榛名さんの総監部グルメ日誌
祇園祭に乾杯という話題で今夜はひとつ。

祇園祭、前祭り山鉾巡行とともに神幸祭が始まるのですが、この神輿のお参りは四条御旅所で後祭り山鉾巡行まで鎮座していますので、そのお参りも含めて祇園祭というところでしょう。合間に真面目な一仕事しまして。

串八、夕方に再度、山鉾巡行が終わりましたらば速やかにその山鉾は来年の祇園祭まで解体されますので、その様子を逆宵山、と勝手に四では叱られそうですが、眺めましたその先にちょっと美味しいモノを頂こう、と。

レモンチューハイからでしょう、先ずは。暑かったかといわれますと、いやいや土砂降りだったので体力を奪われたものです、よく風邪を引かなかったものだなあと感慨深く一杯やりながら考えてしまうのですね。

宵山でゲリラ豪雨というのも勘弁願いたい、宵山以外なら手近な店に飛び込んで、雨上がる、映画のタイトルみたいな状況まで一献たしなむのですけれど、宵山は人が多すぎて、35万人の雨宿り場所がないのです。

季節の串揚げは、鱧と舌平目と、ヤングコーンにオクラとミズナスと五本盛りとなっていまして、春夏秋冬、季節ごとの移ろいは、たとえば春はイチゴ大福の串揚げなど、そのときどきの旬のものを揚げてくれる。

揚げ物は目の前で粉を振って、その様子が動きに無駄が無く、カウンターに座っていると食材が料理へと変わってゆく調理の過程がよくみえるものですから、文庫本片手に、ちびちびやりながら待つというのも中々たのし。

おにぎりはちりめん山椒、香辛料のちょっと利いた刺激と、甘辛い海苔ともどもの食感が、そう、コメたべてるんだなあ、という実感というか満足感というか、おにぎり、いろいろある種類から厳選してひとつふたつ。

焼き鳥五本もりは、ピーマンの肉詰め、これ、孤独のグルメドラマ一期第一話で生ピーマンのつくね詰めが出てきましたが、生は抵抗在るものの、しかし肉詰めへの抵抗はなくなったなあ、実際これおいしい。

祇園祭、山鉾巡行は例年の熱波に、曳き手は大丈夫か、と言うことを安穏と考えていましたが、この数年は熱波もあるのですけれど、それ以上に梅雨明け後の線状降水帯、梅雨前線よりもやっかいな雨量のほうが問題で。

京都の梅雨明けはけっこうはやかったのでしたが、しかし西日本豪雨筆頭に線状降水帯が梅雨前線に変わって出現して局所豪雨を引き起こすものですから、今年は線状降水帯ではないが、完全に豪雨に引っかかった。

熱燗、いやいや、あれだけ降ったら涼めるとおもうのは京都の恐ろしさを知らない方でして、そう、熱は水冷だけでは抜けない、猛烈な蒸し暑さ、蒸されてしまうような危険な蒸し暑さがやってくる、夕暮れ時でも。

トリカワとシロ、このシロというのはホルモン焼きのシロではなく、ここではやきとりのみを示すのですけれども、これが物足りなかったので注文します。熱々が小皿で五月雨式にやってくるのをふうふう冷まし。

後祭り山鉾巡行、さてどうなるかなあ、もちろん重要なのは、行けるか行けないか、仕事の調整なのだけれども、それとともにそう、梅雨明けなのにあんな豪雨がまた来るのかなあ、というちょっとした心配も愉しみに。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
祇園祭に乾杯という話題で今夜はひとつ。

祇園祭、前祭り山鉾巡行とともに神幸祭が始まるのですが、この神輿のお参りは四条御旅所で後祭り山鉾巡行まで鎮座していますので、そのお参りも含めて祇園祭というところでしょう。合間に真面目な一仕事しまして。

串八、夕方に再度、山鉾巡行が終わりましたらば速やかにその山鉾は来年の祇園祭まで解体されますので、その様子を逆宵山、と勝手に四では叱られそうですが、眺めましたその先にちょっと美味しいモノを頂こう、と。

レモンチューハイからでしょう、先ずは。暑かったかといわれますと、いやいや土砂降りだったので体力を奪われたものです、よく風邪を引かなかったものだなあと感慨深く一杯やりながら考えてしまうのですね。

宵山でゲリラ豪雨というのも勘弁願いたい、宵山以外なら手近な店に飛び込んで、雨上がる、映画のタイトルみたいな状況まで一献たしなむのですけれど、宵山は人が多すぎて、35万人の雨宿り場所がないのです。

季節の串揚げは、鱧と舌平目と、ヤングコーンにオクラとミズナスと五本盛りとなっていまして、春夏秋冬、季節ごとの移ろいは、たとえば春はイチゴ大福の串揚げなど、そのときどきの旬のものを揚げてくれる。

揚げ物は目の前で粉を振って、その様子が動きに無駄が無く、カウンターに座っていると食材が料理へと変わってゆく調理の過程がよくみえるものですから、文庫本片手に、ちびちびやりながら待つというのも中々たのし。

おにぎりはちりめん山椒、香辛料のちょっと利いた刺激と、甘辛い海苔ともどもの食感が、そう、コメたべてるんだなあ、という実感というか満足感というか、おにぎり、いろいろある種類から厳選してひとつふたつ。

焼き鳥五本もりは、ピーマンの肉詰め、これ、孤独のグルメドラマ一期第一話で生ピーマンのつくね詰めが出てきましたが、生は抵抗在るものの、しかし肉詰めへの抵抗はなくなったなあ、実際これおいしい。

祇園祭、山鉾巡行は例年の熱波に、曳き手は大丈夫か、と言うことを安穏と考えていましたが、この数年は熱波もあるのですけれど、それ以上に梅雨明け後の線状降水帯、梅雨前線よりもやっかいな雨量のほうが問題で。

京都の梅雨明けはけっこうはやかったのでしたが、しかし西日本豪雨筆頭に線状降水帯が梅雨前線に変わって出現して局所豪雨を引き起こすものですから、今年は線状降水帯ではないが、完全に豪雨に引っかかった。

熱燗、いやいや、あれだけ降ったら涼めるとおもうのは京都の恐ろしさを知らない方でして、そう、熱は水冷だけでは抜けない、猛烈な蒸し暑さ、蒸されてしまうような危険な蒸し暑さがやってくる、夕暮れ時でも。

トリカワとシロ、このシロというのはホルモン焼きのシロではなく、ここではやきとりのみを示すのですけれども、これが物足りなかったので注文します。熱々が小皿で五月雨式にやってくるのをふうふう冷まし。

後祭り山鉾巡行、さてどうなるかなあ、もちろん重要なのは、行けるか行けないか、仕事の調整なのだけれども、それとともにそう、梅雨明けなのにあんな豪雨がまた来るのかなあ、というちょっとした心配も愉しみに。
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