アールグレイ日和

春畑 茜(短歌人+里俳句会)のつれづれ。
降っても晴れても、そこにサッカーはある。

慣れてしまうことが怖ろしい

2006年01月30日 14時03分14秒 | 短歌あれこれ
ジュビロの新ユニフォームの衝撃から、はや一週間。
あれほど違和感を感じていたスポンサー名のロゴ(漢字四文字)も
ピークを過ぎてしまえば、徐々に見慣れてしまい、
「ま、しゃーないやんなあ(スポンサー名だし)・・・」と思ってしまう自分が、
このごろとても怖い。



ニュースを見れば、ライブドアとホリエモンと株価の話がほとんどで、
その影でひっそりとイラクへ派遣された陸自の部隊のこととか、
相変わらず「誰がちゃんと責任をとるのか」よくわからない耐震強度偽装問題とか、
それぞれに多額の税金が使われていることについて、思ったりする。
すでに「格差社会」という言葉がひんぱんに登場するようになり、
昨夜の「人物ライブ・スタメン」(フジTV)では「下流くん」という言葉も。
「下流くん」の定義は「年収が年齢×10以下」という。
中にはいじめ→引き篭もりの年月を経て、出版社でバイトをし、つつましく暮らしている若者もいた。
「下流くん」という言葉は、江戸時代の下級武士みたいなイメージとも少し違うが、
「下流くん」がいるということは、「上流くん」もいるのだろう。
このように国民が上と下に極端に分離してしまう構造は果たしてどうなのだろうか、と思ったりする。
上と下を支える中間の部分が(あえてサッカーで言えば中盤だろうか)希薄になることに、なにかしら危ういものを感じる。

ともあれ私は、自分自身がこのような世の中にだんだん慣れてしまうことが一番怖ろしい、と思う。
当初かなり違和感を抱いていた「萌え~」という言葉にも、このごろは耳が(目が)慣れてきてしまっている。
私はこれでいいのか、考えてしまう。


喉の炎症がひどく、ここ数日声が枯れて出ない。
この一月は体調がよくならないままだった。


*

(けふの即詠)

・地のうへに眠るコアラの名の〈アオイ〉一月三十日記事に覚えぬ

・樹に眠るはずのコアラが地に眠る そは改革か異変か知らず  (春畑 茜)


   
     (本日のネタ元は1月30日中日新聞朝刊27面掲載、東山動物園のコアラの記事)


ジュビロ磐田の新ユニフォーム

2006年01月23日 16時30分33秒 | サッカー関連
ジュビロ磐田の新ユニフォームが発表されました。



かなりヤバイです(汗)。
どーみてもダサすぎます。
はるはたの美学では、99%アウト。

あのユニを今季カレンや船谷や成岡が着るんですか。
ま、若い衆はいいとして、
名波とか服部とかゴンちゃんとか・・・ちょっと酷じゃないですか。
想像したくないというか、もはや想像する力が出ないというか。
もし、あの美形の福西くんが着ていてもカッコ悪かったら、やっぱアウトでしょ。
今季新ユニが一番似合いそうなのは、太田くんかなぁ(<ごめん!)。

連戦連勝すればユニフォームなんて強そうに見えるんでしょうが、
がっ、しかし・・・(以下言葉が出ません)。


*
(さ、今日は機嫌直しにバシバシ座布団投げるわよっ)


永遠につづく。

タマちゃん名古屋に来る

2006年01月22日 16時07分35秒 | サッカー関連
と、言っても、アザラシのタマチャンではありませんが。

ジーコジャパンで起用されて以来、
彗星のごとく(<月並みな比喩だがね)スターになってしまった玉田くん(FW)が、
柏レイソルから完全移籍で名古屋G8入りすることが決まり、
たしかその入団会見が今日(22日)行われる(た)はずです。

ひさびさに代表レベルの若い選手が(名古屋に)来るがねー、しかもかわいいがねーと、
もうその話で、わが赤鯱家は沸・・・(以下面倒くさいので省略)。
そんな「ナゴヤ景気」な話、ジュビロサポの私にされましても答えようがありま・・・(せん)。
完全移籍でしかもまだ契約期間が残っていたと聞きますし、
移籍金、どれほどかかったんでしょうねえ。
タマチャンを呼ぶのに、億単位の金が動いたことは推測できます。
問題は何億だったのか、そのあたりが気に(以下自粛)。

それで、早速今年のトヨタ車のCMにまたタマチャンが登場しそうな予感がします(<でも、柏の時から出てるんだってば)。
いや、ひさびさにCM起用できそうな選手が名古屋にきたがねーって感じですか。
それでW杯が終ると、「海外に行きたい」と、のたまうわけですね。
ま、タマチャンがW杯に出場するかどうかは、今現在のところビミョーですが。


*
さてさて、しかしこの名古屋のタマチャン、とても笑顔が愛らしいので、
どうぞみなさま瑞穂スタジアム(もしくはアウェー会場等)に見学にいらしてください。
くれぐれもホタテ貝は投げないように、お願いしますm(_ _)m

    ↑意味がわからない方はどうぞ『滴滴集』(小池光第六歌集)133頁をご参照ください。






「里」2月号の締め切り日

2006年01月20日 11時43分42秒 | 俳句
今日は俳句同人誌「里」2月号の締め切り日。
昨日はっと思い出して、それから考えて、まだ3句。
箱根駅伝でいうところの、まだ平塚あたりですかね。
いまだ往路も終っていないという・・・(泣)。

とりあえず7句出せば、足りるのですが、
どうしてもサッカーネタで作ろうとするこの根性が間違っているんでしょうか。

今日の名古屋は夕方ごろから「雪」の予報が。
また「サッカー+雪だるま」ネタを使ってしまいそうな自分がなさけなかとです。



・雪だるまけふ無失点無反則  (春畑 茜/「里」1月号)




(座布団は思う存分投げてやってください)・・・m(_ _)m

うつくしいものを

2006年01月18日 13時50分05秒 | 短歌あれこれ
今年は歌いたいテーマがいくつかあって、
その展開についてあれこれ考える。

この眼に見えてくる、或いは聞えてくる「うつくしいもの」(<ごく一般の華やかな美、ではない)の、
そのうつくしさの本質のようなものを捉えて、如何に描き上げることができるか、ということを思う。
眼に見えてくるものが現実だとは限らない。

(そういえば、サッカーにもうつくしいプレーがありますねえ・・・)

それとは別に、少々調べながら書きたいこともいくつか。
ただ、今年はもう体力がもたないかもしれない。
急がねば、と思う。


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昨日のねじまき句会の席で、Mさん(男性)が、
椿の落花したものがだんだん土に還ってゆく色合いのうつくしさ(<それは決して派手とか地味とかいうレベルのものではなくて)について話しておられて、その話にいたく共感を覚えた。
そういうものを見つめる時間を、そして歌に重ねてゆくことを、たいせつにしたいと思った。


 (お詫び:12月と1月のねじまき句会「ヒロシ大賞」は後日まとめて書きます)



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(けふの即詠)

・七曜の半ばひととき鉢土に菫はひとつ影を敷きたり (春畑 茜)