こちらもコメント欄でお寄せいただいている内容なのですが、予備自衛官は年間5日の非常勤、そこに動員を掛ける訳ですから、今後の雇用労使関係等にも影響が及ばないような地位確約の緊急立法措置も必要になるでしょうし、政府は無理を強いている以上、やるべきことを行うべき、と考える次第。
HARUNA
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
ただ、気になっていることなのですがここ数日、日本の最高指揮官たる首相の顔が見えないのが気になります。最初の1週間は見えていたのですがここ数日・・・・。精神的にダウンしたんじゃないかな?
この時期ダウンは致命的だしな?政府はそれを隠しているんじゃないかと疑っています。
今回の事は、現在なお事態は進行中ですが、今後の防災政策と防衛政策に非常に大きな影響を及ぼす事となるでしょう。得意自衛隊の不足、削り過ぎた事が痛かった、次は確実にくる訳でして、このあたり今後の対応が重要でしょう。
首相ですが、さっき1930から何か言っていたようです。昨日は4分ほど官邸内の対策本部を訪れて激励したほか、夫人同伴で会議に出てはいるようですよ。
先ほど菅首相の会見を見ました。
どれも抽象的で何を仰りたいのかわからなかったですね。つまり聞くべきものが聞けなかった。
首相の口から聞きたかったのは、日本国は、このような対処をして今の危機を脱します。次にこれこれを実施して何年いないに東北を復旧し復興させます。
対策と今後の展望及び前向きな光とも言うべきプランを披歴すべきだったのではないかと思います。
首相ですが、成程、“いつも通り”でしたか・・・。
仰る通り、如何にして復興させるのか、世界が注目しているのですから、あまり失望させないように、強く思います。
どうせ素人政権なのですから、自民党のようなまともな政権では出来ないような、阪神大震災では見送られた個別住宅再建保障制度や財源地方分権による地方復興への国の支援、税制面などでの復興行革特区指定等、果敢に提案してはとうか、と。