アールグレイ日和

春畑 茜(短歌人+里俳句会)のつれづれ。
降っても晴れても、そこにサッカーはある。

続×3・はるはたが斬るっ!(「風林火山」編)

2007年09月29日 08時55分55秒 | つれづれ
昨夜はちょうど運良く
UEFA・CL(チャンピオンズ・リーグ)の
「ACミランvsベンフィカ」の再放送を見ました。

ルイ・コスタって現在ベンフィカ(ポルトガル)にいるんですね。
なつかしかったです。
昔フィオレンティーナにいたころのルイ・コスタを思い出し(<古いよ!)
しみじみとしてしまいました。

が、わたくし、ミラン贔屓ですから
ネスタ、ピルロ、カカ、F・インザーギ・・・を見て
うっとりとテレビに魂を奪われておりました(<あぶねえな)。





*
さて、今日は大河ドラマ「風林火山」について。
ほぼ毎回見ておりますが、
原作の井上靖『風林火山』にはない話や登場人物があまりにも多すぎて、
原作のよさがほとんど消えてしまっている気がします。
勘助が越後の長尾景虎に囚われて・・・なんて話は原作のどこにもありません。
そもそも長尾景虎の背景については、原作ではふれられておりません。


今年の大河ドラマ「風林火山」は、
原作をつらぬくテーマの本流の流れに対して、
支川のような話をわんさと盛り込みすぎる傾向にあり、
肝心の本流がなおざりにされていると思うのであります。



特に目立った(原作にない)のが、
平蔵とヒサ。
美瑠姫(<小山田の寝首をかいて自害しました)。
勘助の妻ミツ(<最初のほうで、身ごもったまま殺されました)。
鬼美濃(原氏)の娘リツ。

・・・ほかにもおりますが、あげたらきりがありませんので。
ぱっと思いついたものをあげてみると、女性の登場人物がやたらと目立ちます。
女優を大河ドラマにたくさん使うための策でしょうか。


せめて最終回ぐらいは、原作どおりに終わっていただきたいものです。

ドラマのオープニングのテーマ曲と映像は、とてもすきなんですがね。




勘助役の内野さんは、ドラマ「蝉しぐれ」(<藤沢周平原作)のほうが
ずっと似合っていたような気もします。
せっかくの男前が、あの勘助の役柄では台無しですもんね。
(仕方ありまぬが・・・)



*
ところで、甲斐といえば、ヴァンフォーレ甲府(<強引だな)。
先日vsサンフレッチェ広島戦のホームゲームを見ていたら、
バックスタンドに

「風林活火山」

の横断幕がありました。
「活」(<勝つ)が、ど真ん中、ですね(笑)。



と、いうわけで、今日はJリーグ、明日もJリーグ。
あ、欧州はどうだったかしら(悩)。



名古屋、先ほどから雨が降ってまいりました。
今日は13時より名古屋G8vs柏レイソル戦だそうです(於:瑞穂)。

荒れそうな予感が・・・。
(この話題、フェードアウト)



続×2・はるはたが斬るっ!(短歌編)

2007年09月28日 19時23分20秒 | 短歌あれこれ
みなさん、こんにちは(こんばんは)。
今日は大河ドラマ「風林火山」を斬りっ!
の予定にございましたが、
ちょいと予定を変更してお送りします。
おゆるしくだされ(ぺこり)。


*
ついに昨夜から、わが家のテレビもめでたく

「セリエAやCLもJ1&J2も映るっ!
サッカーがめっちゃおもろいテレビ♪」

に、変身いたしました。
これも日々強烈にアピールを重ねた、わたくしの努力あってのこと。
(↑事情はちょっと違いますが)

ま、ほんとうのところは、
このところ特集がめっきり面白くないと思われる
短歌総合雑誌「○○」と「○○○○」の
年間購読継続を打ち切ることにしたのですよ。
両方やめたら1年間で「24335円」家計費が浮くということで。
それをごっそりサッカー視聴料に使っちゃうのも何だが。


*

それで、
「○○」の10月号は「孫をどう詠むか」。
「○○○○」の10月号は「現代の相聞」。

執筆陣は豪華揃い踏みにございましたが、
・・・正直なところ、その特集の見出しを見ただけで、
ずるずるーっと、はるはた選手、
最終ラインまで引いちゃいけない試合で
引いちゃったってわけですよ(<意味がわからない方はスルーしてください)。




*
ほぼ同じ頃に「短歌現代」の10月号が届いて、
阿木津英さんの「現代短歌ゼミナール(五)」を読んで、こうべを垂れ、
大辻隆弘さんの歌壇時評を読んで、更にこうべを垂れ、
「31チャンネル」を読んで、五体投地。

・・・・・。


とりあえず、リフティングの練習からやり直しだな!>はるはた。
(↑意味が通じない方はどうぞスルーしてやってください)





続・はるはたが斬るっ!

2007年09月27日 10時55分27秒 | サッカー関連
本日もバッサリ!といかせていただきますm(_ _)m


と、本題に入る前に、ちょいとジュビロの公式サイトで
先日のガンバ戦でのガンバサポの一部の方のカナシイ行為のことが
掲載されておりましたので、
ここにURLを貼り付けておきます↓
「ジュビロ磐田公式サイト」

「うちの守護神(<ヨシカツさんですよ)に
試合中に水をかけた、と?
なっ! なんてことしてくれるんだよっ!(怒)!」



(↑またもや、はるはたくん、ゴジラ化した模様です。
ピピーッ!
あぶないので半径3メートル以内に近づかないように願います)




*
さて本題。
9月5日(水曜日)、いつも中日新聞朝刊が挟まっているはずの
我が家のドアに、なぜか中日新聞を奥へ押し込む形で
「朝日新聞朝刊」が挟まれておりました。
たまたまこの日だけ間違えて配達したのか、
後日の購読勧誘のためかは存じませぬが、その物音で
目覚めてしまったはるはたは、睡眠不足で不機嫌の極み。
目覚めたからには、読もうやないかとばかり、
その朝日新聞をひらいたのでございます。


スポーツ欄にサッカーの記事が微塵もありません
(・・・これが朝日新聞というものか・・・ふむ)。

ところが、13版「声・主張」欄の「私の視点」というところに
長い文章が顔写真つきで掲載されていました。
聖マリアンナ医科大学長の青木治人(あおき・はるひと)さんが
お書きにございました。
タイトルは「医療とドーピング 医師個人の判断がすべてか」。
この青木さん、【日本サッカー協会スポーツ医学委員長】という
お立場にもあらしゃいます。
で、例の川崎フロンターレのFW我那覇(がなは)選手を
ドーピング違反で「クロ ×」と決め付けたのが
この方だったというわけにございます。
それで我那覇選手はその後長きの試合出場停止処分となり、
むろん日本代表メンバーからも外され、
その当時の活躍から一転、悲運の選手となりました。
(現在は出場停止も明け、試合に出場してはおりますが・・・)


この朝刊掲載の青木さんの文章は、
「一医療人として、また医師を教育する立場の人間として」
書かれたもののようですが、
この文章掲載の数日前に、この一件に関する
FIFA(国際サッカー連盟)による決定が下され、
「我那覇選手はシロ ○」というものにございました。
それで「クロ ×」としたご自身の立場かプライドか何かが
揺らいだので、このような文章掲載に至ったのかどうかは
わかりませぬが、こんなに堂々と掲載されているからには、
はるはた、サッカーを熱く愛するものとして、
見過ごすわけにはまいりません。


はるはた、思うに
サッカー選手には「ふたつのいのち」があるはずです。
ひとつは人間という一生命体としてのいのち。
もうひとつはサッカー選手としての「選手生命」です。


一医療人であり、また、サッカー協会のスポーツ医学委員長であるならば、
この「ふたつのいのち」を守ることこそが
本当のお役目にはございませぬか。

そして、今回の一件について、それでもその医療行為が
駄目というのであれば、
我那覇選手個人に制裁を課すのではなく、
川崎フロンターレのチームドクター(<どなたかは存じ上げませぬが)に
処分が下されるのが、正道というものにございませぬか。





*
朝日新聞がうちに届いたのはその日だけにございました。
これも何かの因縁にございましょうか。
川崎フロンターレに対して格別な思いいれも何もありませぬが、
あの一件以来、以前のかがやきが損なわれてしまったような
我那覇選手を思うと、ちょいと言葉が見つからない、
暗い気持ちになってしまうのであります。


我那覇、がんばれっ。


*

・・・と、いうわけで次回の「続×2・はるはたが斬るっ!」は
今年のNHK大河ドラマ「風林火山」の予定にございます。
斬るために毎回辛抱して見て居ったのじゃ(怒!)。


またもゴジラ化しそうな勢いですので、
本日の日記はここまで(笑)。



*
画像はうちの出目金(♀)です。
2月に弥富で買ってきたときは「小さくて黒くて暗いやつ」だったのに
木曽川の水(<名古屋市の水道はそうです)と、
駿河のあら塩と、「きんとと」という名の餌のおかげ(?)か、
全身黄金になりました。
体長約10センチまで育ちました。
画像はやや赤っぽく見えるかもしれませんが、金色です。








はるはたが斬るっ!

2007年09月26日 21時17分09秒 | サッカー関連


タイトル通り、本日はサッカーに関して
ばっさりと斬らせていただきます(御免っ!)。



まずは1つ目。
これは数日たっても怒りがおさまらないので
ここにつるし上げる次第ですが、
去る23日(日曜日)の
ジュビロ磐田vsガンバ大阪戦(於:ヤマハスタジアム)で、
主審の

「あのムラカミさん」
(↑すでに我が家では大ブレイク中・・・って意味が違うんだが)

が、ジュビロ選手に黄札乱発。
われらがジュビロのMFマルキーニョス・パラナ選手は
スローインをする時にさして時間を使わなかったのに
遅延行為ととられて
バン!と2枚目のイエローカードを出され、
あわれ退場処分になったのでございます。
それだけではなく、われらがマコトさん(田中誠、DF)に
ガンバのジジクレイじゃなくてシジクレイ選手が
ひどい当たり方をしまして、マコトさんが倒れてそれっきり
試合に出られなくなったのを
「あのムラカミ主審」はスルーいたしました。

【てめえ、ガンバには怖くって黄札赤札が出せないのかよっ!!!】

もうはるはた、怒りの限界を超えてゴジラ化してしまい、
寸でのところでうちのテレビを壊してしまうところにございました。
うちのテレビが薄型液晶テレビじゃなくて、幸いにございました。

ほかにもJリーグの審判には問題な方々が多いのですが、
昨年のW杯ドイツ大会で採用されていたような、審判がつける
小さなマイクを、どうしてJリーグは採用しないのでございましょうか。
今季プレミアリーグでもセリエAでもちゃんと採用されております。
Jリーグでも絶対に採用すべし!
Jリーグの現在のチェアマン(トップ)は
鹿島アントラーズの関係者だそうですが、
Jリーグの集客数を上げたかったら、ちゃんと
ジャッジできる審判を育ててくださいっ!





*
さて、2つ目、いかせていただきます。
本日9月26日(水曜日)の中日新聞夕刊(<ローカルだな)に
「サッカージャーナリスト」の大住良之さんの連載
「サッカーの話をしよう」という文章が掲載されておりました。
はるはた、毎回この連載をたのしみにしておりましたが、
本日の文章には、ちょいとゴジラ化(怒!)してしまいました。

(↑家が壊れちゃうので、ほどほどにしてね・・・byちび鯱)
(↑体調わるいって言ってたのに元気じゃないの・・・by赤鯱君)

記事を勝手にここには転載できないので、
詳しいことは書けませんが、
なぜはるはたがゴジラ化しているのかというと、
「サッカージャーナリスト」を名乗る方の文章としては
今回あまりにも「フェアじゃない」からであります。
かなり批判的に、サッカー協会の川渕会長の名前は出しているのに、
肝心の「次の試合に勝てなければ(反町)監督解任」の記事を掲載したとかいう
スポーツ紙の名前は出ていません。
もちろんその記事を書いた記者の名前もありません。
おまけに文章の出だしに10年前のW杯予選の途中で
かつて加茂周監督が任期途中で更迭されたことを(後続は岡田監督)、
当時のサッカー協会首脳に対して批判的に書いているのですが、
それならば、その当時の加茂監督更迭に関わったとかいう
サッカー協会の首脳陣の名前も出さなくては、
フェアではないのではないか、と思うわけであります。
私とて反町監督を次の試合(アウェー)で解任なんてことは
望んでおりません。
しかし、不振のFW○山君(FC東京)をずっと
代表召集していることにはひどく疑問を感じます。
(ここ2試合ほど○山君はスタメン落ちしておりますが)

サッカー協会の会長職は
会社でいえばトップなわけで、
五輪代表監督なんぞはせいぜい部長級の立場ぐらいに
思うのでありますが、
サッカー協会の会長のコメントらしきもの(<出処をはっきりさせてほしい)に
「見苦しい“外野”の愚行」
という見出しをつけられた今回の大住良之さんの文章は、
サッカージャーナリストとしてどうなのか、
大変残念に思うのであります。


*
と、いうわけで3つ目を書こうと思ったら長くなりすぎたので、
本日はこれにてお開きにございます。




いや、この情熱が短歌と家事に向かえばいいのだが、
いいのだが、
いいのだが・・・(フェードアウト)。






I don’t know

2007年09月23日 08時39分00秒 | サッカー関連
昨日はJリーグ第26節の6試合があった。
今日(23日)残り3試合がある。
スカパーは多チャンネルで全試合生中継があるが、
試合開始時間がかぶると、どの試合を見るか、選ぶのに苦心する。
昨日は
13時~大分トリニータvs横浜FCを見、
16時~ヴィッセル神戸vs名古屋グランパスを見、
18時半~ヴァンフォーレ甲府vsサンフレッチェ広島を30分だけ見、
19時~横浜Fマリノスvs浦和レッズを見た。

暑い(熱い)条件下の試合が多かった。
が、こういうときにこそ、チーム全体の運動量、組織力、
それから選手個々の心技の強さがものを言う。

昨日の名古屋グランパスは、はなはだ動かず、敗れた。
以前「反町JAPAN御三家」として取り上げた本田圭佑がその典型。
この名古屋地区だけかもしれないが、マスコミ等では彼を
あの小倉隆史が呼ばれていた「レフティー・モンスター(左利きの怪物)」と
まつりあげている。

四中工~名古屋時代の小倉(オグ)はほんとうにいい選手だった。
相手DFを背負う場面でも、反転してゴールへ切り込む姿勢があった。

そのオグの「レフティー・モンスター」の称を、
ただ単に左利きというだけで、プレースタイルも随分違う
本田圭佑に簡単に与えてしまってよいものか、
私はマスコミのセンスに異を唱えたい。
(そもそも小倉はFW、本田はMFである)。

確かに前節のvs鹿島戦において、本田は2ゴールと活躍した。
五輪代表でも持ち前の正確なFKを武器に戦っている。
このごろでは名古屋地区を中心にTVCM等にも登場する。
それだけ人気が高いということかもしれないが、
人気が高まれば高まるほど、本田が動かなくなっている?と
思うのは私だけであろうか。
90分間の運動量が少ない。味方と連動する動きが少ない。
守備がお話にならない、ほか云々。
もちろんほかの名古屋の選手も、昨日は誰一人ほめられない動きであった。
(・・・こんなに書いたら赤鯱君にお叱りを受けそうなので
この話題、今日はここで強制終了・・・)。



スカパーでは試合後、その試合の解説者が直接マイクを持って
両チームの監督にインタビューするところも生放送する。
(これがめっぽう面白い)。
昨日の神戸vs名古屋の試合の後には、まず名古屋の
フェルフォーセン監督(<オランダの人である、60歳)が
通訳と一緒に現れて、インタビューに答えていた。
フェルフォーセン監督は英語で淡々と語る。
それをまたグランパスの通訳の方が淡々と日本語に訳す。
難しいことは言わないが、面白みも欠ける。
イビチャ・オシムのように通訳が泣き出すほどの勢いで
選手達に雷を落とすことはないのではないか、と思わせるほど
大敗後も冷静沈着である。

“I don’t know”

昨日5-0と大敗した名古屋の指揮官
フェルフォーセンの口から淡々と漏れたこの言葉を、
みなさんならばどのように訳すだろうか。

「私にはわかりません」
「そんなことは知らぬ」
「俺は知らん!」
「選手達がなぜ動かなかったのか、わたしに聞くな」

・・・・・。







昨夜の横浜Fマリノスvs浦和レッズは、
久々にN○○BS1での中継を見た。
アナウンサーもいまいちだったが、
解説の○村○司さんも黙りこくってしまった時間が
何度かあった。
試合に見入ってしまって、解説者としてのおのれの仕事を
忘れてしまったのだろうか。
ま、いつものことだが。
・・・と、見ていたら、その○司さんがいきなり
「レッズに点が入りそうな予感がする」というようなことを言い出した。
その直後、ポンテの鮮やかなアシストから
永井雄一郎の値千金のゴールが生まれた。
○司さん、嗅覚だけは確かなようだ。
マリノスの危機(ほんの一時の守備のゆるみ)を感じたのだろう。
○司さんは元、日産~マリノスの10番を背負った男である。



しかし、解説者としては、スカパーのほうがいろいろな面子がいて面白い。
川勝良一さんの解説はわかりやすいし、丁寧だし、面白い。
この三点において川勝さんを超えられる解説者は、今のところ
いないんじゃないかと私は思う。

ま、好みの問題でもある。


さて、今日は2位ガンバ大阪を相手に、わがジュビロが何点失点するか、
気分は「三方ヶ原の戦」に挑む家康方のような私である(<何よ、それ!)。
であるからして、ここで今日の日記をそろそろ終えなければならない。
ここ一週間分の気力体力を、対ガンバ戦で消費するからである。

ジュビロ磐田選手諸君の健闘を祈る。



おまえら、勝てよっ!