北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

北大路機関 北方機動 第七師団攻略前日!

2006-05-31 18:18:00 | 旅行記

■北大路機関 北へ!

 一年ぶりの北海道展開!北大路機関北へ展開!

 北へ行こうランララン・・・・。しかし、目的の東千歳駐屯地祭は降水確率は実に70%。

Img_2885  ご承知の通り、東千歳駐屯地祭は豪雨に突風のオンパレード、周囲からカメラ損耗率も壊滅的打撃を受けたとの報を聞いており、幸いにして小生は撮影そのものに支障がでたが、故障には至らず今日に至る。まあ、画面に水滴が映ってしまったのは致し方ないと割り切るべきであろう。

 他方、豪雨により体調を崩した方々も多かったようだが、小生は幸いにして万全の準備を行った為に問題はなく、健康そのものである。今回は、小生が身を挺して準備した前日の取り組みを掲載したい。

■新千歳空港情報収集

 情報収集は孫子の言うように作戦計画立案の根底にあり、何よりも重要である。加えて、士気の根源は充分な栄養の摂取である。

Img_2682  情報を知るには、その土地の風土を充分に体感しなければならない。使命感でカラカラに緊張しながら、小生は千歳空港内のラーメン店に情報収集を第一の目的として入店した。

 千歳空港ターミナル内にはグルメ街があり、札幌や苫小牧、帯広や旭川という云わば第十一師団管区、第七師団管区、第五旅団管区、第二師団管区の風土を知るための不可欠な情報源として重宝できる。

Img_2680  とりあえず何を頼んだものか・・・。

 味噌ラーメンを注文した。バター入りやコーンも考えたが、コアコンピタンス、横道に逸れるのは厳禁である。

 注文が届くまでの間も、次は何にしようかな?空港内部の地図に目を走らせ情報収集に余念が無いのは当然だ、1830時頃の飛行機であるので、退路を確保するべく地理に精通していく必要があるからである。

Img_2681  麺の固さや液体の構成物を丹念に観察する。加水熱処理製法というものだろうか、なお、中には雌株が入っており、独特の食感を楽しむ事が出来た。

 なお、小生は右利きであるも、残念ながらカメラは右手以外使用できない一眼タイプ、従って左手に暫時持ち替え、写真を撮影した。単内には小生以外にも多くの客が居りフラッシュをたく事は出来ない、こうした撮影には高度の技量を必要とする。中々美味しく、価格は700円。しかし最初にラーメンは無かったかな?反省反省。

Img_2687  先ほどラーメンを待つ間に確認した経路を進むと寿司屋を偶然発見した。さて、日ロ間では現在北方領土問題という係争問題があり、シーレーン防衛を第一任務とする海上自衛隊ではあるが、旧海軍時代には漁業権保護も重要な任務であった。従って、海産物の現況を北方にて確かめる事も自衛隊を理解するうえで非常に重要な位置づけを有している。小生は使命感に燃えて、そのまま我が周辺海域の漁業権、海産物事情を確かめるべく歩いていると、『1870円を本日1000円』と。『なら行くしかないじゃないか(アスラン)』ということで勇んで足を進めた。

Img_2684  写真がイクラ丼。

 豊かな海産物がわが国の海洋国家である所以であり、こうした新鮮な海産物を空港にて気軽に味わえるのも日本が平和であることを忘れてはならない。こうしたことを考えつつ、小生はまずワサビを醤油に溶かした。重要な点は辛さを考えるという点で、全て溶かすと後で大惨事になることを忘れてはならない。まず、生姜を口に運び、口から雑感をとって後、口に運ぶ。

Img_2686  この新鮮さ!粒粒感が荒すぎず、また口の中で弾ける感触、そして広がる独特の香り!ううむ、美味い!

 こうして、手が震えるほどで若干写真がピンボケになってしまったがご容赦いただきたい。味にメリハリを出すべく、時折味噌汁を口に運ぶ。そして再びイクラ丼に舌鼓を打つ。この味、恐るべし!北海道に来て良かったという実感を感じる瞬間だ。

 こうして、完食した後、空港ターミナル内のホテルに向かった。

■千歳駅情報収集

 東千歳駐屯地までのバスはJR千歳駅より運行されている。しかし、不案内な土地柄、そして昨年度とバス停車場所が違えばそれは作戦失敗を意味する。小生は情報収集を行うべくJR北海道の車中の人となった。

Img_2693  JR北海道、どの程度の列車が運行されているのか、また千歳駅までの所要時間、料金を光学映像にて確認する。340円、所要時間は概ね9分。

 情報を収集した後、バス停の位置などを駅員さんに確認し、また実際に足を運んでみる、全ては体験する事によって身につくものだ!そして、更に駅施設周辺状況を確認し、一年ぶりの千歳市内の経済状況や地形変化の有無を確認するべく調査を開始である。

Img_2698  昨年利用した全日空ホテルの反対側にあるカメラ店や、核攻撃に備えてか地下に置かれ軍事関係の書籍が充実する文教堂書店を確認、そしてジンギスカン料理にて英気を養うべくアサヒビール園に向かった。

 何といっても明日の相手は機甲師団である、余程周到に士気を高揚させ、万全の状況で臨まなければ小生はその迫力に圧倒され、撮影もままならないこともありうる、食べる事も作戦の内である。

Img_2699  これで1029円!マトンは630円でおかわりでき、独特の形状をした鉄板(鍋なのかな?)をぐるり囲めば、士気高揚間違いなしである。

 偶然にも自衛隊員の団体がおり、彼らと同じものを食することで明日に備えるのだ。なんとなれ明日の相手は機甲師団、気を抜けば負けてしまう。確か、既にラーメンとかイクラ丼とか食べた気がしないでもないが、朝食と昼食と夕食と短時間にとったと考えればよい。モヤシを鉄板の周辺に納め、キャベツを囲み油の飛沫に対する準備をする。

Img_2700  いよいよマトンである!ジンギスカンは戦略予備であり、第七師団が北海道防衛の要衝であるように、ジンギスカン料理は北海道の味を堪能する上での要衝である!

 鉄板の上で肉が踊る!ビールジョッキが早く飲めと囃し立てる!わっしわっしと胃袋に収めるが早いか次の肉が焼けごろといわんばかりに油を爆ぜる!追加っジョッキでッ!肉更に一人前!砲弾の供給を受け猛射を加える特科部隊の如く矢継ぎ早に鉄板に装填し、戦車部隊が原野を駆けるが如く、目標を求め皿の上を箸は蹂躙する!

Img_2701  何分経ったか、しかし集中していた為、訓練展示のように早く感じた。明日に備えての準備は万全である。

 状・況・終・了!

 ふう、美味かった!小生、一晩でボトル一本空けることも幾度か有り、ジョッキなど幾ら空けようとほろ酔い程度、そのまま千歳駅へと足を進めた。

Img_2658  そういえば、飛行機の中で名古屋名物“てんむす”を食したのだった。いわゆる空弁である。そもそも空弁とは、飛行機の中で食べるものか、それともお土産に持って帰って自宅で食べるものなのか、はたまた空港のターミナル内で食すものなのか、果たしていつごろからあるのか、正確な定義や由来は残念ながら浅学にして不詳である。ご存知の方がいらしたら御教授願いたい。なお、お茶のペットボトルは離陸前に空け、万年筆を気圧変化から護るべくボトル内にいれた。

 以上のように、こうした厳しい現地準備・情報収集を行い、士気を高揚させたことで、ああした悪天候の中でも無事終了する事が出来た訳である。(単にグルメツアーになってしまいましたが、折角北海道に来たのでどうせなら、と思っていろいろ託けて食べ歩きしました

HARUNA

(本ブログの写真及び本文は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

■お詫びと訂正:第七師団隷下の駐屯地の名称や東千歳駐屯地の旧軍時代における使用など事実と異なる点がありました。お詫び申し上げます。

 CJ様 コミント人様 ご指摘ありがとうございました。

コメント (2)
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