『食の一句』（櫂未知子・著）

櫂未知子さんが本を送ってくださった（感謝！）。

・『食の一句』（櫂未知子・著）ふらんす堂発行１８００円。

実はこの本、初版発行年月日が２００５年７月１日。
つまり明日。
できたてほやほや（感激）。

３６５日入門シリーズ①として出されたもので、１年３６５日の一日ごとに
食べ物にまつわる俳句１句が引用され、櫂未知子さんの文章が添えられている。
櫂未知子さんの文章はとてもすっきりしていて読み心地がいい。


たとえば２月２２日に引用されている句は、

・杉折ににじむ春の日卵焼　　長谷川櫂

そしてこの句に添えられている櫂未知子さんの文章がまた味わい深い（あえてここに転載はしない）。
ほんとうに美味しそう。

ちなみに今日６月３０日には、

・食ひ物の名は限りなしつゆの雨　　石川桂郎

またこの句に添えられている櫂未知子さんの文章が、泣けるのだ。


できれば多くの人にこの本を手にとっていただけたらと思うので、櫂未知子さんの文章はここに載せないでおく。
俳句を作ろうとする人たちだけでなく、歌を志していて普段俳句にあまりなじみのない人たちにも是非読んでほしい本だと思う。

明日（７月１日）のページにはいなり寿司の句が載っている。
ああ、いなり寿司だー。しかも百個だー・・・（＜あとは本書をご覧ください）。
とにかく句も文章も美味しそうな一冊。

そしてコンフェデ杯は終わった。

コンフェデ杯決勝のブラジルｖｓアルゼンチンをテレビ観戦。
スコア４－１でブラジルが優勝。
１点目のアドリアーノのゴールがあっさり早い時間に決まったために
アルゼンチンのほうは攻めがかってしまい、その後２点目～４点目まで
もうどうしようもない形で失っていった感じだった。
アルゼンチンはサヴィオラの出場停止がひびいたとも思う。

それにしてもブラジルはすごかった。
アドリアーノの１点目の迫力といい、
２点目のカカ、３点目のロナウジーニョのゴールの上手さといい、
何度リプレイで見てもうっとりとしてしまう。
ロナウジーニョやカカは２００１年のＷユースに出場した選手だ。

決勝戦の対戦カードがブラジルｖｓアルゼンチンであったせいか、
ボールも人の動きもさすがに速かった。
こんなレベルの試合を見た後で、すぐにＪリーグの試合を見るのはつらいかもしれない・・・（ためいき）。
そのＪリーグは今週末（２日・土）から再開される。
７月２日にはＷユースの決勝（アルゼンチンｖｓナイジェリア）もある。

長かった「サッカー集中月間」も今週末で終わる。
世界の一流のプレーを堪能でき、なんとも贅沢な日々だった。

６月２８日。

今日は父の誕生日。いよいよ８０歳になった。
あとで電話でも、と思う。

*
短歌人の小池光さんも今日が誕生日。たしか５８歳になられたはず。蟹座である。


・中年のこころあやしくきのふけふ単３電池が微妙に太し

・だまされて蟹がもらひし柿のたねビールのつまみにわがかじりをり

　　 （角川「短歌」７月号　「青葉の中へ」３２首より）


２首目の歌には、「さるかに合戦」の蟹と蟹座の蟹が微妙にかかっているような気がしなくもない。

Musical Baton

短歌人の高澤志帆さんからMusical Batonが回ってきました。

■ 質問
・Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)

　　パソコン内に音楽をとりこむ知識も習慣もありません(^^;


・Song playing right now (今聞いている曲)

　　PAT METHENY「ABOVE THE TREETOPS」


・The last CD I bought (最後に買ったCD)

　　BILL EVANS TORIO 「EXPLORATIONS」（＜だったかな？）


・Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me (よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)

　　①「rainbow seeker」（JOE SAMPLE）
　　②「NANCY」（JOHN COLTRANE）
　　③「Living in the Country」（George Winston）
　　④「ART OF SURVIVAL」（Ivans Lins）
　　⑤「WALTZ FOR DEBBY」（BILL EVANS TRIO）


・Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す5人)

　　伊波虎英さん、武田ますみさん、鈴木貴彰さん、村本希理子さん、西村一人さん
　　　（でももうすでにバトンが回ってる方もいるかも・・・）

ブラジルの逆襲

コンフェデ杯の決勝はブラジルｖｓアルゼンチンが激突することになった。
決勝戦は２９日（水）深夜、生中継される予定。
先日Ｗ杯の南米予選で対戦した際、３－１でアルゼンチンが勝利しただけに
ブラジルのリベンジなるか、もう考えるだけでわくわくする。
本気のブラジルやアルゼンチンが見られるのも、うれしいではないか。
最後までカカ（ＡＣミラン）が見られるのも、さりげなくうれしい。

それにしても、ドイツ（コンフェデ杯開催地）やオランダ（Ｗユース開催地）と日本との時差が、きびしく感じられる。昼寝をしても解消されないのが辛い。このままでは来年のＷ杯ドイツ大会が思いやられてしまうというものだ。いっそ現地観戦すればいいのだろうけれど、来年は歌集を出す予定なのでお金はそれで消える・・・（嗚呼）。真剣にトトでも・・・（＜でも毎試合ジュビロが勝つほうを絶対に選ぶからなあ）。うーん。

昼間、サッカーの再放送があってうれしいスカパーなのだが、困ったことにテレビが１台しかないのに毎日三歳児の「アンパンマンとその仲間たち」の襲撃に遭遇し、いいところでサッカー観戦を中断する羽目に。しかし来年には入園するはずなので、ドイツ大会の頃には問題は解消されるはずだ（＜そうであってくれ）。

スカパーの「コンフェデにュース」という番組、どんどん辛口になって、先週は粕谷さんとセルジオ越後さんがばっさりと日本代表やＵ－２０代表のことを語っていた。
もっと言って言って！・・・と、コメントを聞きながら耳がうっとりしてしまった（＜あぶねえー）。
コンフェデのブラジル戦、日本の多くのマスコミでは善戦とか信じられないくらい甘かったけれど、ブラジルが本気を出していた時間があの９０分のうちの何％ぐらいあったか、考えてみれば寒い話だ。だいたい日本の４バックのうちまともに守備ができるのが（真ん中の）２人しかいないって、どうよ（怒）。
ま、中盤の守備＆攻撃は小野がケガから復帰すればミツヲくんが抜けるはずなので、今日のところはスルー。

そのミツヲくんにあのラツィオ（セリエＡ）からオファーが来ているらしい。行けばいいんだよ、それでちゃんと中盤の選手は攻守にがんばらないとダメだってわかって、「動くミツヲ」くんになってください。ジーコが監督である限り、ミツヲくんは日本代表メンバーに入るだろうから、セリエＡで変貌してくれることを祈る。

Ｕ－２０代表については、もういいや（＜投げやり）。プロで生活やら人生やらがかかっている選手と大学生やってる選手との差は明らかだった。国見高校のころには華々しかった平山や兵藤が、進路としてＪリーグではなく大学進学を選んだことで失ったものは小さくなかった。そう思わざるをえなかった大会だった。