アールグレイ日和

春畑 茜(短歌人+里俳句会)のつれづれ。
降っても晴れても、そこにサッカーはある。

さくらさくらひとりの死後を咲くばかり

2013年03月26日 19時03分32秒 | 短歌あれこれ
ここ数日、名古屋城周辺にも桜が咲きだして、
走りながら思わず見上げてしまうことがある。
満開の日が待ち遠しいようで、でも
まだずっと花咲く日を眺めていたいような気もする。


今年の桜を眺めていると、
もうこの世にいなくなってしまった関西の歌の先輩方を
ひとりひとり思い出す。
今から思えばまだ若かったあのころ。
歌に関して私にはよくわからないことが多かったのに。
知らないことがたくさんありすぎたのに。
皆やさしく接してくださった。

生きるということは、生き残ることなんだなあと、このごろ
そんなふうに思う。



*
(けふの即詠/三月二十六日)


風つよくつよく吹き来る昼つ方いま何のため走れるわれか (春畑 茜)