W杯アジア地区最終予選がまもなく始まる。
2002年W杯(日韓共催)からもうそんなに月日が流れたのか、と思う。2006年大会はドイツで開催される。以前西ドイツ大会があったが、東西ドイツ統合後ははじめての開催になる。
最終予選での日本の対戦相手は、北朝鮮、イラン、バーレーン。
すべて勝たなければいけないとは言わないが、ひとつでも落とすと、あとがなくなる。特に初戦の北朝鮮戦はホーム(埼玉スタジアム)なので、ここで1勝しておくことが重要。北朝鮮代表チームはあまり情報がないのだが、現在Jリーグでプレーしている選手もいる。サイド攻撃でガンガン攻められると(日本の両サイドは守備にかなり難ありなので)、苦しい戦いになるかもしれない。
2002年のW杯の時は日本も開催国だったせいか、マスコミをはじめ国内さまざまな場所で、サッカーの話題があふれていた。しかしいざ終ってしまえば、俄かサッカーファンもあっという間に消えていった。少し変わったことといえば、子供のサッカー教室やクラブが俄然増えたこと。うちの近くのグランドでも時々子供たちが練習しているのを見かける。Jリーグが放送されているせいもあってか、プロのフェイントの真似らしきものも見かける。さすがにあの「ピクシー・ターン」(<ストイコビッチ選手の切り返しはそう呼ばれていた)をして見せる子供にはまだ会ったことが無い。もしいるなら、会ってみたいものだ。
サッカーにはゴールデン・エイジ(黄金年齢と訳すのもヘンなのだが)があるという。つまりその年齢(たしか10歳~13歳ぐらいだったか)にちゃんと基本的な技術を習得できたかどうかが、将来のプレーの質にかかわってくるというようなこと。早くから始めたからいいというものでもなく、しかし遅すぎてもだめなのだという。
こういう基本的な技術の習得というのはたいせつなことだと思う。一見地味な練習でも、それがいつか応用できるようになり、さらにその上へステップアップしてゆく。よほどの天才でもないかぎり、基礎練習もしないまま、いきなり応用できるほど甘いものはないのではないか。サッカーにかぎらず、さまざまな分野にいえることかもしれない。