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『物語のはじまり』は、松村由利子さん(かりん)の初のエッセイ集。
2007年1月10日、中央公論新社発行。
定価1800円+税。
この本の装画は木内達朗さん。
「短歌でつづる日常」という副題の通り、
「働く」「食べる」「恋する」「ともに暮らす」「住まう」「産む」「育てる」
「見る」「老いる」「病む、別れる」の10のテーマに沿って、
さまざまな歌人の短歌作品を引用しつつ、松村由利子さん自身の思うあれこれが、
明快な文章でつづられている。
あとがきに、「この本は、日々の生活を短歌で点描するという、いっぷう変わった試みである。」とあり、
まさにそのような内容の一冊で、
どのテーマから読み始めてもいいという点でも読みやすく、
たとえ暗いテーマであっても、読後感はなにかしら清々しいものが残るという不思議な本だ。
もし書店にあればぜひ手にとって、松村さんの思いに触れてみていただきたいと思う。
*
この本の「育てる」というテーマの中に、春畑の第二歌集『きつね日和』から一首引用していただきました。
・王様になりたき子供ばかり増え日本さびしき王様の国 (春畑 茜)
2007年1月10日、中央公論新社発行。
定価1800円+税。
この本の装画は木内達朗さん。
「短歌でつづる日常」という副題の通り、
「働く」「食べる」「恋する」「ともに暮らす」「住まう」「産む」「育てる」
「見る」「老いる」「病む、別れる」の10のテーマに沿って、
さまざまな歌人の短歌作品を引用しつつ、松村由利子さん自身の思うあれこれが、
明快な文章でつづられている。
あとがきに、「この本は、日々の生活を短歌で点描するという、いっぷう変わった試みである。」とあり、
まさにそのような内容の一冊で、
どのテーマから読み始めてもいいという点でも読みやすく、
たとえ暗いテーマであっても、読後感はなにかしら清々しいものが残るという不思議な本だ。
もし書店にあればぜひ手にとって、松村さんの思いに触れてみていただきたいと思う。
*
この本の「育てる」というテーマの中に、春畑の第二歌集『きつね日和』から一首引用していただきました。
・王様になりたき子供ばかり増え日本さびしき王様の国 (春畑 茜)
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いわゆる名歌鑑賞でないので、物足りなく思われる方もいるかも……と心配でしたが、ほっとしました。
こちらこそ作品を引用していただき、ありがたく
思っています。
普段短歌を作ったり読んだりすることのない方にも
おすすめできる一冊だと思いました。
よい本をありがとうございました。
はじめまして。
トラックバック、ありがとうございます(ぺこり)。
松村さんの『物語のはじまり』について、書かれたブログの記事をまとめてリンク集を作りましたので、トラックバックさせていただきます。春畑さんの、この記事を紹介させていただきました。
『物語のはじまり』についてのリンク集に加えてくださって、ありがとうございます。
失礼しました(ぺこり)。