北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

首都圏取材 短報

2005-11-04 14:19:11 | 北大路機関 広報
 10月31日から11月3日にかけ、公用(?)で首都圏に展開し、積極的に取材活動を展開した。今回は、この中で本ブログ掲載に差障りの無いものを掲載したい。
IMG_4180 京浜急行横須賀中央駅を下車し、数百㍍の距離にある三笠記念艦は、日露戦争における連合艦隊旗艦として黄海海戦、日本海海戦での殊勲艦であるが、同時に世界において唯一存在する前ドレットノート級主力艦で、荒廃期もあり船体以外は複製品が多いものの、第一級の歴史的価値を有する文化遺産である。
IMG_4279 また、横須賀市にはアメリカ海軍第七艦隊とその支援部隊、そして海上自衛隊の第一護衛隊群・横須賀地方隊・第一潜水隊群他の有力な部隊が配置されている。今回は基地外からの撮影となったが、眺望と天候に恵まれ良好な写真を撮影する事が出来た。なお、財泊艦艇は、日本が水上戦闘艦艇6隻、補給艦1隻、潜水艦5隻、米軍が水上戦闘艦艇2隻、揚陸指揮艦1隻であった。
IMG_4311 翌日は防衛庁へ取材に赴き、識者(防衛庁職員ではない)から在日米軍再編についてのお話を伺った。その際に、厚木基地の問題に触れ、首都圏にある有力な航空基地であり、陸上空母発着訓練に揺れる基地として、一度はみておくべきとの指摘を受けた事から、帰路市ヶ谷から厚木に向かうべく、小田急線に飛び乗った。
IMG_4353 海上自衛隊の基地広報の方も親切に電話で対応していただき、注意事項や撮影できるポイントなどを聞かせて頂いた。これには本当に感謝している。
 しかし、いうまでもなく、空母キティーホークは10月24日に横須賀を出港しており、艦載機も同時に厚木から洋上に展開していた事で、厚木基地にはF/A-18Eなどの艦載機は皆無で、海上自衛隊のP-3CやSH-60Kが飛行していただけであったが、住宅地にある航空基地であるとの実感は、横浜や東京からの距離で感じる事が出来た。
IMG_4396 翌日は、首都展開計画当初予定には無かったが、入間基地航空祭ということを教えてもらい、滞在日数を変更して航空祭に向かった。西武池袋駅から40分の好立地にあり、観衆は21万(2004年)を超えたという。
 入間基地には、C-1輸送機や総隊司令部飛行隊のT-4練習機という実動部隊のほか、中部航空方面隊司令部があり、中部日本の防空の重責を担う基地でもある。
IMG_4407 なお、入間基地の名物はC-1輸送機の編隊飛行であり、戦闘機による編隊飛行とは一味違った重厚な趣を見せていた。
 他にブルーインパルスの飛行展示も行われたが、ともかく、通勤列車にも引けを取らない大群衆のなかで押し合いへし合い、そして一部航空ファンのマナーの悪さが目立った航空祭という印象であった。
IMG_4710 なお、天候は曇りと晴れの変則的なものであった。
 しかし、首都圏展開を総括するならば、主目的・副目的を概ね達成する事が出来た。なお、米軍再編に関する連載記事は、各方面との確認の結果、Web上への掲載は妥当ではないとの結論に至り、少なくとも掲載は大学への提出後となることをお知らせしておきたい。
IMG_4639 こんかいは、三笠記念艦・横須賀基地・厚木基地・入間基地の短報を行ったが、近く詳報も掲載する予定である。お楽しみに!

 HARUNA

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする