ここ数日、名古屋城周辺にも桜が咲きだして、
走りながら思わず見上げてしまうことがある。
満開の日が待ち遠しいようで、でも
まだずっと花咲く日を眺めていたいような気もする。
今年の桜を眺めていると、
もうこの世にいなくなってしまった関西の歌の先輩方を
ひとりひとり思い出す。
今から思えばまだ若かったあのころ。
歌に関して私にはよくわからないことが多かったのに。
知らないことがたくさんありすぎたのに。
皆やさしく接してくださった。
生きるということは、生き残ることなんだなあと、このごろ
そんなふうに思う。
*
(けふの即詠/三月二十六日)
風つよくつよく吹き来る昼つ方いま何のため走れるわれか (春畑 茜)
走りながら思わず見上げてしまうことがある。
満開の日が待ち遠しいようで、でも
まだずっと花咲く日を眺めていたいような気もする。
今年の桜を眺めていると、
もうこの世にいなくなってしまった関西の歌の先輩方を
ひとりひとり思い出す。
今から思えばまだ若かったあのころ。
歌に関して私にはよくわからないことが多かったのに。
知らないことがたくさんありすぎたのに。
皆やさしく接してくださった。
生きるということは、生き残ることなんだなあと、このごろ
そんなふうに思う。
*
(けふの即詠/三月二十六日)
風つよくつよく吹き来る昼つ方いま何のため走れるわれか (春畑 茜)