「短歌人」9月号(23ページ~)に掲載されている西王燦さんの作品について少しだけ触れたいと思う。
「恋愛小説家、名古屋へ」8首。タイトルから想像するに、恋愛小説家なる人物(作中主体)が名古屋を訪れた時の歌だろうか。
作品中に取り入れられている名古屋弁が、ネイティブ(地元民)ではない感じで、ややぎこちないのはおそらく設定上の所以だろう。
・炎天に名古屋城見えやや冷えた海老ふりゃーなるものを食ひをり (西王燦)
これは一連の1首目の歌。名古屋を代表するものが三十一文字にぎゅっと凝縮されたかのような一首。
「炎天」・・・名古屋の夏の暑さはハンパじゃない。日本中のどこよりも炎天という言葉が似合うだろう。
「名古屋城」・・・今年の春から3ヶ月ぐらいは「名古屋城博」のため、屋根に金鯱不在という異様にさびしい姿であった。やはり名古屋城の屋根には金鯱がいなくては。作中主体は高層階にあるレストランにいるのだろう。
「海老ふりゃー」・・・キタ━━(゜∀゜)━━━ !!! エビフライ(泣)。
別に大阪で食べたって東京で食べたって名古屋で食べたって、エビフライはエビフライなんですが・・・。でもあたたかくないエビフライは美味しいのか、夏だからかまわないのか、冷めたではなく「冷えた」というあたり、微妙に謎だ。
(つづきはまた後日書きます)
「恋愛小説家、名古屋へ」8首。タイトルから想像するに、恋愛小説家なる人物(作中主体)が名古屋を訪れた時の歌だろうか。
作品中に取り入れられている名古屋弁が、ネイティブ(地元民)ではない感じで、ややぎこちないのはおそらく設定上の所以だろう。
・炎天に名古屋城見えやや冷えた海老ふりゃーなるものを食ひをり (西王燦)
これは一連の1首目の歌。名古屋を代表するものが三十一文字にぎゅっと凝縮されたかのような一首。
「炎天」・・・名古屋の夏の暑さはハンパじゃない。日本中のどこよりも炎天という言葉が似合うだろう。
「名古屋城」・・・今年の春から3ヶ月ぐらいは「名古屋城博」のため、屋根に金鯱不在という異様にさびしい姿であった。やはり名古屋城の屋根には金鯱がいなくては。作中主体は高層階にあるレストランにいるのだろう。
「海老ふりゃー」・・・キタ━━(゜∀゜)━━━ !!! エビフライ(泣)。
別に大阪で食べたって東京で食べたって名古屋で食べたって、エビフライはエビフライなんですが・・・。でもあたたかくないエビフライは美味しいのか、夏だからかまわないのか、冷めたではなく「冷えた」というあたり、微妙に謎だ。
(つづきはまた後日書きます)