アールグレイ日和

春畑 茜(短歌人+里俳句会)のつれづれ。
降っても晴れても、そこにサッカーはある。

金しゃちが地上に

2005年03月02日 20時22分14秒 | つれづれ
明日(3日)、名古屋城の金の鯱が21年ぶりに地上に降ろされる。

23日(水)には「金シャチお披露目ツアー」というのがあるらしい(笑)。
名古屋市内各区のお披露目場所を移動する予定だが、
残念ながらうちの近くは通らないようだ(泣)。

☆メモ:「新世紀・名古屋城博」会期は3月19日~6月19日。場所は名古屋城。


金曜日からナゴヤドームではオープン戦(ドラvs楽天)がはじまる。
(楽天に負けるなー)

土曜日にはJリーグ開幕。
微熱があるのになぜか元気なのはモチベーションが高まっているせいかも。
開幕直前はいつもわくわくする。


「題詠マラソン2005」投稿歌(006~022)

2005年03月02日 14時52分20秒 | 短歌あれこれ
「題詠マラソン2005」投稿歌17首(春畑 茜)。


006:時
午前九時。赤きポストの前に立つわが頭見下ろしいたり鴉は


007:発見
『毎日が発見』という雑誌ありそこ過ぎて置く古紙のひと束


008:鞄
鞄より「かばん」取り出す手は見えて地下鉄名城線のゆうぐれ


009:眠
眠りよりふたたび眠るまでの間を時にゆめみるごとくあゆめる


010:線路
みずからを遠く去りゆく終電のひびきさびしく線路は聞くも


011:都
或る夜はゾンビ・フジワラちゃんを乗せ都営地下鉄走る走るよ


012:メガホン
メガホンは水色がよく春の日のわが昂りにてのひらを打つ


013:焦
焦げ目つくまでをじりじり待ちながらグリルの鯵は泪目を見す


014:主義
あかねさす昼の机上の『滴滴集』主義一語ありやなしやとめくる


015:友
友好のために上野を出でゆけぬパンダ真昼を笹食むばかり


016:たそがれ
さくら花あわれ定家の身めぐりにしらしら降(くだ)る遠きたそがれ


017:陸
海の上(へ)にわずかあらわれいる陸(くが)を魚釣島と呼ぶが聞こゆる


018:教室
教室に物理教師を待ちながら黒板消しを扉は挟む


019:アラビア
アラビアの千夜を語る書をひらくつゆじもの秋かぎろいの春


020:楽
近鉄が消えて楽天生(あ)れし日の去年(こぞ)にしてまた秋のさびしさ


021:うたた寝
うたた寝の夢よりさめしけざむさや畳にまるくわが影は坐す


022:弓
梓弓はるの路上の弦の音にすこしはずるる声をかなしむ